2024/6/5、福岡ソフトバンクホークス三軍対北九州下関フェニックスの交流試合が行われました。
結果は2-1でフェニックスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
サルディ
サルディ投手は5回2失点の投球でした。
全54球の内、ストライク41ボール13。
印象としては「テンポが良い」です。
普通に投げているのを見ていると、まだ18歳ということを忘れてしまいます。
それぐらい現時点で完成度が高い投手です。
若い投手はコントロールよりもとにかく速い球を投げたいとなってしまう傾向がありますが、サルディ投手にはそれがありません。
相手打者がバントで揺さぶりをかけてきても、毎球同じように投げてました。
4回にはヒット2本と死球があり2失点を許しましたが、そのヒットは投げ切った上で打たれたものです。
変化球の割合は少なかったですが、カーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な球種を操っていました。
スタイルはこのままで、平均球速を上げていけばそのまま一軍の先発としてやっていけます。
藤田淳平
藤田淳平投手は2回無失点の投球でした。
全29球の内、ストライク18ボール11。
印象としては「順調」です。
時折、スライダーが甘く入る場面がありましたが、それ以外の球種はうまく操れていました。
スライダーに自信がありゾーン内で勝負できるということで、あえて甘いコースに投げ込んでいた可能性はあります。
前回登板の四軍戦が怪我から復帰後の実戦初登板ということを考えると、今回2回投げれたのは順調なステップを踏んでいると言えます。
四球で崩れるような投手ではないので、今後は先発として実戦を積むことになるだろうと思います。
今年二軍で大活躍中の前田純投手と同じ24歳の投手で、周りの三軍四軍投手と比べ年齢的に若くは無いので、来年までには台頭しなければなりません。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク11ボール4。
印象としては「落ち着いた投球」です。
先頭打者に初球のストレートを打たれ、そこからバタバタするかと思いきや何も焦りませんでした。
次の打者には大きな軌道を描くカーブスライダー系の変化球を打たせて、注文通りの二ゴロ併殺。
その次の打者には高めに浮いた変化球を捉えられるも、最後の打者には低めに投げ切り空振り三振。
もう少しストレートで押せるようになればさらに楽な投球ができると思いますが、ストレートが走らない時でも抑える術を持っているということで私は今回の投球をプラスに捉えたいです。
もちろん二軍・一軍に上がるためには大学時代に投げていたような150キロ台の速球が必要です。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/5時点)
桑原秀侍選手が4打数2安打1盗塁の活躍。
前日の本塁打に続いてのアピールとなりました。
内外野守れて、走れて、長打力があって、右打ちで、投手もできる。
さらにまだ22歳と若い。
投手はもうやっていませんが、12球団も見渡してもなかなかこんな選手いません。
ダイヤモンドの原石なのは間違いないので、この調子でどんどんアピールしてもらいたいです。
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