2024/6/4、福岡ソフトバンクホークスvs中日ドラゴンズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-2でホークスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては6月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
どちらが勝ってもおかしくない一戦でした。
そんな試合展開であれば、最後は本拠地のチームが地の利を活かして勝つ流れになるのが普通です。
ただ、ホークスがそうさせませんでした。
- 4回裏、有原航平投手がピンチを最少失点で切り抜けた
- 7回表、勝負所で清水達也投手のワイルドピッチで同点
- 9回表、マルティネス投手が途中出場の緒方理貢選手に何気ない四球
他にもポイントはたくさんありますが、要所でホークス選手の勝負強さとドラゴンズ選手の小さなミスが出ていたのは確かです。
6/5の先発はホークスが大関投手、ドラゴンズが小笠原投手。
好投手同士の対決でまた投手戦が繰り広げられる事になると思います。
ホークス打線は左投手との相性が悪いので、大関投手がどれだけ踏ん張れるかが鍵になります。
投手
有原航平
有原航平投手は6回2失点の投球でした。
全84球の内、ストライク57ボール27。
印象としては「セパの違い」です。
6回で84球ならば、有原投手はまだまだ投げられます。
ただ、2対1で負けてる状況で、7回表は先頭打者が有原投手ということで、点を取りにいくためにやむを得ず交代ということになりました。
有原投手の今回のターニングポイントは4回裏。
先頭の岡林選手には、追い込んでからの外角のチェンジアップにうまく合わされセンター前ヒット。
次の福永選手の打席でエンドランを仕掛けられ、本来はセカンドゴロの打球が廣瀨選手の逆を突き無死一三塁のピンチ。
ここで細川選手に甘く入ったフォークを捉えられ、同点に追いつかれるとともに無死二三塁。
この押せ押せムードが漂う状況で許した失点は犠牲フライによる1点のみで、有原投手は試合を壊しませんでした。
1試合を通して甘く入る球が多く、本来の調子ではなかったのは確かですがそれでも試合を壊さない。
さすがエースです。
又吉克樹
又吉克樹投手は0.2回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク4ボール2。
印象としては「良い当たりを打たれた」です。
先頭のディカーソン選手の打球はセカンド廣瀨選手のスライディングキャッチで見事にアウト。
次の山本選手には強い当たりを打たれたもののライトの正面に飛び2死。
加藤選手にもライトに強い当たりを打たれて三塁打。
ここで交代です。
加藤選手の打球はライトが中村選手ではなく守備範囲の広い選手であれば取っていたと思います。
ただ右打者にライトへ強い当たりを2本打たれているというのは事実です。
又吉投手はストレートが常時150キロを超えるようなパワーピッチャーではないので、インコースの意識をより徹底する必要があります。
長谷川威展
長谷川威展投手は0.1回無失点の投球でした。
全4球の内、ストライク3ボール1。
印象としては「制球を間違えない」です。
味方が同点に追いついた直後で、2死三塁のピンチ。
打者は代打大島洋平選手。
この試合のポイントの1つであることに間違いありません。
試合展開からして1点も2点も同じなので、長谷川投手はゾーン勝負と言うよりはコースを意識した投球を繰り広げました。
ストライクを取りにいっていない中でギリギリのコースに投げ切り、最後も外角のストレートで見逃し三振。
さすが現在チーム最多勝投手です。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク9ボール8。
印象としては「押し引きが絶妙」です。
岡林選手に四球を与えたものの、ゼロで抑えることが出来ました。
走者を出したところで福永選手にはゾーン勝負、この試合3安打の細川選手にはコースを意識した投球といったように打者によって投球スタイルを変えていました。
とにかくストライクを取ることに必死で、打者との勝負になっていなかった以前の杉山投手とは大違いです。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク14ボール5。
印象としては「プロ初セーブ」です。
オスナ投手がベンチから外れていたということで9回は松本投手が務めました。
6/2の試合では9回に投げたヘルナンデス投手が同点本塁打を許していたということもあり、少し心配しながら見守っていましたが心配は無かったようです。
中田選手、ディカーソン選手といった本塁打のある打者に対して、本塁打が出にくい厳しいコースに投げ続けアウトを積み重ねました。
野手
ホークス選手の6月一軍打撃成績がこちら。(2024/6/4時点)
1番柳町達選手が4打数3安打。
2番今宮健太選手が5打数3安打。
この1,2番の出塁がチームに活気を与えました。
8番廣瀨隆太選手はプロ初ヒット。
守備では良いところが存分に出ているので、これから打撃でもアピールといきたいところです。
途中出場の緒方理貢選手は9回表に四球からの盗塁で勝ち越しをアシスト。
難攻不落のマルティネス投手から1点をもぎ取れたのは、栗原陵矢選手の力だけではありません。
コメント