2024/6/2、福岡ソフトバンクホークス三軍対徳島インディゴソックスの交流試合が行われました。
結果は5-2でインディゴソックスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
スチュワート
スチュワート投手は3.1回2失点の投球でした。
全51球の内、ストライク35ボール16。
印象としては「球速抑えめ」です。
調整登板ということでスチュワート投手本来の150キロ台中盤のストレートはありませんでした。
ただ、少し出力を落としているとはいえ150キロぐらいは出ています。
その球を力負けせずに振り切れるインディゴソックス打線。
非常にレベルが高いです。
クイックに難があるスチュワート投手と、スローイングに難がある嶺井捕手。
塁に出してしまったら走られ放題でした。
初回、3回にはセンター佐藤航太選手が広い守備範囲を活かしたランニングキャッチ。
初回にはサード伊藤大将選手がボテボテの当たりをランニングスロー。
バックの守備にも助けられながらの2失点なので、一軍で先発を任されている投手の内容ではありません。
二軍三軍四軍の投手には、こういう投球をしても一軍に上がれるとは思わないでほしいです。
風間球打
風間球打投手は2.2回無失点の投球でした。
全57球の内、ストライク29ボール28。
印象としては「四球とは付き合っていかなければならない」です。
風間投手は昨季まで四球で崩れる場面が多々あったので、四球を減らす方向で進めていくべきではないかと思っていました。
ただ、それは間違いだったようです。
「四球を出して走者を溜めても、ゼロで抑えたら問題ない。」
それぐらいの意識で今は投げてる気がします。
真ん中に投げてヒットを打たれるのと、コースを狙って四球を与える。
どちらも同じ出塁ですが、四球には長打がありません。
その1本で試合が決まる可能性が高い中継ぎ投手としては、ヒットよりも四球という考えの方が良い気がします。
また、四球をどれだけ出してもゼロで抑えればいい投手に共通していることは「奪三振率が高いこと」。
風間投手は今回の奪った8個のアウトの内、4つを三振で奪いました。
この調子で三振に拘った投球を今後も見せてもらいたいです。
ハモンド
ハモンド投手は1回2失点の投球でした。
全26球の内、ストライク13ボール13。
印象としては「高めのストレートで空振りが取れない」です。
スチュワート投手、風間投手といった150キロの球を投げる投手の後に登板したので、少々難しい登板となりました。
今回のストレートのスピードは140キロ近辺。
高めに投げたとしてもそこまで効果を発揮しませんでした。
ただ、2失点はあったものの、打たれたヒット2本はどちらも内野安打で、ベースカバーに誰も入っていないことと、一塁手の手前で打球が大きくバウンドしたことが原因でした。
重盗もありましたし、不運な形での2失点です。
星野恒太朗
星野恒太朗投手は2回1失点の投球でした。
全60球の内、ストライク26ボール34。
印象としては「真ん中には極力投げない」です。
風間投手を更に進化(退化)させたような投球で、2回で四球を6個も記録しました。
真ん中に投げるのは初球にカウントを取るカーブぐらい。
それ以外は全てコースに制球しようとする姿勢が見て取れました。
四球をどれだけ出しても、四球を出すことを怖がらないメンタルが素晴らしいです。
コントロールを向上させて、四球の数を減らしていけたらと思います。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/2時点)
今月から三軍四軍も月別の成績をまとめることにしてみました。
ちょっと今回の試合では、インディゴソックス投手陣の球の強さに押されて結果を残す選手は少なかったです。
強いて挙げるなら西尾歩真選手が放ったライトオーバーの二塁打ぐらいでしょうか。
先ほども述べたように、佐藤航太選手と伊藤大将選手の守備は素晴らしかったです。
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