2024/6/1、福岡ソフトバンクホークス三軍対徳島インディゴソックスの交流試合が行われました。
結果は10-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
加藤洸稀
加藤洸稀投手は6回1失点の投球でした。
全84球の内、ストライク44ボール40。
印象としては「制球抜群」です。
4四球も出しているのにどこが制球抜群なんだと思われるかもしれません。
ストライク率も低いです。
ただ、今回の私が考える制球の意味は少し違います。
四球を与えない制球力ではなく、長打を許さない制球力です。
先発というより中継ぎのイメージです。
5回角井選手に高めのストレートをレフトオーバーの三塁打にされましたが、打たれた長打はその1本だけ。
長打を打たれないと失点は当然少なくなります。
加藤投手のストレートは130キロ台なので、大きなカーブやチェンジアップで緩急をつけた投球をする必要があります。
今回はそれができていました。
ただストライクに入れるのではなく、真ん中のコースを避けながらの投球です。
真ん中に投げないからこそ、たまに真ん中にいってしまった時に効果的に働いたりもしました。
次回登板では長打を許さない部分は継続し、さらに四球も少ない投球が出来たら最高です。
山崎琢磨
山崎琢磨投手は3回1失点の投球でした。
全39球の内、ストライク25ボール14。
印象としては「後味の悪い登板」です。
加藤投手よりも山崎投手の方が先発みたいな投球で、どんどん甘いコースのストライクゾーンで勝負していました。
左で130キロ台のストレートを投げる加藤投手から、右で140キロ台中盤から後半のストレートを投げる山崎投手へのスイッチなので7回は甘めでも捉えられない場面が続きました。
そして、8回はしっかりコースに投げ切る完璧な投球。
9回も同じように投げ切るかと思いきや、加藤選手に対して2ボールとなったところでカウントを取りにいった真ん中のストレートを弾き返されセンター前ヒット。
この打球をセンターの重松選手が飛び込んで取りにいった結果後逸し、単打ではなく三塁打になりました。
塩﨑選手と寺岡選手にも真ん中のストレートを捉えられ3連続ヒット。
次の角井選手に対する2球目の変化球はストライクのように見えましたが判定はボールで、その後も低めのコースに投げ続けるも結果的に四球。
最後は併殺で抑えたものの後味の悪い登板となりました。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
徳島インディゴソックスの投手は150キロを投げられる投手が非常に多くレベルはかなり高いです。
そんな投手達から、力負けせずに10得点を取れたというのは自信になると思います。
誰が目立ったというよりも、それぞれが速い球に対してしっかり対応できていた印象です。
代打で登場した山下恭吾選手の左中間への二塁打は、これまでに見たことがない打球の質でした。
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