2024/5/22、福岡ソフトバンクホークス三軍対高知ファイティングドッグスの交流試合が行われました。
結果は7-3でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
赤羽蓮
赤羽蓮投手は5回2失点の投球でした。
全73球の内、ストライク48ボール25。
印象としては「良い回と悪い回の差が激しい」です。
2回は8球、3回は7球、5回は10球。
少ない球数で簡単に抑えていました。
ただ、1回は22球、4回は26球。
この落差をどうにかしたいです。
1回に球数が多くなったのは、先発投手特有の立ち上がりの難しさから来るものでしょう。
有原航平投手でも苦手にしているのでそこはあまり気にしなくても良いとは思います。
4回に関しては普通に球が真ん中に集まっていました。
球の強さは間違いないので、これから隙を少しずつ少なくしてもらいたいです。
岡植純平
岡植純平投手は1回1失点の投球でした。
全14球の内、ストライク12ボール2。
印象としては「ボークが無ければ」です。
先頭打者の斗夢選手にカウントを取りにいった真ん中のストレートをセンター前に運ばれるも、次の坂口選手は高めのストレートで空振り三振。
この直後に岡植投手にボークがあり進塁。
嶋村選手をサードフライに打ち取るものの、長嶋選手にはその前に空振りを奪っていた外のストレートを続けた結果ライト前へのタイムリーヒット。
最後は木村選手を低めの変化球で空振り三振。
失点したものの、内容としては悪くないです。
ストレートでも変化球でも空振りが奪えていました。
次回以降、ボークには気を付けて欲しいです。
長水啓眞
長水啓眞投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク10ボール11。
印象としては「制球に苦しむ」です。
ストライクが取れば簡単に抑えられるのに、ストライクが取れない。
自分と常に戦っていました。
ストレートでも変化球でも空振りが取れて、球の質は間違いなく良いので、あとはどれだけストライク率を上げていけるかです。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク11ボール2。
印象としては「甘く入ったのは1球だけ」です。
ストライク先行でいけて、さらに厳しいコースに投げられる。
さらに球も強い。
三軍の投手とは思えない投球です。
前回登板もそうですが、常に安定した投球を続けているので、近い内に二軍登板があってもおかしくない投手だと思います。
ほぼ間違いなく来年辺りには支配下登録されてます。
今年は一軍中継ぎ陣が盤石で、二軍でも次の一軍昇格を窺う中継ぎ投手が豊富に控えているので正直厳しいです。
来年の春季キャンプでA組に呼ばれることを目標にまずは頑張ってほしいです。
瀧本将生
瀧本将生投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク13ボール6。
印象としては「四球を出さなかったのが素晴らしい」です。
先頭打者の木村選手に対してコースを突きすぎて3ボールになってしまいました。
ただここで球種を変えながら真ん中に投げ込み、最後も真ん中のスライダーでセカンドゴロに打ち取りました。
真ん中に投げ込んでも100%ヒットを打たれるわけではありません。
ただ四球は100%四球です。
そこをしっかりと理解していました。
その後もカウントが悪くなれば真ん中勝負。
この意識を全ての投手に持ってもらいたいです。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
この試合は牧原選手以外の全ての選手にヒットが生まれ、良い意味で飛び抜けてアピールできた選手はいませんでした。
ただ、私が一番印象に残ったヒットはあります。
三代祥貴選手のセンターオーバーの三塁打です。
低めのストレートうまく合わせたようなスイングで、あわやホームランの当たりでした。
コンタクトするだけであれだけ飛ぶので今後が非常に楽しみです。
今後も長打力でどんどんアピールしてもらいたいです。
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