2024/5/7、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は2-1でホークスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返り、次戦以降の戦い方を考察していきます。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
全体的な感想
この試合は有原投手を始めとする投手陣が日本ハム打線を抑え、「負けなかった」というのが何より大きいです。
前日の試合の勝ち方がこの試合にも影響してます。
仮にこの試合に引き分けて、5/8の試合で負けても日本ハムとのゲーム差は広がらないのでそれでも良いとは思っていましたが、延長12回で勝ちをもぎ取れて最高の結果になりました。
5/8先発はホークスが石川柊太投手、ファイターズは金村尚真投手。
石川投手は4/5以来の先発登板、金村投手は今季初先発。
どちらも次の日は試合が無いので総力戦で挑む試合となりそうです。
ホークスは石川投手の出来次第で同一カード3連勝が狙えます。
投手
有原航平
有原航平投手は8回1失点(自責点0)の投球でした。
全116球の内、ストライク79ボール37。
印象としては「いつも以上に丁寧な投球」です。
有原投手はコントロールが良い投手ですが、意外と初球は真ん中でストライクを取ってくることが多いです。
日本ハムの打者は積極的な打者が多いので、そこを狙われて痛打という場面が過去2試合は見受けられました。
今回はその反省を活かし、初球からコースを突いた丁寧な投球を披露しました。
結果として、序盤は3回で50球を要するなど有原投手にしては多い球数となってしまいましたが、結局8回まで投げ切ることができたのは流石です。
今後日本ハムと対戦する際は自信を持って投げられると思います。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク10ボール8。
印象としては「田宮選手が出てこなくて助かった」です。
死球をきっかけにピンチを作られた場面。
2死二塁で水野選手に対しては1球もストライクが入りませんでした。
入らなかったというよりも、勝負することが出来なかったが正しい表現です。
先日の試合で和田投手のストレートをしっかり捉える打撃を見せていた水野選手よりも、加藤選手の方が勝負しやすいという判断だったのでしょう。
水野選手との勝負を避けて加藤選手勝負となった時に日本ハムサイドが動かなかったのは少し疑問に思いました。
加藤選手はこの試合で全体的にタイミングが取れていなかったからです。
このチャンスの場面で田宮選手辺りが代打で登場したら嫌な感じでした。
オスナ投手は加藤選手を抑えてピンチを切り抜けました。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク7ボール4。
印象としては「完璧」です。
2番から始まる日本ハムの上位打線をいとも簡単に三者凡退で抑えて見せました。
松本剛選手、郡司選手に対しては外のカットボールを打たせてゴロアウト。
マルティネス選手に対しては粘られたものの、最後はインコースのストレートで見逃し三振。
何も言うことはありません。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク11ボール8。
印象としては「万波選手が嫌な感じ」です。
フォークは低めのボールゾーンに、ストレートはストライクゾーンに。
これが出来てる藤井投手は基本的に打たれません。
ただ、万波選手に対してはその完璧な投球で甘い所に1球も投げることなく3球で追い込んだものの、追い込んでから最高の高さから落ちるフォークボールを見極められ四球をもぎ取られました。
あの四球はしょうがないというか、万波選手が凄いです
今後の万波選手の状態が上がっていきそうな予感がします。
カード3戦目は万波選手に要注意です。
自身の牽制ミスもありピンチを広げられたものの、最後は伏見選手を真ん中のストレートで押し込みピンチを凌ぎました。
困っても強いストレートで押し切れるのでそこが藤井投手の良い所です。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク6ボール5。
印象としては「ストレートを投げとけば大丈夫」です。
前回登板でもそうでしたが、ストレートを投げとけば打たれませんでした。
変化球の制球に苦しんで四球を出してしまった部分はあるものの、絶対的なストレートがあるのでそこまで気にしなくていいとは思います。
変化球をきっちり決めることができるようになれば、もっと楽に抑えることができるようになるのは確かですが。
最後の松本剛選手をセカンドゴロゲッツーに抑えた場面は、一塁走者がスタートを切れていないところを冷静に判断して一塁からアウトを取った三森選手に助けられました。
野手
ホークス選手の5月一軍打撃成績がこちら。(2024/5/7時点)
最後決めたのは周東佑京選手でしたが、その前に繋いだリチャード選手や先頭で出塁した近藤選手の働きも非常に大きかったです。
ベンチ入りの野手を全て使い切る、まさに総力戦の攻撃でした。
今宮健太選手と中村晃選手が5月に入ってから1本もヒットが出ていないところは気になります。
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