2024/5/7、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は6-1でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績と、私が特に気になったことを載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
岡植純平
岡植純平投手は4.2回無失点の投球でした。
全77球の内、ストライク50ボール27。
印象としては「試合の中で修正」です。
四球を2つも出した2回は不安定な投球でしたが、私は修正をかけているように見えました。
初回は先頭打者に対して3球連続でど真ん中に投げライト前ヒット。
それ以外も全体的に球が甘め。
そこを修正しようとしすぎてボール球が先行してしまったのではないでしょうか。
3回以降は甘くなる場面もありましたが、その割合は減りました。
ストレート、変化球どちらもきっちりコースに投げ分けていました。
特にカウント球でも決め球でも使えるようになったチェンジアップは、球数を少なくするうえで非常に大きかったです。
瀧本将生
瀧本将生投手は2.1回1失点の投球でした。
全43球の内、ストライク24ボール19。
印象としては「キレキレのスライダー」です。
追い込んだら縦に鋭く落ちるスライダーを投げておけば空振り三振。
ただ追い込むまでが今回はうまくいきませんでした。
外角にストレートを投げ込んでもギリギリボール。
それでカウントを悪くしたところで、ストライクを取りにいった球を痛打されていました。
非常にもったいないです。
真ん中のストレートでストライクを取りにいったときにファールが取れるようになれば、また違った投球になると思うのでストレートの質にこだわってほしいと思います。
藤原大翔
藤原大翔投手は2回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク16ボール6。
印象としては「球の力は一軍レベル」です。
今回投げた投手の中で一番速い球を投げたのが高卒1年目の藤原投手でした。
最速150キロを2回も記録しました。
また、ただ速いだけでなく真ん中で空振りを奪えるぐらいの球威も持ってます。
コントロールは多少アバウトなので、渡邉陸捕手は常に真ん中に構えていました。
藤原投手を投げやすくした渡邉捕手も良かったです。
変化球で簡単にストライクが取れるようになれば、二軍を通り越して一軍も見えてくるかもしれません。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
この試合で打撃でアピールしたのは盛島稜大選手、渡邉陸選手、伊藤大将選手。
盛島選手は固め打ちの印象が強いです。
1本出たらその流れでもう2本は打ちます。
今回は長打が一本もありませんでしたが、角度がつかなかっただけで良い打球を飛ばしています。
最後のショート内野安打は一塁走者の山本恵大選手の走塁に感謝です。
渡邉選手は徐々に実戦感覚を掴めてきた印象です。
右に左に強い打球を飛ばしていたので、そろそろ長打が出てもおかしくありません。
キャッチャーとしてもうまいブロッキングが何度もありました。
瀧本投手のスライダーを弾いて振り逃げを許した場面があったので、あの球を止めれたら完璧でした。
伊藤選手は5/3に代走で出場した際に大きなミスがありました。
何としても取り返したい。
その気持ちが結果に繋がって良かったです。
個人的には2本のヒットも良かったですが、最終打席に2ストライクに追い込まれてから厳しい球を見極め四球を選んだ打席が素晴らしいと思いました。
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