2024/5/6、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は9-4でホークスが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返り、次戦以降の戦い方を考察していきます。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
全体的な感想
この試合は松本裕樹投手、津森宥紀投手、藤井皓哉投手の勝ちパターン3名は3連投になってしまうため物理的に起用できませんでした。
またそもそも津森投手に関してはベンチにも入っていませんでした。
僅差の展開で終盤を迎えたら少し心配な状況でホークス打線大爆発。
完璧な試合運びです。
これで5/7もしくは5/8に勝ちパターンを注ぎ込んで勝ちにいく体制を作ることができました。
最近思っていることですが、勝ちパターンとそうでない投手の差が小さくなっている気がします。
というかあまり差を感じません。
誰が投げても勝ちパターンみたいなそんな感覚です。
松本投手や津森投手が投げるところで長谷川投手やヘルナンデス投手が投げても全然問題無いと思います。
5/7の先発はホークスが有原航平投手、ファイターズが山﨑福也投手。
有原投手は今季だけで対日本ハム、対山﨑投手に2連敗を喫しているのでもう負けられません。
エースの意地を見せて欲しい所です。
投手
和田毅
和田毅投手は5回4失点の投球でした。
全91球の内、ストライク63ボール28。
印象としては「極限の集中をした4回」です。
1回は球の力で押していく投球。
2回はアンラッキーなヒットもありつつ、真ん中から外中心の優しい配球で打者に踏み込まれて3失点。
3回は内も効果的に使いながら三者凡退の投球。
4回は良い所に投げ切っても打たれて無死満塁のピンチ。
日本ハム打線の調子の良さが現れています。
良い所に投げ切っても打たれるのであれば、より厳しい所に投げなければなりません。
和田投手はそれをやってのけました。
郡司選手には捉えるのが難しい外角低めのチェンジアップを外野まで運ばれ犠牲フライにされましたが、奪われたのはその1点だけ。
結果的にこの回を最少失点で凌いだことが勝利に繋がりました。
5回は先頭の田宮選手を抑えたことですんなり抑えることが出来ました。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク8ボール2。
印象としては「5点差が大きい」です。
いきなり先頭の松本選手に低めのストレートを簡単にライト前に運ばれ嫌な雰囲気がしました。
ただ、この時点で9-4で勝っている展開。
1点差2点差ではありません。
杉山投手は思い切って攻めていくことが出来ました。
この試合で既に2安打を放っていたレイエス選手に対し、最後は真ん中内寄りのストレートで詰まらせセカンドゴロゲッツー。
これで勝負ありです。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク10ボール2。
印象としては「安定」です。
先頭の郡司選手に対して2球連続で外角の完璧のコースにカットボールを決めるもボール判定。
ここで又吉投手が投じたのは真ん中のストレートでした。
5点差でリードしている展開で一番やってはいけないのは走者を溜めること。
それを又吉投手も打席に入っている郡司選手も理解しているからこそ、「郡司選手が振らない」という判断の基思い切って投げました。
最終的に郡司選手には外を十分意識させておいてインコースのシュートで空振り三振。
完璧な配球でした。
次の今川選手にはストレートをうまく逆方向に打ち返されましたが、落ち着いて田宮選手をショートゴロゲッツー。
安定してます。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク11ボール2。
印象としては「ストレートを投げとけば大丈夫」です。
今回ヒットを打たれたのは甘く入ったスライダー。
ストレートではしっかり押し込めて、高めでも空振りを奪えていました。
結局、良い打者に対してはスライダーを投げなければ抑えられないとは思いますが、スライダーの精度には常に気を付けて欲しいです。
逆にストレートはどこに投げても大丈夫な気がします。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク4ボール3。
印象としては「丁寧な投球」です。
今回の投球の中で甘く入ったのは郡司選手に対する初球のスライダーだけ。
しっかりとコースに制球できていました。
日本ハムの選手を知り尽くしている長谷川投手だからこそ、慎重に投球している部分はあったと思います。
実際、振ってもヒットにするのは厳しいコースでもストライクに来たら積極的に手を出していました。
日本ハム選手対策は「簡単にストライクを取らない」ことなのかもしれません。
ただ、それをできるコントロールがあればの話ですが。
野手
ホークス選手の5月一軍打撃成績がこちら。(2024/5/6時点)
山川穂高選手は4打数2安打2本塁打3打点。
三森大貴選手は4打数3安打1本塁打4打点1盗塁。
4番打者がきっちり3打点を挙げるだけでなく、9番打者にも4打点。
そりゃ勝ちます。
栗原陵矢選手も4打数2安打1打点と調子を上げてきました。
リチャード選手が一軍に上がってきて、レギュラー安泰ではなくなったことがプラスに働いているのかもしれません。
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