2024/4/11、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は6-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。
4番が打てば勝てることを身に染みて感じた試合でした。
全体的な感想
柳田悠岐選手が打ったのに負けた試合はある。
近藤健介選手が打ったのに負けた試合もある。
ただ「4番」山川穂高選手が打つと負けないんです。
これが野球の不思議な所。
今は2番最強打者論が流行りですが、やはり野球は4番打者です。
もちろんそこには1,2番打者の出塁力も関係してきます。
今のホークスの1,2番は凄すぎてちょっと引いてます。
周東佑京選手と今宮健太選手。
中軸に凄い打者がいるということで、出塁を意識して黒子に徹しているのかもしれませんが、十分主役級の働きです。
今だと阪神の近本選手&中野選手コンビに似ているような似てないような。
周東選手は出塁してからの足、今宮選手は出塁に加えて長打。
このまま1年間状態を維持できれば2選手ともキャリアハイは確定です。
状態の良い1,2番がいるので、これから山川選手が普通に打ち出すと止まらない打線になります。
後ろに近藤選手がいて山川選手との勝負を避けられないというのも非常に大きいです。
投手
大関友久
大関友久投手は4回3失点の投球でした。
全80球の内、ストライク52ボール28。
印象としては「予定通りではある」です。
雨が降り続ける厳しいコンディションの中、大関投手は一度も自分のペースで投げることが出来ずに降板しました。
大関投手はファーストストライクを真ん中でストライクを取りに行く傾向があります。
そこを狙われて、しっかり仕留められました。
結果的に予定よりも少し早い降板になったと思いますが、80球で降板したのには意味があると思ってます。
簡単に言えば、来週は中5日での登板が予想されるからです。
詳しくはこちらをご覧ください。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク16ボール7。
印象としては「粘り勝ち」です。
先頭打者の田宮選手に13球も投げさせられ、かなり苦労しました。
あそこまで投げさせられると、根気負けして四球を出したり、甘く入った球をヒットにされたりというイメージが湧いてきますが又吉投手は負けませんでした。
あれだけ厳しいコースに投げ続ける又吉投手は凄いですが、それをカットし続ける田宮選手も凄いです。
そして、かなり投げさせられた後の打者もしっかり抑えて、三者凡退で帰ってきた又吉投手。
あそこからホークス投手陣に良い流れが生まれました。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク9ボール3。
印象としては「杉山無双」です。
もはや抑えるのが当たり前になってきました。
首脳陣の評価が上がっていることは一目瞭然です。
今回は6回に投げたので、現在勝ちパターンの津森投手の次という評価でしょうか。
もっともっとアピールを重ねていければ7回8回も見えてきます。
藤井投手、松本投手、オスナ投手級の評価をされるようになれば中継ぎ投手層はかなり分厚くなります。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク8ボール6。
印象としては「本塁打のリスクを考えながらの投球」です。
万波選手に対しては外の球を振らせにかかる投球をしながら四球。
正直、あの場面の四球は致し方ないです。
同点の場面で一番やってはいけないのが本塁打による失点なので、その可能性が一番高い打者にまともに勝負する方がおかしいです。
しかも球場は北九州市民球場。
万波選手が軽く捉えるとすぐ入っちゃいます。
その他の打者に対しては、調子も考えながらしっかり攻めていけたので問題無しです。
田宮選手に関して、もしかしたら彼は難しいコースギリギリの球よりも甘めの球の方が抑える確率が高いのかもしれません。
又吉投手の勝負球は甘めのストレートで、津森投手の勝負球も真ん中高めのストレートでした。
あくまでも仮説で対戦を積み重ねていかないと分からない部分ではありますが。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク9ボール2。
印象としては「松本無双」です。
彼が投げる時は抑えるのが分かっているので、正直見なくてもいいなと思ってしまいます。
それだけ絶対的です。
走者を置く前と置いた後では球威が全く違うので、力の入れ具合を調整しているのかなと感じる部分もあります。
長いシーズンを戦っていく上で、力の抜きどころが分かっている投手は強いです。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク13ボール6。
印象としては「細かい制球力に課題」です。
万波選手に対しての投球でストライクに見える球が2球ほどありました。
その球をボールと取られて四球。
非常にらしくないです。
まだまだ本調子とは言えません。
ただ、そんな中でも勝ちに結びつける投球をしているので問題はないと思います。
どんな打者と対戦しても四球ゼロでテンポ良くアウト3つで締めるオスナ投手が見られたらその時が完全体です。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/11時点)
牧原大成選手が復調し、山川穂高選手もこの試合で3打数2安打3打点1四球の活躍。
あと栗原陵矢選手と捕手が打てれば抜け目のない打線が完成します。
先発陣は安定していて、中継ぎ陣は今年も変わりなく強み。
例年以上に順調に来ていると思っているのは私だけでしょうか。
あとは誰かが怪我をしたときにどう当て込むかだけです。
今だと今宮健太選手の離脱だけは絶対に避けなければなりません。
川瀬晃選手とうまく併用しながら1年間戦い抜く必要があります。
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