2024/4/11、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は5-0でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、ホークスの二軍打撃成績一覧と、この試合で目立った選手&頑張ってほしい選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は7回無失点の投球でした。
全86球の内、ストライク63ボール23。
印象としては「今できる最高の投球」です。
板東投手本来の力強い140キロ後半から150キロ台のストレートは今回も1球もありませんでしたが、大きく曲がるカーブで緩急を付けながらうまく打者を打ち取りました。
一軍だと捉えられたであろう真ん中近辺の球はかなりあったので、そういった球を打ち損じてくれた結果、球数少なく打ち取ることが出来たということは言えます。
結果だけを見るとすぐにでも一軍に上げたくなりますが、今の先発陣はかなり充実していますし、すぐに上げなくてもいいと私は思います。
じっくり調整し、最高の状態になった時に一軍の戦力として期待してます。
渡邊佑樹
渡邊佑樹投手は1回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク12ボール9。
印象としては「茶野選手に対する投球だけ良かった」です。
茶野選手には外のスライダーだけでなく内のストレートも意識させて最後外のスライダーで空振り三振を取るという最高の打ち取り方が出来ました。
その他の選手に対しては勝負球が甘く入ったり、全部外で四球になったりと内容は悪かったです。
後ろで投げる投手は先発よりも1点が許されない場面が多いので、厳しい所を中心に投げていきます。
そんな厳しい所を投げていきながら四球を出さずに抑えるのが一軍の投手。
渡邊投手の今回の登板は5点差もあり、ある程度甘めで勝負してもよい場面だったので、甘く入る場面があっても仕方ないとは思います。
ただ、一軍の投手になるためにはもっと厳しい所を攻めた投球をしてほしかったです。
香月選手に対してはギリギリのゾーンを攻めた投球をしていましたが、四球を出してしまうと印象が一気に悪くなります。
変則左サイドの渡邊投手は左打者の外角低めへの制球力が最低限求められます。
風間球打
風間球打投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク8ボール4。
印象としては「あとは積み重ねるだけ」です。
変化球は決まったり決まらなかったりでしたが、ストレートのスピードは常時150キロオーバーでストライクゾーン内に投げ込めていました。
今回の投球だけを見ると一軍の中継ぎ陣の一角に入っても何ら問題はないです。
これからは首脳陣の信頼を勝ち得るところまで持っていかなければなりません。
走者を出してもストライクゾーンに投げ込むことができるか。
登板毎にコントロールのブレはないか。
ストレートは100球投げて100球ストライクに入れられると思わせることができれば一軍に行けます。
なぜならそう簡単に150キロの球を弾き返すことはできないからです。
さらに平均球速が151、152、153と上がっていけば間違いないです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/4/11時点)
柳町達選手はこの試合で3打数2安打3打点1四球。
柳町選手の打撃技術は二軍というよりもホークス内で高いレベルにあるので、この打撃を一軍で活かせないのが非常にもったいないと私は思います。
チームにとっても、柳町選手にとっても。
周東佑京選手が1年間試合に出続けて、柳田悠岐選手&近藤健介選手が怪我無く乗り切り、中村晃選手が左の代打の切り札として機能すれば柳町選手の出る場所は物理的に生まれません。
控えの川村友斗選手辺りが存在感を発揮し始めるとさらに優先順位は低くなります。
トレードという選択肢が生まれても不思議ではありません。
若鷹スピーチに登場した石塚綜一郎選手は出たところで必ず結果を残しています。
この試合でも初回のチャンスで見事に結果を残し、4打数1安打2打点の活躍。
本職は捕手でありながら左翼手として出場する機会が増えていますが、個人的には捕手で勝負すべきだと思っています。
ただ選択肢が増えることは良いことです。
イヒネイツア選手はヒットこそ出なかったものの、逆シングルで取ってからのノーステップ送球で身体能力の高さを見せつけました。
廣瀨隆太選手もセンターに抜けそうな当たりを取り見事なストライク送球でアウトにしたプレーがありました。
やはり、二遊間の選手が一軍でプレーするためにはまずは守備からです。
この守備に加えて打撃が上がってくれば尚良いです。
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