2024/3/29、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースのウエスタンリーグ公式戦が行われました。
結果は6-0でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については、ホークスのウエスタンリーグ打撃成績一覧と、この試合で目立った選手・頑張ってほしい選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大津亮介
大津亮介投手は3回無失点の投球でした。
全27球の内、ストライク21ボール6。
印象としては「打たせて取る投球」です。
打者が打ちやすい所へ投げるものの、ボールを少しだけ動かすので、打者が凡打してくれて少ない球数で打ち取ることが出来ました。
この投球スタイルはずっと変わっていません。
ただ、不調だったキャンプの頃と違うのはストレートでしっかり押せていることです。
変化球はたくさんありますが、それを活かすも殺すもストレート次第。
ストレートが走っている間は、安定して長い回を投げることができると思います。
有原航平投手のように完投・完封が狙える投手です。
石川柊太
石川柊太投手は5回無失点の投球でした。
全69球の内、ストライク42ボール27。
印象としては「戦う姿勢が感じられる」です。
先発した大津投手と比べると多少抜け球はありました。
ただ、強い球をアバウトでもストライクゾーンの中に投げ込むという石川柊太投手本来の形を見せることはできていました。
ただ1つ課題を挙げるとするなら、7回1死一二塁で中川選手への死球です。
変化球のすっぽ抜けを当ててしまいました。
ピンチで力が入るとは思いますが、そういう所でしっかり投げ切れなければ、一軍の舞台だと大量失点の可能性が出てきます。
細かい部分を修正しつつ、今回のようなストライク先行の投球を常にできるように調整してほしいです。
必ず石川投手の出番はやってきます。
風間球打
風間球打投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク6ボール5。
印象としては「嬉しい三者凡退」です。
個人的に風間投手は球のスピードはあるものの、制球が定まらず四球連発のイメージです。
そのイメージがあった分、今回は1イニングを投げ切れるかというところを心配して見守っていました。
ただ、そんな心配は全く必要ありませんでした。
もちろん他の投手と比べるとまだ荒れてる方です。
豊田選手をセカンドゴロに打ち取った低めのストレートは見送られてたらボール球。
3ボール1ストライクから風間投手が2球連続でストライクを投げ切れていたかは分かりません。
それでも以前の風間投手に比べたら、かなり制球力は向上してます。
ストライクゾーンの中で散らばるようになってきました。
相手打者は風間投手のコントロールが悪いのは分かっていて、一番良い球がストレートであることも分かった上でストレートを仕留めきれなかったので、それだけ風間投手のストレートが強いということです。
さらにストライク率を上げていければ、二軍の主力として大事な場面を任される投手になれます。
将来的な守護神を目指して頑張ってもらいたいです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手の打撃成績がこちら。(2024/3/29時点)
佐藤直樹選手は4打数3安打の大暴れ。
正木智也選手は3つの四球と3ラン本塁打で全打席出塁。
廣瀨隆太選手は4打数2安打1打点の活躍。
期待の右打者がアピール中です。
右打者は本当にチャンスしかありません。
今の一軍メンバーは本当にバランスよく選手がいるように見えますが、唯一足りないのが「右の代打」のポジション。
そこに入る選手が決まれば、本当に野手の隙が無くなります。
ただ左打者も負けていません。
笹川吉康選手は3打数1安打1本塁打の活躍で、アウトの内容も捉えたあたりで非常に良いです。
これまではただ強いスイングで当たれば飛んでいく打撃でしたが、そこに「確実性」も付いてきた気がします。
この調子を続けていけば、当然一軍初出場も見えてきます。
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