2024/3/23、福岡ソフトバンクホークスvs広島東洋カープのオープン戦が行われました。
結果は5-1でホークスが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を17試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
スチュワート
スチュワート投手は5回無失点の投球でした。
全72球の内、ストライク48ボール24。
印象としては「ストライク先行の投球」です。
カープ打線が積極的な打撃をしていたことと、9番に投手が入っているという部分で、スチュワート投手の制球難がバレなかったということはいえます。
ただ、スチュワート投手の意識が変わったのは確かです。
分かりやすいのが2回表の堂林選手の打席で、ストレートが3球連続ボールとなった場面。
ここから4球連続でど真ん中に投げ込みます。
結果的にレフトフェンス直撃の二塁打を打たれましたが、この意識が大切だと私は思います。
最後注文を付けるとしたら、5回2アウトから會澤選手に対する四球は不要です。
次がピッチャーということで、次で勝負すればいいという考えがあったと思いますが、レギュラーシーズンであれば代打が十分考えられる場面です。
最後の最後まで目の前の勝負に拘ってほしかったです。
大関友久
大関友久投手は2回1失点の投球でした。
全20球の内、ストライク14ボール6。
印象としては「甘い球を1球で捉えられていた」です。
大関投手は甘い球から入り、そこからストライクゾーンを広げていく投球スタイルが目立ちます。
よって打者としては初球が一番狙いどころです。
その初球でファールを取れる時は状態が良い時、簡単に弾き返されるときは状態が悪い時なので、今回は状態が悪いということです。
ただ悪い中でも、勝負に拘る姿勢は崩しませんでした。
2者連続で初球をヒットにされても、次の打者の初球は真ん中のストレート。
一番悪いのは逃げて四球を連発することだということをしっかり理解してます。
立ち上がりに失点を許したものの、次の回はほとんど投げたい所に投げていたので課題は明白。
「立ち上がり」です。
津森宥紀
津森宥紀投手は2/3回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク6ボール2。
印象としては「津森投手にとっては朝飯前」です。
対戦したのは床田投手と前日本塁打を放った久保選手。
ほぼほぼ久保選手に集中というイメージだったと思います。
床田投手に対しては真ん中近辺のストレート3球で空振り三振。
久保選手に対しては外のスライダー3球で追い込み、1球インハイにストレートの意識づけをさせて、最後は外のストレートで見逃し三振。
甘い所には1球も投げない完璧な配球でした。
長谷川威展
長谷川威展投手は1/3回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク4ボール2。
印象としては「内外織り交ぜながらの投球」です。
矢野選手への6球を内外で分けると「内外外内外外」となります。
キャッチャーの要求通り、コースをしっかり攻めて打ち取れたということで、首脳陣からの評価は当然高まります。
「困ったら長谷川投手」という場面が今年はたくさん見られるかもしれません。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク8ボール6。
印象としては「本来のオスナ投手には見えない」です。
開幕から本来のオスナ投手が見られるとは思いますが、ここ数試合はらしくない投球が目立ちます。
今回も田中選手に対してはいきなり初球にど真ん中のツーシームを投げ、あわやホームランという当たり。
田村選手に対してはいきなり3球連続ボール。
開幕前最後にビシッと締めて欲しかったというのが正直なところです。
ただなんだかんだゼロに抑えているので、あとはオスナ投手の調整を信じて開幕の時を待つだけです。
キングオブクローザーのサファテ投手もオープン戦では意外と打たれてました。
実績十分の投手なので必ずやってくれます。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/23時点)
最近の試合では、開幕スタメンを担うであろう選手の状態が上がってきています。
柳田選手は逆方向に豪快な一発
ウォーカー選手は2試合連発。
牧原選手、周東選手、今宮選手は3連打。
ただ、これからレギュラーを掴みたい若手選手の当たりが止まっていることが少し心配です。
とても贅沢な悩みですが。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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