2024/3/17、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズのオープン戦が行われました。
結果は9-3でホークスが勝ちました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を13試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
モイネロ
モイネロ投手は5回1/3を投げ2失点の投球でした。
全104球の内、ストライク71ボール33。
印象としては「スタミナがある」です。
2回まで四球はゼロなのに55球も投げさせられました。
西武打線の粘りです。
おそらくレギュラーシーズンでもこのような攻撃が予想されます。
良いピッチャーなのは誰もが分かっているので、スタミナ面に圧をかけるしかありません。
その後、6回途中まで100球以上投げて出力は落ちませんでした。
中継ぎから先発にモデルチェンジを図れた証拠です。
少ない球数で長い回を投げるためには、あえてバットに当たりやすい球を投げて打たせて取る必要がありますが、モイネロ投手の球は前に飛ばしたくても飛ばせない場合が多いです。
それで球数は増えます。
千賀投手パターンです。
個人的には投げる体力があるのであれば、それで良いと思います。
鍬原拓也
鍬原拓也投手は2/3回1失点の投球でした。
全15球の内、ストライク8ボール7。
印象としては「インコースに投げていない」です。
投げている球の質は良かったです。
ただ、先頭にいきなり四球。
また、インコースに投げた球はコルデロ選手に対する4球目の1球だけ。
もっと強気でいくべきでした。
源田選手が外高めのストレートをレフトへの二塁打にした場面がありましたが、その前の佐藤選手に対して1球でもインコースを投げていたらまた違った結果になったと思います。
加えて、鍬原投手の持ち味であるシンカーを1球も投げなかったのは個人的に残念です。
二軍ではストレートと思わせて少し沈むシンカーを武器にゴロで打ち取る投球スタイルを確立していたので、普通は同じようなスタイルで勝負するはず。
シンカーの調子があまり良くなかったのでしょうか。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク11ボール1。
印象としては「言葉で表現できない程凄い」です。
今年は藤井投手をどれだけ休ますことができるかが鍵になってきそうです。
点を取られそうな雰囲気を微塵も感じさせません。
日本代表クラスの打者を相手にして、ようやく失点の可能性が少し生まれるというイメージです。
怪我が無ければ、秋のプレミア12に守護神候補として選ばれると思います。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク9ボール2。
印象としては「甘い球は2球」です。
藤井投手と比べると球威・制球共に仕上がってはいませんが、徐々に仕上がりつつあります。
中村選手とブランドン選手に甘く入る球が1球ずつあり、その球をどちらも打ち損じてくれたのでピンチを作ることなく回を終えました。
たった1球で試合の流れを変えることがあるのが中継ぎなので、1球の精度に拘っていきたいところです。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク9ボール2。
印象としては「投げミスはない」です。
ヒットは2本許したものの、飛んだコースが悪かったり、うまく合わされたりという形なので、気にすることはありません。
寧ろコントロールは今日投げた投手の中で一番良かったです。
そもそも又吉投手は打たせて取るタイプの投手なので、最悪単打はOKの気持ちでいると思います。
痺れる場面の練習ができ、最後はしっかりゲッツーで締め、実りある登板となったのではないでしょうか。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/17時点)
育成三銃士の支配下契約が当確ということで、非常に喜ばしいことです。
緒方理貢選手はこの試合でも2安打。
スタメンで起用したいと思わせる結果を少ない打席数でしっかり残しています。
元々彼は内外野のユーティリティプレイヤーなので、内野守備に力を入れていけば出場の幅がさらに増えるかもしれません。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
コメント