2024年度ホークスの「弱点」となり得るポジションは様々あります。
今回はその中の1つ、「左投げの中継ぎ投手」を深掘りしていきます。
今シーズン中に戦力の目処が立つのか、立たなかった場合はどこで穴埋めするのかを具体的に考察します。
左の中継ぎは必要
2024年度の支配下投手で中継ぎ調整の左投手がこちら。
ヘルナンデス、長谷川威展、田浦文丸
彼らが中継ぎ陣の一角に収まれば何の問題もありません。
ただ、2023年度に45試合登板,防御率2.38でブレイクした田浦投手は左肩のコンディション不良で調整が遅れています。
ヘルナンデス投手と長谷川威展投手への期待は高まるものの、計算はできません。
仮に左の中継ぎ投手が一軍メンバーに入らなかった場合、中継ぎ陣は右の剛腕投手ばかり。
右投手の中で目線を変えるタイプは又吉投手ぐらいです。
モイネロ投手と嘉弥真新也投手がブルペンにいた頃は、左の中継ぎの有難みは感じなかったと思います。
いるのが当たり前だったからです。
2023年度も田浦投手が出てこなければ大変なことになってました。
打者の目線を変えるという意味でも、左の中継ぎは絶対必要です。
具体的に考察
ヘルナンデス投手、長谷川威展投手、田浦文丸投手が何らかの理由で中継ぎ陣の一角に収まらなかった場合、どこで穴埋めをすべきかを具体的に考察していきます。
先発から中継ぎ
まず検討するのは「先発から中継ぎ」です。
先発ローテーションがある程度固まって余裕が出てきたときに、先発候補の左投手を中継ぎに回すことが考えられます。
具体的には笠谷俊介投手と松本晴投手。
笠谷投手は奪三振能力が高く、コントロールに不安がある投手なのでどちらかと言えば中継ぎ向きの投手です。
松本晴投手はコントロールと球のキレで勝負する投手で先発中継ぎどちらでもいけます。
笠谷投手は回の頭から、松本投手は又吉投手のようにピンチでも登板するイメージです。
笠谷投手も松本晴投手も先発ローテに入り、先発が左ばかりになった場合は、中継ぎが全員右でもバランスが取れていると言えるのかもしれません。
育成
支配下投手で何とかならなかった場合、「育成投手」にチャンスがやってきます。
育成の左投手一覧がこちら。
渡邊佑樹、佐藤宏樹、三浦瑞樹、佐藤琢磨、藤田淳平、宮﨑颯、前田純、村上舜、大城真乃、加藤洸稀、アルメンタ、長水啓眞、サルディ
全員で13名。
しかも楽しみな投手が非常に多いです。
この中で中継ぎとして私が期待している投手が、渡邊佑樹投手、佐藤宏樹投手、アルメンタ投手の3名。
渡邊佑樹投手は2024年度で29歳を迎える変則サイドスロー投手。
ラストチャンスのシーズンで今シーズンに懸ける思いはおそらくこの中の誰よりも強いです。
佐藤宏樹投手は強い球で打者を圧倒する本格派投手。
2023年度は非公式試合で47試合に登板し、防御率1.78としっかり結果を残しており大いに期待できます。
アルメンタ投手はモイネロ二世と称される本格派投手。
2024年度で20歳なのでまだ一軍の舞台は早いように感じますが、成長スピードは順調そのものです。
ホークスはこれだけ素晴らしい素材がいるので何とかなりそうな気はしてきました。
トレード
自チームの中継ぎ左投手が壊滅的だった場合、「トレード」が選択肢に入ってきます。
ただトレードをしようと思っても、お互いWin-Winとならないと成立しません。
また、左の中継ぎは手薄なチームが多く、そもそも出してくれないというパターンもあります。
特にパリーグはホークスが強くなったら困るので、シーズン中は左の中継ぎに余裕があっても選手を出さないでしょう。
よって、狙うはセリーグの中継ぎ左投手ということになります。
セリーグで最も投手力があるチームと言えば…
もちろん阪神です。
具体的に阪神とのトレードを考えてみたのでご覧ください。
加えて広島とのトレードも考えてみましたのでそちらもご覧ください。
外国人
自チームの選手もトレードも駄目。
そうなると最後に残された選択肢は外国人投手です。
2023年シーズン途中はヘルナンデス投手が加入したように、同じくらいの時期にチーム状況が悪くなれば外国人補強の可能性があります。
ただ2024年度に関してはその可能性が低いとみてます。
2023年度は山川穂高選手のFAを見越して育成選手を1人しか支配下にしなかったという変則的なシーズンだったからです。
今年2024年シーズン中に有望な若手選手を数多く支配下登録したなら、おそらく若手選手流出阻止の為にFA獲得は無いと見てます。
念のために、2024年国内FA権取得見込み選手の中からホークスが欲しがりそうな選手を挙げてみました。
これだけ選手がいて、途中加入の外国人投手に頼らないといけない状況になれば、ほぼ確実に優勝は逃してます。
シーズン途中に支配下の新外国人選手が加わったならば、察してください。
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