2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから育成八巡目指名を受けた京都国際高校の長水啓眞投手。
粗削りながら最速144キロのストレートを投げ込む左投手です。
そんな長水投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。
貴重な左投手
長水啓眞投手は京都国際高校のエースではありませんでした。
エースは広島から育成3位で指名された杉原望来投手。
控え投手でありながら、長水投手がドラフトにかかった理由の1つは左投手だからです。
ホークスの投手は2024/1/28時点で支配下育成併せて64名。
その中で左投手は37.5%の24名しかいません。
先発でも中継ぎでも左投手の層を厚くしたいという中で、彼の指名に至ったのだと推測します。
ホークスの2023年ドラフトは完成度の高い投手を中心に指名してきました。
ただ、長水投手に関しては従来のホークスらしい素材型の指名です。
高卒育成ドラ8投手
長水啓眞投手と同様の高卒育成ドラ8投手を調査しました。
2010年ドラフト以降に絞ります。
2020 阿部剣友
2020年ドラフトで巨人から育成8位指名を受けた阿部剣友投手。
札幌大谷高校時代は2mの長身から繰り出される角度ある最速142キロの速球に注目が集まりました。
プロ入り後は二軍戦の登板が叶わず、2023年オフに戦力外通告。
「和製ランディジョンソン」誕生とはなりませんでした。
長水投手が目指すべき場所
長水投手が目指すべきは左右は違えど「千賀滉大投手」です。
つまり大化けです。
現時点では一番下の評価なので、成長スピードで他の選手に勝つことが求められます。
千賀投手もホークス入団時は最速144キロの投手でした。
それでも鍛錬を積み、ホークスのエース、そして今やメジャーリーグのエース格として活躍しています。
長水投手に残された時間は3年。
この時間にどれだけ成長できるかです。
千賀投手は1年目に最速150キロをクリアし、2年目には支配下登録されました。
千賀投手と同じような道を辿るために1年目はまず150キロ。
ここを死ぬ気で達成してもらいたいです。
控え投手からホークスのエースに。
夢は膨らみます。
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