2023/11/14,オスナ投手のホークス残留と、西川龍馬選手,山川穂高選手のFA権行使が明らかになりました。
今回はこれらのニュースから、今後ホークスがどういう展開を見せるのかを考察していきます。
オスナ残留4年40億
年俸は高い?安い?
ホークスファンにとっては連日の報道から、オスナ投手の流出を覚悟していた方も多いでしょう。
そんな中で、オスナ投手が残留しました。
戦力的に大きいというのは間違いないです。
ただ年俸は桁違いです。
2023年度のインセンティブ無しの推定年俸がこちら。
10億円という数字は今年の12球団1位年俸の倍近くです。
NPB歴代で見ても、これまで2021~2022年に田中将大投手が結んだ9億円がトップだったので、歴代最高年俸となります。
年俸が高いか安いかは、正直今は分かりません。
ただ、29~32歳の野球選手として一番脂が乗っている時期に、NPB最強クローザーがホークスを選んでくれたということは、ホークスファンとして最高の喜びです。
外国人枠はどうなる?
オスナ投手が残留したことにより支配下外国人選手は5名になりました。
オスナ,モイネロ,ウォーカー,ヘルナンデス,スチュワート
怪我さえなければ、オスナ投手,モイネロ投手,ウォーカー選手は一軍確定。
ヘルナンデス投手とスチュワート投手が外国人枠の残りの1枠を争うという形が予想されます。
もし、オスナ投手が怪我をした場合に、保険として外国人投手を補強しておくことについて、私個人的には大反対です。
オスナ投手レベルの投手はまだいませんが、日本人投手(特に中継ぎ)は溢れるほどいます。
守護神を狙う剛腕投手ばかりです。
そんなことをしていたら、選手のモチベーションがだだ下がりになります。
ウォーカー選手が怪我した場合に、他に使いたい目立った日本人選手がいなければ考えるべきです。
2024年度、複数年契約選手
オスナ投手が4年契約ということで、2024年度のホークス複数年契約選手はこのようになります。
この8名は、2025年度もホークスでのプレーが約束されてます。
しかし、複数年契約を結んだ選手はなかなか活躍しません。
ホークスは来年FA取得見込みの選手に対して、簡単に複数年契約を提示する傾向があります。
また、使いもしないCランクのFA選手を複数年で獲得したりします。
それが大きな原因です。
その結果、有望な若手選手を流出させるのもしばしばなので、複数年契約の在り方は今後見直すべきです。
そういった意味では、オスナ投手は怪我さえなければ結果は残る投手なので、また4年後に大型契約が結べるような活躍を期待したいところです。
山川穂高、FA宣言
不祥事問題
本来ならば山川選手のホークス移籍は約束されたようなものでした。
2022年オフには年末のテレビ番組でイジられる程に。
しかし、自身の不祥事によってプロ野球人生そのものが終わりかねない事態になりました。
ライオンズファン,ホークスファン、そして全てのプロ野球ファンが彼の行動に批判の目を向けました。
これは致し方のないことです。
この先どうするかは山川選手次第というところでの現役続行、そしてFA権行使。
正直、今後何をしても叩かれます。
ネタにされます。
それでも私個人的にはこの世界に残ると決めた彼の選択を尊重します。
優勝したいなら…
山川選手は右の長距離砲です。
通算本塁打218,通算OPS.911
彼を戦力として見ていない球団なんて一つもありません。
特に右の大砲が喉から手が出るほどほしいホークスにとって、山川選手は絶対に欲しい選手と言えます。
山川選手の故郷は沖縄県。
ホークスには沖縄出身選手が多く在籍してます。
来年どうしても優勝したいのであれば、彼を獲得すべきです。
一塁手、中村晃
山川選手の獲得を考える上で、大事になってくるのがポジション問題。
山川選手のポジションは一塁手。
そして、ホークスの一塁手と言えば中村晃選手です。
中村晃選手は来年35歳。
そろそろ、世代交代を図らなくてはなりません。
山川選手は来年33歳なので、2歳だけ山川選手の方が若いです。
たった2歳なら中村晃選手の方が良いと思われる方もいますが、それは違います。
詳しくはこちら。
レギュラーは与えられるものでなく掴むもの。
松田宣浩氏の言葉ですが、まさにその通りです。
山川選手の補強は短期的な強さを目的としたものです。
長期的には、山川選手という大きな壁を踏み台にして、リチャード選手辺りに覚醒してもらうことを球団は一番求めてます。
西川龍馬、FA宣言
左の巧打者
西川龍馬選手は左の巧打者です。
悪球打ちとしても知られています。
通算打率.299で左右苦にしないのでどこの球団も欲しいとは思います。
ホークスを除いて。
ホークスにはいろんなタイプの左打者が在籍しています。
柳田選手,近藤選手,中村晃選手,栗原選手,牧原大成選手,周東選手,柳町選手,谷川原選手,川瀬選手,三森選手,生海選手,渡邉陸選手,笹川選手,牧原巧汰選手,イヒネ選手
支配下だけでこれだけいます。
2023年度のホークス打線はほとんどがこの中の左打者で構成されていたので、さらに主力クラスの左打者が必要とは考えにくい所です。
逆に飽和状態の左打者を獲得して、これからの若手選手を取られる痛みの方があります。
ポジション大被り
西川龍馬選手の主なポジションはレフト。
ホークスのレフトは二冠王、近藤健介選手です。
誰が来ても、ポジションは揺るぎません。
ただ、近藤選手をライトに回して、柳田選手を指名打者にするとレフト起用はできます。
ウォーカー選手は代打でしょうか?
せっかく2対1トレードで獲得した右の長距離砲が代打?
考えられません。
年齢的に柳田選手が代打に回る可能性も出てきそうです。
ホークスファンがこれに耐えられるでしょうか。
ソフトバンクが興味???
以下を踏まえるとソフトバンクが西川選手に興味を示したというのは疑問が残ります。
オリックスも興味を示しているらしいのでおそらくオリックスに移籍するのではないでしょうか。
また、オリックスの戦力が上がりますね。
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