2023年度現役ドラフトが12月8日に行われます。
ということで今回はホークスが欲しがりそうな現役ドラフト候補選手をまとめました。
現役ドラフトに提出される選手を予想するのは非常に難しいです。
私は昨年度のホークスが提出する現役ドラフト選手を九鬼隆平捕手,椎野新投手と予想していましたが、実際は大竹耕太郎投手でした。
贔屓球団の提出選手を当てるのも難しいので、11球団の提出選手なんて当てられるわけがありません。
ただ少し違った角度から、現役ドラフトを分析しているので面白い内容にはなっていると思います。
楽しんでご覧ください!!!
因みにホークスが現役ドラフトに提出しそうな選手も予想していますので併せてご確認ください。
現役ドラフト選手の特徴
現役ドラフトのルールについてはこちらをご確認ください。
現役ドラフトに提出される選手の特徴は簡単に言えば「戦力だけど戦力じゃない選手」です。
球団は戦力でない選手は戦力外にすればいいので、支配下選手として残しているのは戦力だということです。
それでも現役ドラフトに提出するということは、仮にいなくなっても問題ない選手ということです。
ただ、他球団からすれば魅力的な選手なのが望ましいです。
難しいのでまとめると、
- 2023年度は結果が残らなかったが実績はある選手
- 同ポジションに同タイプの選手がいて差別化を図りにくい選手
- 二軍では圧倒的な成績を残しているのに一軍でなかなか花開かない選手
- 戦力を放出したくないから、単純に今季で自由契約にする予定だった選手
こういった選手が現役ドラフト提出選手に選ばれます。
また、2022年度に現役ドラフトで選ばれた選手の平均年齢は約26.1歳、中央値は25.5歳でした。
つまり、今年も24~28歳が中心メンバーになってきそうです。
ホークスは九州出身大好き
2014~2023年の10年間でホークスがNPB11球団から獲得した支配下日本人選手12名がこちら。
※有原投手,松坂投手等メジャーを経由してホークスに入団した選手は含めていません。
中谷将大,嶺井博希,近藤健介,古川侑利,西田哲朗,市川友也,美間優槻,松田遼馬,中田賢一,鶴岡慎也,日高亮,川島慶三
12名の内、なんと太字で示した8名が九州出身でした。
3人に2人が九州出身です。
現役ドラフトがチーム編成に大きく関わることはありません。
なぜなら、提出された選手の中からしか選べませんし、選ぶ順番も分からないからです。
ピンポイントに「内野手が欲しい」と思ってもそれが叶うとは限りません。
だから、縁ある選手が入団して、その選手が活躍してくれたら大儲けという感覚で臨むと思います。
いろんな選手がいる中で、最後の決め手となるのはやはり地元になってくるのではないでしょうか。
候補選手
年齢層は24~28歳、九州出身。
上記を基に私が独断で予想した、ホークスが欲しがりそうな現役ドラフト候補選手11名がこちら。
それぞれの選手についてこれから軽く説明します。
東京ヤクルトスワローズ
梅野 雄吾
梅野投手は福岡県出身の中継ぎ右投手です。
24歳ながら既に一軍で通算216試合に登板しています。
ただ今季の一軍登板はたったの5試合。
二軍防御率が35試合で4.28と精彩を欠きました。
もし彼が現役ドラフトに提出されたなら争奪戦必至です。
横浜DeNAベイスターズ
坂本 裕哉
坂本投手は福岡県出身の左投手です。
先発中継ぎ両方こなせる投手としてデビューから4年続けて10試合以上に登板しました。
ただ、一軍通算防御率は5.66、四死球率は3.95とまずまず、奪三振率は5.51とまずまず、被打率.296はかなり打たれている。
現役ドラフトに提出されてもおかしくない数字です。
梶原 昂希
梶原選手は大分県出身の左打ち外野手です。
二軍では圧倒的な存在感を放つ未完の大器です。
今年は一軍で22試合に出場し、打率.226,本塁打0,打点2,盗塁1,OPS.543と結果を残せませんでした。
ただ二軍では73試合に出場し、打率.338,本塁打7,打点29,盗塁15,OPS.859の暴れっぷりです。
正直現役ドラフトに提出される選手ではありません。
阪神タイガース
浜地 真澄
浜地投手は福岡県出身の中継ぎ右投手です。
2022年度は52試合に登板し、防御率1.14の抜群の成績を残しました。
ただ今年は30試合で防御率5.86と精彩を欠きました。
現役ドラフトの可能性がゼロとは言い切れません。
浜地投手が現役ドラフトのリストに入っているならば、一番人気になってもおかしくないと私は思います。
広島東洋カープ
アドゥワ 誠
アドゥワ投手は熊本県出身の右投手です。
プロ2年目の2018年には53試合に登板。
その後は右ひじの怪我の影響で登板数を減らし、2023年度は2019年以来,4年ぶりの一軍登板を果たしました。
カープは先発中継ぎ共に戦力が整いつつあります。
アドゥワ投手が現役ドラフトのリストに入っていてもおかしくありません。
埼玉西武ライオンズ
児玉 亮涼
児玉選手は熊本県出身の左打ちショートストップです。
プロ1年目の今季は源田選手が復帰するまで一軍でショートのポジションを務めました。
社会人出身ということで1年目から結果を求められましたが、打撃は打率.221,OPS.523とかなり苦しみました。
滝澤選手等若い内野手と比べた時に、児玉選手が提出リストに入っていてもおかしくありません。
浜屋 将太
浜屋投手は鹿児島県出身の先発左投手です。
1年目2年目は結果が残らなくても経験として一軍起用されてきましたが、ここ2年は西武投手陣の充実ぶりから一軍登板は遠ざかっています。
今年の二軍成績は17試合(内先発15)に登板し、防御率は4.68でした。
この成績で中堅投手となると、提出選手に選ばれてもおかしくありません。
高木 渉
高木選手は福岡県出身の左打ち外野手です。
二軍では抜群の成績を残すものの、それを一軍の舞台で発揮することができていません。
その二軍成績も今年は落とし、87試合で打率.248,OPS.691でした。
2023年度で高木選手よりも試合に出ていない支配下外野手は自由契約になった仲三河選手とプロ1年目の古川選手だけです。
提出選手に選ばれてもおかしくないと思います。
東北楽天ゴールデンイーグルス
山﨑 剛
山﨑選手は福岡県出身の左打ちショートストップです。
2023年度は自己最多の117試合に出場しました。
飛躍の年になったのは事実です。
しかし、打撃成績は打率.203,OPS.591と苦しみ、シーズン終盤は村林選手にスタメンショートを奪われる場面が目立ちました。
楽天の24~28歳、九州出身の選手というだけで現役ドラフト候補に入れましたが、可能性はゼロじゃないと思います。
限りなくゼロに近いですが。
千葉ロッテマリーンズ
二木 康太
二木投手は鹿児島県出身の先発右投手です。
今回挙げた投手の中で実績はNo.1です。
プロ通算10年で130試合に登板、その内126試合が先発。
開幕投手も2021年に一度務めました。
2015年以降,毎年一軍登板が続いていましたが、2023年度はコンディション不良で一軍登板ゼロ。
不本意なシーズンに終わりました。
そんな中でチームは躍進しシーズン2位。
先発6枚もきっちり揃っています。
現役ドラフトに提出すればかなり人気な選手になるでしょう。
小野 郁
小野投手は福岡県出身の中継ぎ右投手です。
2022年度は44試合に登板し防御率1.99のキャリアハイ成績を残しました。
しかし、2023年度は10試合登板で防御率4.66と精彩を欠きました。
他の選手との兼ね合いにはなりますが、可能性としてはゼロではありません。
もし小野投手が現役ドラフトに提出されたら争奪戦必至です。
せっかくなので
今回挙げた11選手は7球団の選手でした。
せっかくなので残りの4球団からも選手を挙げます。
※巨人,中日に関しては24~28歳の九州出身選手がいなかったので、私がホークスに本気で欲しいと思った選手を選びました。
北海道日本ハムファイターズ
古川 裕大
古川選手は福岡県出身の強打の捕手です。
打撃を活かすために外野も守る選手です。
しかし、その打撃を一軍で見せつけることはできていない状況です。
現役ドラフトに提出される可能性はあると見てます。
ホークスは現在支配下捕手8人体制でこれから捕手をさらに取ることは考えにくいため、欲しがらないと思います。
オリックスバファローズ
横山 楓
横山投手は宮崎県出身の中継ぎ右投手です。
プロ1年目は二軍で25試合に登板し、防御率2.36と結果を残しました。
しかし、プロ2年目の今季は二軍で防御率4.66,一軍で防御率7.36と結果を残せませんでした。
社会人投手は1年目から結果を求められるので、2年で一軍に定着できないと現役ドラフトの可能性が出てきます。
しかも所属チームは投手王国オリックスです。
今回挙げた選手の中では、実績を見る限りホークスが欲しがりそうではないと思いました。
読売ジャイアンツ
髙橋 優貴
髙橋投手は茨城県出身の先発左投手です。
巨人は九州出身で24~28歳の現役ドラフト候補がいなかったので、本気の選手を選びました。
髙橋投手は2021年に先発として二桁勝利を達成しました。
しかし、2022,2023年は防御率5点台で思うような結果が出ていません。
巨人は安定した先発投手が7枚いて、さらにドラフト1位で即戦力の西舘投手を獲得したので、先発には困っていません。
髙橋投手が現役ドラフトのリストに入ってくることは十分考えられます。
中日ドラゴンズ
梅津 晃大
梅津投手は宮城県出身の先発右投手です。
中日はそもそも九州出身の支配下選手が自由契約の溝脇選手を含めて12球団最小の3人でした。
あとの2人は柳裕也投手と仲地礼亜投手です。
チームのエースと将来を期待されているドラフト1位。
絶対に現役ドラフトはありえません。
梅津投手を現役ドラフト候補に選んだ理由は、一軍でフルシーズン投げた経験がないからです。
良い投球はするものの、怪我等で実力を100%発揮できないシーズンばかりです。
ホークス時代の田中正義投手も同様のイメージでした。
近藤選手をFAで獲得した際に、田中投手がプロテクトリストから外れていたのは、「また怪我するかもしれない」という一抹の不安があったからと推測します。
中日球団がホークスと同様に考えると、もしかしたら梅津投手が現役ドラフトに提出されているかもしれません。
確率はそうですね、、、
0.00001%ぐらいでしょうか。
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