2026年のパシフィックリーグは、近年でも屈指の混戦が予想されます。なぜなら福岡ソフトバンクホークスはリーグ三連覇、その他の5球団は「打倒ソフトバンク」に向けてオフシーズンに強烈な補強を敢行したからです。下位球団ほど強烈な補強をした印象で、明確に力が劣る球団が存在しません。
本記事では、球団への配慮や人気を一切排除し、「勝てる要素」「負けるリスク」を冷静に洗い出した上で、2026年度パ・リーグの最終順位を予想します。
1位:北海道日本ハムファイターズ
若さと勢いに実績も加わった、全く隙の無い球団。
3年連続Bクラスと低迷していたチームをたったの3年で立て直した新庄監督。2025年度に関しては十分優勝もあり得ました。この3年間で具体的に何が起きたのかというと、全く別のチームに生まれ変わったんです。
当時、主力として活躍していた西川遥輝選手や大田泰示選手等をノンテンダーという名の解雇。若くて実績が無い選手を一軍でとことん試す。当然、優勝は目指さないというか目指せない。その起用した選手が徐々に結果を残すようになり、球場も新たに勢いが増す。優勝を目指さないことにより、ポジション変更もやりたい放題。そのトライ&エラーの繰り返しの中で、徐々に勝てる戦い方が見えるようになる。そのタイミングでフロントが効果的な補強。投打に隙の無いチームへと成長を遂げる。
年々隙の無いチームへと成長しており、2025年度は優勝に限りなく近い2位。そこで確実に優勝するために、ライバルのホークスから元日本ハムのイニングイーター有原航平投手を獲得。また、ホークスと比べて絶対的な中継ぎがいないことから、ドラフト1位で大川慈英投手、現役ドラフトで菊地大稀投手、トレードで島本浩也投手を獲得。有原投手だけでも十分なのに、彼らがハマれば他球団は手が付けられなくなります。
全体的に若くまだまだ伸びしろを秘めた球団であるため、独走状態に入る可能性は十分考えられます。懸念点は伏見寅威選手の流出。彼の味のあるリードがどこまでファイターズ投手陣のプラスになっていたかが2026年度に分かります。
2位:福岡ソフトバンクホークス
総合力No.1。懸念は「怪我」と「有原航平投手」。
忖度抜きで見ても、戦力の厚みはリーグ随一です。勝つために何をすればいいのかが、全選手に浸透しています。リーグMVPトリオ(柳田悠岐、近藤健介、山川穂高)の破壊力は抜群で、彼らが1年を通して試合に出れば、投高打低の時代であっても打線の力で独走する可能性は十分あります。ただ、3選手は2026年度にそれぞれ38歳、33歳、35歳を迎えます。年々怪我のリスクが高まっており、高いパフォーマンスを維持できなくなるかもしれないことは覚悟しなければなりません。
先発投手を見るとホークスの有原航平投手への依存度は顕著。彼が年間約180イニングを消費したことによって、勝ち星はもちろん、中継ぎ投手の負担を軽減していました。この180イニングをどう穴埋めしていくのかは、今後の大きな課題となります。また、中継ぎ投手は樹木トリオ(松本裕樹、藤井皓哉、杉山一樹)への依存度が高いため、彼らに頼りすぎない投手運用が理想的です。
台湾の至宝徐若熙投手や、復活に懸けるスチュワート投手、高卒3年目の前田悠伍投手等、期待の投手は数多くいるだけに彼らの活躍次第ではリーグ三連覇を狙えます。
3位:オリックス・バファローズ
繋がりのある打線が魅力。あとは絶対的エース。
山本由伸投手、吉田正尚選手という絶対的な存在がMLBへ移籍し、宇田川優希投手や山﨑颯一郎投手は怪我に苦しみ、近年は優勝できていないオリックス。それでも2025年シーズンは3位ということで、依然として力がある球団です。森友哉選手や山下舜平大投手といった、本来は投打の軸にならなければならない選手がほとんど活躍しない中での3位なので2026年度に向けての期待感はかなり大きいです。
山下舜平大投手と宮城大弥投手が左右の絶対的エースとして君臨し、エスピノーザ投手や九里亜蓮投手が三番手四番手に収まるようだと非常に先発陣は強力です。それでいて森友哉選手が本来の打棒を発揮すれば、2025年度以上の超強力打線で投手を援護できます。課題のリリーフも2025年終盤は椋木蓮投手や山﨑颯一郎投手の復活である程度計算が立ちそうな印象を受けました。
3位予想にはしてますが、優勝も狙える位置にいると感じます。
4位:東北楽天ゴールデンイーグルス
軸となるベテランがどこまで働けるか。
先発投手の安定感が課題で、2026年度はセットアッパー西口直人投手の先発転向が噂されています。この配置転換がハマれば順位は確実に上がります。また、経験豊富な前田健太投手の獲得も戦力としてだけでなく、あらゆる面でチームに好影響をもたらします。野手ではボイト選手が1年通して出場すれば、日本ハムレイエス選手級の成績を残すのではないかと期待できます。現役ドラフトで獲得した佐藤直樹選手も外野が手薄な楽天にとっては非常に効果的な補強です。早川隆久投手は流石に2年続けて不調に苦しむことは無いでしょう。
これだけプラスの面があれば上位に予想してもおかしくありません。ただ元々パリーグで最も先発が安定していないチームだったことを考えると、多少のプラスがあってもまだ優勝を争える位置にはいかないかなという私の考えです。日本ハムや昨季のロッテのように一度優勝を捨てて0からチームを立て直すというよりも、ベテランと共存しながら、少しづつ世代交代を図っているように見えるので、2026年度も当然優勝を目指すはず。そうなった時に主力のベテラン選手が1年間怪我無く力を発揮できるかも大きなポイントです。
5位:千葉ロッテマリーンズ
今はまだ爪を研ぐ段階。
2025年度はこれまで長くチームを支えていたベテラン選手や外国人野手の出場機会が激減し、若手選手を育成するシーズンとなりました。まさに、新庄ファイターズの1年目のような印象です。1年経験を積んだことで、良い面もあれば当然悪い面も出てくるはず。「2年目のジンクス」というやつです。計算できる選手が少ない中で、優勝を目指せる位置までいくのは相当大変です。2025年ドラフトでは将来性の高い選手を数多く指名出来た為、2~3年後には今のファイターズのような急成長が見込めます。
DeNAから獲得したジャクソン投手は先発の軸として期待できる投手。彼が1年間フルで投げ切れたら、流石に最下位は無いでしょう。2025年度はサブロー新監督に変わり、どういった野球を展開していくのか全く見当もつきません。若手主体の選手運用をするのか、ベテランもうまく使いながらの戦い方をするのか。前者であれば長期的、後者であれば短期的ですが、流石に複数年契約を結んでいるはずなので私がサブロー監督なら1年目は前者の戦い方をします。
6位:埼玉西武ライオンズ
今井達也投手が抜けた穴は埋まらない。
西武は選手を獲得するのが非常に上手い球団。FAやポスティング移籍で選手が抜けても、すぐに新たな戦力が湧いてきます。2025年オフはFAで複数も選手を獲得する動きを見せるなど活発な動きを見せていますが、やはり基礎はドラフト。2025年ドラフトで西武が獲得した選手は非常にレベルが高く、その上即戦力性も高いので投手野手共に1年目から一軍で力を発揮するでしょうね。
それでも、今井投手が抜けた穴は埋めきれません。昨季5位の球団が絶対的エースを失うとなれば、よほど他の選手が頑張らない限りさらに順位は落ちます。平良海馬投手が先発再転向することでその穴を埋めるそうですが、それによって平良投手が務めていた守護神の座を誰が務めるのかが課題となります。
2026年パ・リーグ順位予想
1位:北海道日本ハムファイターズ
2位:福岡ソフトバンクホークス
3位:オリックス・バファローズ
4位:東北楽天ゴールデンイーグルス
5位:千葉ロッテマリーンズ
6位:埼玉西武ライオンズ
総括
いかがだったでしょうか。
言っておきますが順位予想は当たりません。
「この選手はこれぐらい急成長して一軍に何試合出場してこれぐらい活躍する」「この選手は最初の方は活躍していたけど怪我で後半戦は全く活躍できなかった」
このように選手1人をみても1年で様々なドラマがあります。それら全ての要素が積み重なって順位として表れます。突然の感染症蔓延で戦力がガクッと落ちることもありますしね。毎年ピタリ順位を当てている人がいるとしたら意味が分からないです。未来人か何かですか。
はっきり言ってパリーグは強いです。全球団強いです。昨季の交流戦では1位から6位までがパリーグでした。パリーグ順位1位から6位を予想してみましたが、これら全てがひっくり返る可能性すらあると感じています。それぐらい均衡しています。そんなパリーグの熱い野球を今年も楽しみましょう!!!



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