【福岡ソフトバンクホークス】稲川竜汰投手のプロ1年目に期待すること

ホークス考察
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2025年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから二巡目指名を受けた九州共立大学の稲川竜汰投手

ホップ成分の高いストレートを投げる本格派右腕です。

そんな稲川投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。

怪我に苦しんだアマチュア時代

稲川投手のこれまでの野球人生は順風満帆ではありませんでした。

高校2年時に左足首を骨折、その後手術。大学3年時に右膝を負傷、その後2度の半月板手術。高校でも大学でも常にドラフト候補として名前が挙がる存在ではあったものの、これらの怪我によって評価が突き抜けないでいました。

そんな中での支配下2位指名。ホークススカウトの話によると1位の可能性もあったということで、かなり高い評価となりました。

これまで苦労した分、プロの舞台では怪我無く思いっきり野球を楽しんで欲しいなと思います。

直近10年(2015~2024年)の大卒ドラ2右腕

2010~2024年にドラフト2位で指名された大卒右腕をまとめてみました。

2024年 篠木健太郎

2024年ドラフトで横浜DeNAベイスターズが2位指名した本格派右腕。

■ドラフト前の評価
ドラフト前から「大学No.1クラスの右腕」と評され、最速158km/hのストレートと鋭く落ちるフォークが高評価を受けていました。試合を作る安定感、全国大会での実績などから、複数球団が1位候補としてリストアップしていた存在です。即戦力先発としてプロ入り後すぐにローテ入りできる可能性があると見られていました。

■プロ入り後の現時点
入団後もその評価は大きく崩れなかったものの、一軍でいきなり活躍とはならず。制球面やスタミナ管理など、プロで長いシーズンを戦うための課題も明確になりつつあり、現在は“一軍先発ローテを狙える素材”として段階的に育成されている状況です。

2024年 寺西成騎

2024年ドラフトでオリックスバファローズが2位指名した将来性豊かな右腕。

■ドラフト前の評価
中学時代から球速とポテンシャルが注目され、「素材型の大型右腕」として評価されていました。角度のあるストレートとスライダーに魅力があり、体づくりが進めば一気に伸びるタイプと見られていました。高校3年時の右肩手術の影響で、大学で投げ始めたのは3年から。それで支配下2位です。

■プロ入り後の現時点
入団後は、ストレートの球威がさらに増しており、いきなり一軍で初勝利を挙げるなど成長スピードは順調と評価されています。一方で、スタミナ面に課題がありこれから磨いていく必要があります。大卒ではあるものの伸びしろ十分の投手です。

2023年 松本凌人

2023年ドラフトで横浜DeNAベイスターズが2位指名した“変則サイドスロー”右腕。

■ドラフト前の評価
名城大学で活躍した右サイドスローで、最速150km/h超のストレートと、横の角度を生かしたスライダー・チェンジアップが高く評価されていました。大学生投手の中でも完成度が高く、「プロでもすぐ戦力になる変則右腕」としてドラフト上位候補に挙げられていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロ入り後は持ち味の変則フォームとストレートのキレは通用していたものの、一軍で安定した投球を見せれていない状況が続いています。対左打者への対策や制球面、決め球の精度など課題があり、それらを1つずつ改善していく必要があります。

2023年 上田大河

2023年ドラフトで埼玉西武ライオンズが2位指名した本格派右腕。

■ドラフト前の評価
大阪商業大学で最速154km/hを記録した右腕で、力強いストレートと多彩な球種で試合を作れる点が魅力とされていました。フォームの再現性が高く、大崩れしにくい点も評価され、「上位指名確実の即戦力先発タイプ」として注目されていました。

■プロ入り後の現時点
プロでも球威は十分通用しており、特にストレートで押せる投球は評価されています。一方で、変化球の精度やプロの打者への配球面に課題が見え、現在は一軍登板をうかがいながら段階的に成長している状況。“将来の先発ローテ候補”として期待値は依然として高い投手です。

2023年 岩井俊介

2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスが2位指名した剛腕。

■ドラフト前の評価
名城大学で頭角を現した右腕で、最速156km/hのストレートとキレのあるスライダーが高評価。特に、ストレートの回転数2780回転が注目され、三振を奪えるタイプの即戦力候補として評価されていました。フォームの安定性もあり、プロで先発・中継ぎの両面で使える素材と見られていました。

■プロ入り後の現時点
ストレートの球威はプロでも通用しており、スライダーも武器として評価されています。一方で、制球の安定性や変化球の精度で課題が見えており、現在はファームでの調整を重ねながら一軍定着を目指す段階です。1つのきっかけさえあれば、大きく羽ばたける期待値の高い投手です。

2022年 金村尚真

2022年ドラフトで北海道日本ハムファイターズが2位指名した完成度の高い右腕。

■ドラフト前の評価
富士大でエースとして活躍し、最速150km/h前後の伸びるストレートと、制球の良さを武器とする完成度の高い投手として注目されていました。四死球が少なく試合を作る能力が高いことから、「即戦力先発タイプ」としてドラフト上位候補に挙げられていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロでも持ち味の制球力とテンポの良さはそのまま通用し、一軍で早い段階から先発として起用されました。ストレートの質も向上しており、安定感のある先発として存在感を確立しつつあります。一方で、器用であるが故に先発をやったり中継ぎをやったりと、なかなか起用が安定しない部分もあります。

2021年 徳山壮磨

2021年ドラフトで横浜DeNAベイスターズが2位指名した完成度の高い本格派右腕

■ドラフト前の評価
大阪桐蔭高―早稲田大という王道コースを歩んだ実績の持ち主で、最速150km/hのストレートと多彩な変化球を操る“総合力の高い右腕”として評価されていました。大学野球界でも安定した成績を残しており、「即戦力として早期に一軍で投げられるタイプ」としてドラフト上位候補に挙げられていました。

■プロ入り後の現時点
プロでは球威の強化とフォームの安定に取り組みながら、先発・中継ぎ両面で経験を積みました。ストレートの球速も上昇し最速156km/hまで伸ばしました。ただ課題の制球面を克服することが出来ず、2025年オフに戦力外通告。その後、惜しまれつつ現役引退を発表しました。

2020年 山崎伊織

2020年ドラフトで読売ジャイアンツが2位指名した本格派右腕

■ドラフト前の評価
東海大学でエースとして活躍し、最速150km/h超の伸びるストレートとキレのあるスライダーを武器に“大学No.1先発”とも言われた投手。ただし、肘の手術明けだったことから即戦力性には不安があり、「怪我が治れば一気に化ける素材型上位指名候補」という評価でした。

■プロ入り後の現時点
リハビリを経て一軍デビューすると、大学時代同様の球威と制球力が復活し、安定感のある先発としてローテーションに定着。勝ち星を積み上げるだけでなくゲームメイク力も高く、現在は“ジャイアンツ先発陣の中心を担う右腕”として評価が確立しています。

2020年 森博人

2020年ドラフトで中日ドラゴンズが2位指名した本格派右腕。

■ドラフト前の評価
日本体育大学で最速155km/hを記録した速球派で、力強いストレートと縦のスライダーが高評価。大学生右腕の中でもトップクラスの球威を持つとされ、「リリーフ即戦力」としてドラフト上位候補に挙げられていました。将来的には抑え候補とも期待されていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロでも球威は一級品で、一軍登板時にはストレートで押せる投球を披露。ただし、制球の波や変化球の精度、故障の影響もあって安定した成績を残せず、一軍と二軍を行き来するシーズンが続いています。2025年3月にトミージョン手術を受けた影響で2026年度は育成選手として再契約されました。

2020年 高田孝一

2020年ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスが2位指名した本格派右腕。

■ドラフト前の評価
法政大学で最速150km/h台のストレートを武器に活躍し、大きく縦に割れるスライダーやフォークを操る総合力の高い投手として評価されていました。大学時代から安定感があり、「即戦力先発候補」として確実な上位指名と見られていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロでは二軍で結果を残すものの、なかなか一軍定着まではならず。一軍初登板で危険球退場という不名誉な記録もありました。2024年オフに戦力外通告を受け、トライアウトに望みをかけるもオファーは来ず。2024年オフに現役を引退しました。

2019年 吉田大喜

2019年ドラフトで東京ヤクルトスワローズが2位指名した即戦力右腕。

■ドラフト前の評価
日本体育大学でエースとして活躍し、最速150km/hの伸びるストレートと制球力の高さを武器に“大学NO.1クラスの完成度”と評されていました。四死球が少なく、試合を作る能力が高いことから「即戦力先発タイプ」としてドラフト上位候補に位置付けられていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロではストレートのキレと制球力が一定評価され、一軍で先発として登板する機会も得ました。一方で、球威の不足や決め球の弱さが課題として現れ、結果として安定したローテ定着には苦戦。2023年オフに戦力外通告を受けました。現在は社会人野球で野球を続けています。

2018年 島内颯太郎

2018年ドラフトで広島東洋カープが2位指名した即戦力右腕。

■ドラフト前の評価
九州共立大学で最速150km/h前後のキレのあるストレートとチェンジアップを武器に活躍し、躍動感ある投球フォームが特徴。「三振を奪える即戦力リリーフ候補」として高く評価され、ドラフト上位指名は確実と見られていました。

■プロ入り後の現時点
入団後はリリーフとして頭角を現し、150km/hをゆうに超えるストレートと決め球のチェンジアップはプロでも通用するレベルに成長。一軍中継ぎ陣の一角として安定した投球を続け、現在は“広島ブルペンを支えるキーマン”として評価が定着しています。

2018年 梅津晃大

2018年ドラフトで中日ドラゴンズが2位指名した長身本格派右腕。

■ドラフト前の評価
東洋大学で最速153km/hを記録した将来性豊かな右腕で、角度のあるストレートと縦に落ちるスライダー・フォークが高評価。身体能力が高く“完成すればエース級”と期待された一方、制球の不安定さが課題とされ、「素材型の上位候補」と見られていました。

■プロ入り後の現時点
プロ入り後は150km/h台のストレートが通用し、一時は先発ローテの柱として活躍。ただし、故障による離脱が続いたことで出場機会が安定せず、現在は“再浮上を目指す実力派右腕”という立ち位置。ポテンシャルは依然高く、状態さえ整えば一軍戦力として十分期待されています。

2018年 東妻勇輔

2018年ドラフトで千葉ロッテマリーンズが2位指名した小柄な本格派リリーフ右腕。

■ドラフト前の評価
日本体育大学で最速155km/hを記録した速球派で、小柄ながら力強いストレートと高速スライダーが武器。
特に気持ちの強さや攻める投球が評価され、「大学屈指のリリーフ即戦力」としてドラフト上位候補に挙げられていました。

■プロ入り後の現時点
入団後はストレートの球威がそのまま通用したわけではないものの、一軍でリリーフとして存在感を発揮。スーパークイックやツーシーム等で打者のタイミング&バットの芯を外す投球術を身につけました。しかし制球の波や故障で安定した成績を残せず、現在は一軍と二軍を行き来するシーズンが続いています。

2017年 高橋礼

2017年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスが2位指名したアンダースロー右腕。

■ドラフト前の評価
専修大学で活躍したアンダースロー投手で、140km/h台の力強いストレートと沈むシンカーが特徴。アンダースローとしての完成度が高く、「即戦力リリーフ〜将来的には先発も可能」と評価されていました。特殊な腕の角度と制球力の高さが魅力で、面白い戦力になると見られていた存在です。

■プロ入り後の現時点
プロ入り後に急成長し、2019年には先発として10勝・新人王を獲得。低めへ集めるコントロールとシンカーの威力はNPB屈指と評され、一時はホークス先発陣の中心に。その後は故障やフォームの問題もあり成績&球速共にが安定しないシーズンが続いています。2026年度からは西武に育成選手として加入します。

2016年 畠世周

2016年ドラフトで読売ジャイアンツが2位指名した本格派右腕。

ドラフト前の評価
最速153キロのストレートとキレのあるスライダーが高く評価され、即戦力候補として注目されていました。細身ながら伸びしろが大きい右腕とされ、将来的なローテーション投手として期待されていました。

プロ入り後の現時点
一軍で好投を見せた時期もありましたが、度重なる故障によりフルシーズンを通して働くことが難しい状況が続いています。球威やキレは健在で、コンディションさえ整えば戦力になれるポテンシャルを持つ投手です。2025年度は現役ドラフトで阪神へ移籍し、12試合登板で防御率0.00と結果を残しました。

2016年 水野滉也

2016年ドラフトで横浜DeNAベイスターズが2位指名したサイドスロー右腕。

ドラフト前の評価
145キロ前後の力強いストレートとスライダーを軸にまとまりのある投球が評価され、安定感のある即戦力右腕として注目されていました。大学では先発の軸を担っていたため、プロでも先発として勝負する可能性が高いと見られていました。

プロ入り後の現時点
右肩の故障の影響もあり、一軍での登板は限られ、期待された先発ローテーション定着には至りませんでした。2019年オフに戦力外通告を受け、その後引退。引退後は会社経営を経験するなど、活動の幅を広げています。

2016年 小野泰己

2016年ドラフトで阪神タイガースが2位指名した本格派右腕。

ドラフト前の評価
最速152キロのストレートと縦のスライダーが魅力で、将来性の高い本格派として評価されていました。
大学では荒削りながらスケールの大きさが際立ち、伸びしろの大きい素材型右腕と見られていました。
即戦力というより、中長期的にローテ投手へ育成するタイプと位置づけられていました。

プロ入り後の現時点
150キロ台の速球を武器に一軍で先発・リリーフ双方を経験し、強みを示す場面がありました。
一方で制球面の課題が続き、登板が安定しない時期も多く、阪神では役割が固定されませんでした。
2025年オフに2球団目となるオリックスを戦力外となり、去就が注目されています。

2016年 星知弥

2016年ドラフトで東京ヤクルトスワローズが2位指名した本格派右腕。

ドラフト前の評価
最速156キロのストレートと鋭いスライダーを備え、リリーフ適性の高い即戦力右腕として評価されていました。大学日本代表でも存在感を示し、勝ちパターンを担えるポテンシャルを持つと見られていました。
総合的に完成度が高く、早期の一軍定着が期待されていました。

プロ入り後の現時点
力強い直球を武器にリリーフとして起用されるかと思いきや、まずは先発としてお試し。その後、すぐに中継ぎに転向しました。2025年度はキャリアハイとなる44登板で防御率1.67を記録。晩成型の投手のようです。2026年度中にも国内FA権を取得する為、2026年度は星投手にとってかなり大事な1年となります。

2016年 中塚駿太

2016年ドラフトで埼玉西武ライオンズが2位指名した大型右腕。

ドラフト前の評価
190センチ超の体格から最速157キロの豪速球を投げ込む、スケール抜群の素材型右腕として注目されていました。制球には粗さがあるものの、潜在能力はドラフト屈指と評価されていました。将来的にクローザーやパワー型先発になり得る存在として期待されていました。

プロ入り後の現時点
球速はプロ入り後も150キロ超を維持し、リリーフとして一軍で登板した時期もありました。ただし制球難が改善しきれず、安定した起用につながらないシーズンが続き、2021年オフに戦力外通告。その後、社会人野球や独立リーグで野球を続け、2025年シーズンを持って現役を引退しました。

2016年 池田隆英

2016年ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスが2位指名した先発右腕。

ドラフト前の評価
最速152キロのストレートと多彩な変化球を駆使する、完成度の高い先発タイプとして評価されていました。
大学でも安定感ある投球を続け、即戦力候補としてスカウトから高い注目を集めていました。
制球力とゲームメイク能力を兼ね備えた本格派右腕と見られていました。

プロ入り後の現時点
日本ハム、楽天で先発・中継ぎの双方を経験し、要所で試合を作る能力を示してきました。年齢を重ねるにつれ、中継ぎの比率が高くなっていき、現在は完全にリリーバーです。2025年度は一軍24登板に留まったことにより、2026年度は勝負の年となります。

2016年 黒木優太

2016年ドラフトでオリックスバファローズが2位指名した剛腕。

ドラフト前の評価
黒木優太投手は最速153キロの力強いストレートとスプリットを武器に、即戦力候補として高く評価されていました。特に複数球団が競合レベルで注目する完成度の高い右腕と見られていました。制球面は課題ながら、リリーフなら早期から戦力になると予想されていました。

プロ入り後の現時点
入団後は1年目からブルペンの主力として活躍し、55試合に一軍登板しました。その後は故障の影響で3シーズンも一軍で投げられない時期がありながら、そこから這い上がり一軍登板を果たしました。オリックス日本ハム西武とパリーグ3球団を渡り歩き、育成から支配下に這いがった回数は2回。不屈の男です。

2015年 佐藤優

2015年ドラフトで中日ドラゴンズが2位指名した剛腕。

ドラフト前の評価
最速151キロのストレートとフォークを武器に、将来の先発候補として注目されていました。身長187cmというスケールも評価され、素材型ながら伸びしろの大きい右腕と見られていました。制球には課題があるものの、プロで磨かれれば大化けする可能性があると評価されていました。

プロ入り後の現時点
プロ入り後は先発としては芽が出なかったものの、中継ぎとして戦力になる時期もありました。キャリアハイは2018年度(42登板で防御率2.08)。その年のオフには2018年度日米野球の日本代表に選ばれました。2022年オフに戦力外通告を受け現役を引退しました。

2015年 熊原健人

2015年ドラフトで横浜DeNAベイスターズが2位指名した神主右腕。

ドラフト前の評価
最速152キロの力強いストレートとスプリットを武器に、即戦力候補として高く評価されていました。仙台大でエースとして活躍し、完成度と度胸の両面を兼ね備えた右腕と見られていました。プロでは先発・中継ぎどちらでも対応可能と期待されていました。

プロ入り後の現時点
1年目から一軍で先発として登板機会を得て存在感を示しましたが、その後は制球難や故障もあり安定した結果を残せませんでした。球威やスプリットの威力は評価され続けましたが、起用は徐々に限定的になりました。楽天に移籍した後に2020年オフに戦力外通告を受け現役を引退しました。

稲川竜汰投手に期待すること

過去10年のドラフト2位右腕を振り返ったところ、現在も一軍の舞台で活躍できているのが半分くらい。その中で、プロでもトップクラスの働きができているのが2~3名

2位だから確実に活躍できるとは限らないのが厳しいプロの世界です。

実績を考えると、先発を目指すなら山崎伊織投手、中継ぎを目指すなら島内颯太郎投手のようになるのが理想的です。

現実的に考えて、球種がそこまで多くなく、ストレートの強さとカーブが売りの稲川投手は後ろで腕を振る方がしっくりきます。つまり目指すは島内投手ですね。

島内投手は稲川投手にとって九州共立大学の「先輩」にあたるため、目指すべき投手像がすぐ近くにいるというのはかなり大きなメリットです。島内投手の関係者とはすぐに繋がれるはずです。トレーニング方法から登板時の準備まで、聞けることは何でも聞いて将来の糧にしてもらいたいです。

島内投手のストレートの平均球速は150キロをゆうに超えます。決め球もチェンジアップだけでなく、フォークとの使い分けができます。このレベルにならないと、毎年一軍で成績を残すのは厳しいということです。

まずはプロ1年目。「怪我無く平均球速150キロを目指し、結果というよりも3~4年後に手が付けられなくなる投手になってもらいたいです。

コメント

最近のコメント

うえでぃー
うえでぃー
2025.10.03
ご質問ありがとうございます!!!ダウンズ選手はDHを使うことなく「内野手」として起用できるという点で貴重な存在です。12球団見渡しても、これだけユーティリティ性と長打力を兼ね備えている使い勝手のいい外...
さよならの季節——2025年ホークス構想外候補10名【10月編】
エラル
2025.10.03
うえでぃーさんは、ダウンズ選手、宮崎楓投手は来シーズンどうなると思いますか?2人とも好きな選手なんですがあまり活躍できてないイメージなのでどう判断されるのか気になります💦
さよならの季節——2025年ホークス構想外候補10名【10月編】
うえでぃー
うえでぃー
2025.08.28
コメントありがとうございます!そして補足ありがとうございます!!!覚悟はしておかないといけませんね…。
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きゃすが
2025.08.28
こちらの動画の中でモイネロ選手がメジャーリーグへの憧れを語っています長期契約が終わったあと、もしかしたら何かあるのかもしれませんhttps://youtu.be/PFhQaqVSgQ0?si=n3Xq...
NPBにやってくる外国人選手の“背景”とは?
うえでぃー
うえでぃー
2025.04.19
エラルさんの選出を見る感じ、今すぐ支配下というわけではなく数年後に出てきそうな有望株を選んだらいいんですね。そうなると、この3名以外だと岡田晧一郎投手が面白い存在だと思います。彼は変化球(特にフォーク...
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