2025年オフ、福岡ソフトバンクホークスが新たに迎えた右腕――台湾出身の 徐若熙(シュー・ルオシー)投手。台湾圏では既にトップクラスの実力を誇るスター投手であり、その加入はホークス投手陣に大きなインパクトをもたらすと見られています。契約は3年で15億円規模になるそう。
この記事では、徐若熙投手の特徴や起用法、ホークスが彼に期待する役割について徹底的に深掘りしていきます。
徐若熙とはどんな投手なのか
徐若熙投手は台湾プロ野球(CPBL)味全ドラゴンズのエースとして活躍してきた右腕。
大きな特徴は以下の3点に集約されます。
最速158キロの“伸びる”ストレート
球速以上に“キレ”が際立ち、空振りを奪える質の高さが魅力。
ストライクゾーンで真っ向勝負ができるストレートは大きな武器になる。
そして、もちろんホークスが非常に好きなタイプの投手。
変化球の精度が非常に高い
スプリット、カッター、チェンジアップ、カーブと複数の決め球を使い分ける。
左打者にはシュート成分が強く逃げながら落ちる軌道のスプリット、右打者には外角のストライクゾーンからカッター。右打者左打者共に抑えるパターンを確立。
制球力も安定
投球フォームのバランスが良く、四球で崩れる姿が少ないのも特徴。全ての変化球を同じ投球フォームで投じる。
クイックが速く、先発として十分計算できる。
ホークスが期待する3つの役割
右のエース
2025年度のホークスは「10勝カルテット」を形成するなど先発陣は安定していました。ただ、その内右投手の上沢投手は32歳、有原投手は34歳。年齢を見るとそろそろ世代交代を図りたいところ。今から2~3年後も有原投手上沢投手を軸に先発ローテを回せると思うのはあまりに危険です。
大津亮介投手や、2025年度は怪我で1年投げれなかったスチュワート投手等、近未来の先発軸候補はいるものの候補は多いに越したことはありません。
三振を奪える“ゲームメーカー”
大津投手の将来像は攝津正投手のような技巧派エース。
ただ、徐若熙投手の場合は斉藤和巳投手や千賀滉大投手のような本格派エース。こういう試合を支配する右投手がいそうでいないのが今のホークスなんですよね。日本ハムの方が若くて勢いのある先発右投手がいます。
村上泰斗投手や藤原大翔投手、張峻瑋投手に期待しつつも、彼らの時代はもう少し先です。
“アジアのスター”獲得効果
ホークスは国際展開を強めるチーム。
徐若熙投手は台湾で圧倒的人気を誇る選手で、マーケティング的にも大きなプラスになります。
「アジアNo.1投手」と称され、MLBでワールドチャンピオン2連覇を果たしたドジャースも欲しがった実力者が来日する意味は大きいです。
徐若熙の加入で変わるホークス投手陣の未来
若手の刺激になる
木村光投手、松本晴投手、岩井俊介投手らが「同世代かつアジアトップレベルの球を間近で見る」という経験は非常に貴重。競争が激化し、チーム全体の底上げに繋がります。
同世代でライバル関係を作れたら理想ですね。
外国人選手の刺激になる
徐若熙投手が支配下選手として加わると仮定すると、2026年度の支配下外国人枠選手は5名(徐若熙、スチュワート、オスナ、ダウンズ、ヘルナンデス)。
※モイネロ投手は2026年度から日本人扱い
ただ、ホークスに在籍する外国人選手はこの5名だけではありません。育成選手もいます。
アルメンタ投手、ロドリゲス投手、サルディ投手、張峻瑋投手、オスーナ選手、アルモンテ選手。野手2名に関してはまだまだ粗さがあるものの、投手は活きの良い球を投げる投手ばかりです。少しでも隙を見せたなら、立場を奪われてもおかしくありません。特にアルメンタ投手は左で150キロ台中盤の球を安定して投げれるため、トッププロスペクトという位置づけになるかなと思います。レベルの高い選手が争いを繰り広げると、チームにとっては間違いなくプラスです。
次の台湾の有望株が加入するかも
ホークスはキューバの至宝デスパイネ選手が在籍し、その影響でモイネロ投手やグラシアル選手等強力なキューバ選手が加入したという過去がありました。現在在籍しているサルディ投手もモイネロ投手二世として加入した選手です。
徐若熙投手という台湾の至宝が加入すれば、今後彼に憧れる台湾のプロスペクト選手がホークス入りを熱望する可能性も十分考えられます。張峻瑋投手は徐若熙投手の加入によって成長速度が速くなるかもしれませんね。
まとめ|徐若熙投手はホークスの未来を変える存在
徐若熙投手は、
- 先発ローテの安定
- 高い奪三振能力によるゲーム支配
- 国際的な人気拡大
という三拍子をそろえた投手。
ホークスの将来有望な若手投手陣と融合すれば、NPB最強クラスの投手陣がさらに強固になります。
ホークスの新たな歴史を作る存在になれるでしょうか。
まずは2026年シーズン、徐若熙投手の躍動に期待です。



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