毎年100名以上の戦力外選手が出るNPBの世界。
もちろん2024年度も例外ではありません。
なぜなら毎年同じくらい新しい選手が入ってくるからです。
戦力外選手はもうプロでやれないかと問われるとそうではありません。
選手は環境でガラッと変わります。
ホークスの藤井皓哉投手がその最たる例。
広島戦力外から独立リーグを経験し、野球の楽しさを思い出したからこその潜在能力の開花です。
他にも挙げたらキリがないくらいこういった選手は存在します。
だからこそ、戦力外になったとしても簡単に諦めてほしくないというのが個人的な考えです。
そこで今回は、ホークス以外のNPB11球団から戦力外になった選手の中で、まだ戦力になる可能性があると私が見込んだ選手を勝手にピックアップしました。
因みに昨年2023年度の同記事がこちら。
埼玉西武ライオンズ
ブランドン
ブランドン選手(26)は怪我に苦しむ右打ち内野手。
2024年度の二軍成績はこちら。
打席数37,打率.286,本塁打3,打点4,出塁率.324,長打率.629,OPS.953,得点圏打率.143
実力的にはとっくの昔に一軍でレギュラーを掴んでいてもおかしくない選手ですが、怪我を重ねることによってポジションを掴めませんでした。
2024年度に関してはライオンズの開幕スタメンに名を連ねていた選手。
期待値の高さは窺えます。
彼がもしホークスに入団するとなった場合、ライバルとなるのは山川穂高選手や栗原陵矢選手。
なかなかこの壁を乗り越えるのは難しいです。
また、山川選手や栗原選手の前に、吉田賢吾選手、リチャード選手、井上朋也選手、石塚綜一郎選手といった若手野手に勝たなければなりません。
ライオンズにいるよりも競争は激しいです。
ただ、そのようなハイレベルの競争が彼を高みに導いてくれるかもしれません。
千葉ロッテマリーンズ
吉田凌
吉田凌投手(27)は一軍で92登板の実績がある中継ぎ右腕。
2024年度の二軍成績はこちら。
登板数29,防御率2.08,投球回数30.1,被打率.183,奪三振率9.49,与四死球率3.86,WHIP1.09
一軍では9登板で防御率6.17と結果を残せなかったものの、二軍では安定した投球を見せています。
2023年オフにオリックスを戦力外となり、1年後にはロッテを戦力外。
三度目のチャンスは訪れるでしょうか。
私は訪れると思ってます。
オリックスバファローズ
前佑囲斗
前佑囲斗投手(23)は将来性に期待の中継ぎ右腕。
2024年度の二軍成績はこちら。
登板数36,防御率1.98,投球回数36.1,被打率.233,奪三振率7.43,与四死球率3.47,WHIP1.21
まとまった投手ではあるものの、突き抜けた何かが無いので、一軍の舞台では活躍することができていません。
ただ、まだ23歳の投手なので伸びしろ十分です。
育成投手として獲得できたなら非常に大きいです。
おそらく、オリックスと育成契約を結ぶだろうとは思いますが。
読売ジャイアンツ
菊地大稀
菊地大稀投手(25)は2023年シーズンに50試合登板した中継ぎ右腕。
2024年度の二軍成績はこちら。
登板数36,防御率1.00,投球回数36,被打率.225,奪三振率11.25,与四死球率2.25,WHIP1.08
彼は支配下じゃないと獲得できない投手です。
来季の中継ぎ陣が手薄だと感じているなら獲得に動くべきです。
奪三振能力が高いので、ホークスが好きな投手であることは間違いありません。
山田龍聖
山田龍聖投手(24)は一軍登板の無い中継ぎ左腕。
2024年度の二軍成績はこちら。
登板数29,防御率1.65,投球回数27.1,被打率.156,奪三振率10.54,与四死球率3.95,WHIP0.91
少々、制球に苦しむ場面は見られますが、球の力強さは申し分ないです。
それが、被打率の低さや奪三振率の高さに表れています。
年齢がまだ24歳と若いので、支配下枠に余裕があるなら支配下で獲得したいところです。
阪神タイガース
岩田将貴
岩田将貴投手(26)は変則の中継ぎ左腕。
2024年度の二軍成績はこちら。
登板数46,防御率2.11,投球回数38.1,被打率.206,奪三振率6.81,与四死球率1.17,WHIP0.86
正直、なぜ戦力外になったのか分かりません。
これだけの数字を残しているのであれば、一軍で投げるチャンスを貰っても良かったとは思いますが、2024年度の一軍登板はゼロ。
私が岩田投手なら納得できません。
ホークスは左の中継ぎが手薄なので、育成でも獲得できるなら絶対獲得に動くべきです。
岩田投手は1年前に出したトレード考察記事に登場した選手です。
横浜DeNAベイスターズ
村川凪
村川凪選手(26)は快速が武器の左打ち外野手。
2024年度の二軍成績がこちら。
打席数124,打率.308,本塁打0,盗塁12,出塁率.364,長打率.421,OPS.785,得点圏打率.276
ホークスは代走のレベルも高いですが、その中でも輝ける存在だと思います。
また、元々「足だけ」の選手でしたが、毎年打撃技術を向上させ、今季は二軍ながら打率3割を達成。
今後の伸びしろにも大いに期待が持てます。
広島東洋カープ
前川誠太
前川誠太選手(21)は将来性が魅力の右打ち内野手。
2024年度の二軍成績がこちら。
打席数173,打率.277,本塁打3,盗塁3,出塁率.3511,長打率.405,OPS.757,得点圏打率.235
2年目まではなかなか打撃で結果を残せずにいましたが、3年目になって3割近い打率を残すまでに成長。
彼はこれからの選手です。
守備面も含めて課題はありますが、将来性を買って獲得してみてもいいのではないでしょうか。
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