2024/10/7、福岡ソフトバンクホークスは佐藤宏樹投手、村上舜投手、瀧本将生投手、伊藤大将選手、佐久間拓斗選手、三代祥貴選手と来季の育成契約を結ばないことを発表しました。
今回はこの6名の構想外報道について私が率直に思うことを述べていきます。
澤柳亮太郎投手、古川侑利投手、渡邊佑樹投手の3名に関してはこちらからご確認ください。
佐藤宏樹
2020年育成ドラフト1位でホークスに入団した大卒4年目の佐藤宏樹投手。
育成1位の投手ではありますが、本来は支配下の1位を狙えるぐらいの素材の投手でした。
ただ、入団前も怪我、投げれるようになって今季も怪我(5/25三軍戦でアクシデント降板)。
とにかく怪我に泣かされました。
田中正義投手もホークス時代は怪我に泣かされた投手の1人。
ただ現在は日本ハムの守護神として活躍しています。
佐藤投手もこれまでの経験を活かして他球団で大きく花開いてほしいなと思います。
間違いなくオファーはあるはずです。
村上舜
2019年育成ドラフト7位でホークスに入団した高卒5年目の村上舜投手。
入団時から課題の制球力を克服することができず構想外となってしまいました。
ホークスにとって左の中継ぎは貴重な存在。
アピール次第でチャンスは大いにありました。
制球力が安定した村上投手を一度でも見てみたかったなというのが正直なところです。
瀧本将生
2021年育成ドラフト11位でホークスに入団した高卒3年目の瀧本将生投手。
彼の課題はストレートの強さ。
縦に鋭く落ちるスライダーは空振りが取れる素晴らしい球でした。
今季は5/30三軍戦以来、怪我で登板が無くアピール機会は無し。
そういったフィジカル面の弱さも構想外の一因になったのかなと推測します。
ホークスは球速命な所があるので今回構想外という判断になりましたが、他球団それもセリーグの球団に移籍したら大覚醒するパターンもあるかもしれません。
伊藤大将
2019年育成ドラフト3位でホークスに入団した高卒5年目の伊藤大将選手。
堅守と強打が持ち味のユーティリティー内野手です。
守備に関しては非凡なものがあり安心して見ることができましたが、打撃の波が大きく安定した成績を残すことができずに構想外となってしまいました。
ただ、ホークスで最後の出場となった9/29三軍戦では3打数3安打3打点(単打2、本塁打1)の固め打ち。
これをシーズンの初めからやっていれば全然違ったはずです。
今後伊藤選手がどのような判断をするのかに注目が集まりますが、個人的にはもう一度チャンスを与えてくれる球団が出てきてもらいたいです。
あの守備力はプロで通用します。
佐久間拓斗
2021年育成ドラフト8位でホークスに入団した高卒3年目の佐久間拓斗選手。
高校時代は捕手でしたが、プロ入り後は一塁手専門になり長打力により期待が集まりました。
ただ期待するほどの打撃成績を残すことができませんでした。
常にフルスイングの選手なので気持ちのいい選手ではありましたが、ボールがバットに当たらなかったです。
佐久間選手が今季最も輝いた試合は8/11三軍戦。
4打数3安打2本塁打5打点の大暴れでした。
しっかり捉えた打球は消えていくので、ホークススカウトはロマンという意味では間違った指名はしていなかったと思います。
三代祥貴
2021年育成ドラフト12位でホークスに入団した高卒3年目の三代祥貴選手。
一三塁を守る選手で、佐久間選手と同様に長打力を期待されていた選手です。
ただ、こちらも思うような結果を残せませんでした。
佐久間選手も三代選手も打順はだいたい8番か9番。
一三塁の選手は本来上位打線を打つべきです。
三代選手は佐久間選手よりは確実性があったものの、長打力に関しては佐久間選手に負けていました。
フロント目線からすれば、長期的に見て、大きく羽ばたくというよりも小さくまとまる選手になりそうな感じがしていたのでしょう。
高卒3年目ながら早めの判断にはなってしまいましたが、納得する部分もあります。
プロは小さくまとまる選手よりも一芸に秀でた選手の方が目立ちやすいのは事実。
率を残す打撃スタイルか、長打を狙うスタイルのどちらかに振り切る方が、三代選手にとって良かったのかもしれません。
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