2024/9/25、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は2-0でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては9月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
継投によるノーヒットノーランとはなりませんでしたが、投手陣はしっかり仕事を果たし接戦をものにしました。
スチュワート投手は9勝目。
次回登板で自身初の二桁勝利となるでしょうか。
優勝が決まった中での試合で、選手は多少の緩みが出るかと思いきや、全くそんなことはありません。
来季の契約を勝ち取れるか微妙な選手、CS,日本シリーズへの出場を狙う選手、タイトル争いをしている選手。
それぞれがそれぞれの角度で戦っています。
今後が楽しみなW前田の登板もあるでしょうし、CSまでの残り7試合は優勝までのヒリヒリした戦いとはまた違った面白みがあります。
チームというよりも「個」をより意識することになります。
9/26の先発はホークスが有原投手、ライオンズが菅井投手。
最多勝争いをしているエースにとってこの試合は落とせません。
9月に入って有原投手本来の投球を取り戻しつつあるので期待はできます。
投手
スチュワート
スチュワート投手は5回無失点の投球でした。
全77球の内、ストライク48ボール29。
印象としては「調子は普通」です。
完璧に投げ切れた球は少なかったように感じます。
特にスプリットは高めに浮く場面が目立ちました。
それでも相手打線がスチュワート投手の球を捉えきることができていなかったので、伸び伸びと投げ進めることが出来ました。
次回登板ではより精度の高い投球を披露して、CSに向けて調子を上げてほしいです。
和田毅
和田毅投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク12ボール7。
印象としては「短時間で修正」です。
出力をセーブしながら長い回を投げる先発と違い、中継ぎは1イニングを全力で投げる投球スタイルが求められます。
この1点を取られたら試合が決まるという緊迫な場面での登板が多いからです。
今回の和田投手の登板時はまさに1-0の緊迫した展開。
1点も与えられません。
先頭打者の長谷川選手に対しては、和田投手にしては珍しい四球。
力んで球を思ったところに投げ切れていませんでした。
ただ、この四球以降はしっかり投げ切れた球が増え、打者3人を抑えることが出来ました。
走者が出ると牽制が出来ます。
その牽制で投球の感覚を研ぎ澄ませていったのではないかと推測します。
この短時間で修正できるのは流石としか言いようがありません。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク9ボール7。
印象としては「ゴロアウト」です。
又吉投手も和田投手同様、1-0の緊迫した場面で、さらにノーヒットノーランが継続しているという二重のプレッシャーを背負いながらの登板になりました。
しっかりコースを突いていきましたが、1死から外崎選手に四球。
ここで又吉投手は走者を溜めないことに意識を切り替えました。
岸選手には甘めのコースでカウントを取り、最後も甘いスライダーを打たせて遊ゴロに打ち取るも、セカンドからショートに回っていたダウンズ選手がバウンドにうまく合わせることができずエラー。
ただ古賀選手はインコースに食い込むシュートを打たせて遊ゴロ併殺。
ピンチを切り抜けました。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク8ボール0。
印象としては「自信漲る投球」です。
ストライクゾーンに球を集め常に投手有利の投球が出来ました。
1点差であるとか、ノーヒットノーラン継続中とか、杉山投手には全く関係ありません。
ただ球を投げるその1点に集中できてます。
源田選手には2球で追い込んでから3球目の高めのストレートを捉えられたものの、センターの周東佑京選手が大ファインプレーで中飛。
周東選手にしか取れない打球です。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク9ボール7。
印象としては「本来のオスナ投手ではない」です。
2死まで奪ったものの野村大樹選手にセンターオーバーの二塁打を打たれ、継投によるノーヒットノーランは達成できませんでした。
ただその後のピンチは抑えることができたので良かったです。
現在のオスナ投手は調整段階。
CSで100%の力が出せれば問題ないです。
本来はチェンジアップでかわすような投球はしません。
また、ストライク率もここまで悪くありません。
まさに今回の杉山投手のような投球がオスナ投手の理想形です。
野手
ホークス選手の9月一軍打撃成績がこちら。(2024/9/25時点)
<スタメン>
<スタメン外>
山川穂高選手は崩されながら先制本塁打。
谷川原健太選手は今季初打席でタイムリー三塁打。
この2点で勝利をもぎ取りました。
山川選手は100打点まで残り5打点です。
谷川原選手はこれからの一軍での1打席1打席が今後の野球人生にとって重要になってくることは間違いありません。
ダウンズ選手は3打席目に来日初ヒットがあり、4回にはセカンド難しい体勢で捕球し座った状態から送球するスーパープレーがあるなど攻守で存在感を放ちました。
今後の活躍が楽しみです。
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