2024/9/16、福岡ソフトバンクホークス対阪神タイガースの二軍公式戦が行われました。
結果は4-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
野手に関しては、9月二軍打撃成績一覧も載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大野稼頭央
大野稼頭央投手は3回無失点の投球でした。
全44球の内、ストライク26ボール18。
印象としては「スローカーブが良い」です。
打たれたヒットは、高濱選手にスローカーブを合わされた1本のみ。
そのスローカーブを意識させたことで、ストレートに合わされなかったという見方もできます。
また、初回は2つの四球を出すなど制球に苦しむ部分もありましたが、2回3回は四球ゼロと修正できました。
次回登板に向けての課題は立ち上がり。
ここの不安感が無くなれば、落ち着いて投げることができるようになります。
このままアピールを続けて一軍初登板を目指してもらいたいところです。
木村大成
木村大成投手は4回無失点の投球でした。
全65球の内、ストライク33ボール32。
印象としては「もっとストライク先行でいきたい」です。
ストライクとボールの数が同じくらい。
これで4回無失点は奇跡です。
ボール先行の打者有利カウントで投じた球でも差し込めているということで、自信になる登板になったかと思います。
これでもっとストライク率が上がってくれば言うことなしです。
今回の登板を通して、ある程度甘めのストライクゾーンでも勝負できるという判断が出来たのであれば、次回登板が非常に楽しみです。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回1失点の投球でした。
全15球の内、ストライク10ボール5。
印象としては「自慢のストレートが…」です。
力強いストレートとフォークを武器に打者2人を抑え込んだところで、3人目の野口選手に本塁打。
2ボールからの真ん中ストレートを完璧に捉えられました。
打者有利のカウントにしてしまったこと。
四球を嫌がり真ん中でカウントを取りにいってしまったこと。
これらが悪い方に繋がりました。
カウントが悪くなってもストレートでファールが取れるぐらいでないと一軍では通用しません。
そこは今後の伸びしろです。
本塁打を打たれた次の豊田選手には、痛烈な打球を打たれたものの3球連続ストレートを投げて抑えたので、気持ちが強い投手だと思いました。
3試合連続失点ということで今後どのような起用がされるかは分かりませんが、宮里投手としては日々レベルアップをしていくだけです。
田浦文丸
田浦文丸投手は1回無失点の投球でした。
全8球の内、ストライク5ボール3。
印象としては「ゲームみたいな投球」です。
今季一軍では、これまで3試合に登板し1失点という結果。
まずまずの投球は見せました。
ここからまた二軍でアピールすることができれば、一軍へ戻ることも十分考えられます。
今回の投球は高低内外にしっかり投げ分ける最高の投球を披露しました。
まさにゲームみたいな投球です。
スライダーやチェンジアップで空振りを取りたいときに空振りを取れましたし、何も言うことはありません。
ストレートの出力がもう少し上がってくれば、自信を持って一軍のマウンドを任すことができるようになります。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/16時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、ダウンズ選手、リチャード選手、井上朋也選手。
ダウンズ選手は3打数2安打1四球(二塁打1、三塁打1)。
1打席目は粘っての四球。
2打席目はセンター前の当たりで二塁を陥れる好走塁。
3打席目はセンターオーバーの当たりで三塁を陥れる好走塁。
とにかく目立った活躍をしています。
徐々に日本野球に適応してきているところを感じるので、個人的には今すぐにでも一軍でプレーを見てみたいなと思います。
最初はもちろん適応に戸惑うとは思いますが、そこからまた合わせてくれそうな気がしてます。
リチャード選手は3打数2安打1死球1打点(単打2)。
シャープな打撃で打点を稼ぎました。
チームでトップクラスの長打力を誇るリチャード選手に確実性が身に付けば覚醒の時です。
今一軍野手の誰かが怪我をした場合に、二軍から呼ばれる一番手は間違いなくリチャード選手なので、常に一軍で活躍することを意識しながら今後もアピールを続けるだけです。
井上選手は4打数2安打1打点。
ボテボテゴロの内野安打と、逆方向へ痛烈な低い打球の二塁打を放ちました。
ここ最近結果を残せていなかったので、スタメンの機会は減っていました。
今回の活躍でまたスタメンの機会は増えてくると思います。
井上選手が目指す打撃スタイルは、左右は異なるものの栗原陵矢選手ではないでしょうか。
完全に繋ぎの役割をする選手になるにはもったいないですが、長距離ヒッターと呼べるほどのパワーはありません。
二塁打が多く、四球も選べて、勝負強い。
そんな中距離打者になってくれたら、来季以降が非常に楽しみです。
リチャード選手や山川選手のように、ブンブン振り回して三振していいような選手では無いと思います。
守備でアピールできたのは、廣瀨隆太選手と重松凱人選手。
セカンド廣瀨選手は1回表に難しいハイバウンドゴロを見事に打球処理。
レフト重松選手は4回表に背走しながらランニングキャッチ。
どちらも大野投手と木村投手の立ち上がりのプレーだっただけに非常に大きかったです。
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