2024/9/1、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は14-4でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの9月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
前田純
前田純投手は5回3失点の投球でした。
全98球の内、ストライク60ボール38。
印象としては「何とか試合は作る」です。
三者凡退の回が一度もなく、常に走者を背負う投球をしながら何とか5回3失点にまとめてきました。
今回の投球が一軍昇格に繋がるかと言えば、そうではありません。
ストライク率、チェンジアップの精度、球の強さ。
まだまだやるべきことはたくさんあります。
前田投手が二軍で結果を残せているのは、勝負所で打者と気持ちの面で負けないという強みがあるからです。
ただ、さすがに一軍では気持ちだけで抑えられません。
それは前田投手本人が一番分かっていることです。
中村亮太
中村亮太投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「変化球が軸」です。
前回登板と同様に今回も変化球を軸に投球していきました。
彼の変化球の変化量は他の投手と比べて大きいです。
カーブもシンカーも良い落ち幅をしてます。
だからそれを意識してしまうとどうしてもストレートに差し込まれます。
今回は先頭のラミレス選手に初球の真ん中カーブを捉えられたものの後続は抑えて無失点。
変化球の精度は今後の課題ではありますが、投球の方向性は間違っていません。
たまにはオールシンカーで打ち取る投球も見てみたいです。
長谷川威展
長谷川威展投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「二軍でやることはない」です。
長谷川投手は一軍でバリバリ投げて抑えている投手なので、二軍でやることは特にありません。
先頭打者の前川選手に対して2ボールカウントにしてしまい、2-2とカウントを立て直すも最後は高めのストレートをヒットにされたこと。
修正点はそれぐらいです。
しっかりとコースビタビタに制球できていたので、一軍でも今まで通り抑えてくれると思います。
登録抹消期間が経った9/6の西武戦から一軍復帰するはずです。
尾形崇斗
尾形崇斗投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク11ボール2。
印象としては「変化球の精度が課題」です。
ストレートのスピードはいつもより抑えめでしたが、しっかりストライクゾーンに投げ切れて投球になっていました。
150キロは尾形投手の中では遅い方ですが十分速いです。
155キロでボール球を連発するぐらいなら、150キロをストライクゾーンに入れてくれる方が100倍良いです。
今回はフォークが真ん中に入ったところをヒットにされるという新たな課題が見つかりました。
スライダーも高めに浮いて外野まで飛ばされたので、今後は変化球の精度向上が求められます。
以前の四球連発の頃と比べると確実に前に進んでいます。
笠谷俊介
笠谷俊介投手は1回1失点の投球でした。
全26球の内、ストライク12ボール14。
印象としては「いつもの四球」です。
笠谷投手の定番、先頭四球。
今回は先頭四球ではありませんが、1死を取ってから四球を与えました。
先頭打者の打球が非常に強く、そこで変に意識してしまったのでしょうか。
笠谷投手は中村投手と違いストレートでどんどん押していくべき投手です。
変化球の曲がり幅も大きく、そこを使っていきたい気持ちはあると思いますがまずはストレート。
左投げで150キロを投げられる投手なんてそうそういません。
最後の打者磯村選手に対して3球連続ボールから3球連続ストレートで空振り三振を奪ったのが良いヒントです。
どんどんストライクゾーンにストレートを投げ込んでファールや空振りを奪い、決め球は何でも良い。
こういった中継ぎ時代のモイネロ投手のような投球スタイルを目指すべきです。
最大出力や制球力はモイネロ投手に及びませんが、そこに近いものは出せると思います。
あとはどれだけ自分の球を信じて投げられるか。
ただそれだけです。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/1時点)
<スタメン>
<スタメン外>
9月一発目の二軍戦は猛打炸裂でした。
複数安打を放ったのは、佐藤航太選手、笹川吉康選手、リチャード選手、井上朋也選手、廣瀨隆太選手、山下恭吾選手の6名。
佐藤選手は6打数3安打。(単打3本)
9月に入ってからも好調をキープしてます。
笹川選手は4打数2安打2四球1打点。(単打2本)
同じ外野手として佐藤選手には負けてられません。
リチャード選手は5打数2安打5打点。(単打1本、本塁打1本)
3試合連続本塁打と調子を上げてきました。
井上選手は5打数4安打1死球2打点。(単打3本、二塁打1本)
リチャード選手が本塁打でアピールするならこちらは率でアピールです。
廣瀨選手は6打数3安打2打点。(単打2本、二塁打1本)
8月は一本もなかった長打が、9月に入っていきなり出ました。
山下選手は3打数2安打2四球1盗塁。(単打1本、二塁打1本)
勝連選手やイヒネ選手との争いに勝ってまずは二軍のレギュラーを掴みたいところです。
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