2024/8/28、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は3-2でバファローズが勝ちました。(7回途中コールド)
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの8月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は3.1回3失点の投球でした。
全55球の内、ストライク40ボール15。
印象としては「制球の精度が今一つ」です。
6/9以来の二軍戦登板となった村田投手。
ストライク先行の投球はできていましたが、村田投手に求められるもう一段階上の制球はできませんでした。
初回は投げ切った球を3本ヒットにされて失点しましたが、2回と3回と本塁打は完全に失投です。
また、制球に魅力がある村田投手とはいえ、ある程度の球威も求められます。
仮に甘く入ったとしても、ファールが取れたら投球はかなり楽になるのではないでしょうか。
一軍昇格に向けて、課題を少しづつ減らしていってほしいです。
中村亮太
中村亮太投手は2.2回無失点の投球でした。
全30球の内、ストライク19ボール11。
印象としては「シンカーを軸にした投球」です。
中村投手はストレートの強さという部分でずっと悩まされてきました。
ストレートを軸にして決め球の変化球で三振を取る圧倒的な投球。
これが一般的な投手の形ではあります。
ただ、中村投手にはそれが当てはまりません。
ストレートに対する信頼度よりもシンカーの信頼度の方が高い投手だからです。
だからストレート中心で投げると、一軍ではボコボコにやられます。
今回の登板ではストレートを見せ球に、シンカー,カーブ,カット等の変化球でカウントを取る投球を見せました。
それが上手くハマり、2.2回無失点という結果になりました。
もちろんストレートをカウント球に使う時もありましたが、それは余裕がある時だけです。
今回の投球をヒントに一軍再昇格へ向けて歩みを進めて欲しい所です。
当然ですが、それと同時並行でストレートの強さは追い求めなければなりません。
宮里優吾
宮里優吾投手は0.1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク5ボール7。
印象としては「滑りまくり」です。
雨がかなり強くなってきたところでの登板。
コンディションとしては最悪でした。
宮里投手本来の制球力を発揮できず、四球と暴投でピンチを膨らませ、ヒットも打たれて1死一三塁。
この場面で試合中断。
宮里投手としては救われました。
次回登板では本来の投球を見せてくれたらと思います。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手8月打撃成績がこちら。(2024/8/28時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放った選手はいませんでした。
ただ内容のある打席があった選手は2名います。
それが三森大貴選手と桑原秀侍選手。
三森選手は2打数1安打。
3回裏2死走者無しから9球粘ってセンター前ヒットを放ちました。
1打席に懸ける思いがひしひしと伝わってきます。
桑原選手は2打数1安打。
4回裏2死一二塁から9球粘ってレフト前ヒットを放ちました。
こちらも1打席に懸ける思いがひしひしと伝わってきます。
リチャード選手は3打数1安打1本塁打2打点の活躍。
今季のリチャード選手の二軍での活躍ぶりは想像を超えてきません。
いつもの打率が低く、本塁打が多いリチャード選手です。
師匠の山川選手はプロ5年目の2018年からライオンズのレギュラーになりましたが、入団してから4年目までは主にイースタンリーグに出場していました。
ということで山川選手とリチャード選手の二軍打率を年齢別に比較するとこうなります。
山川選手は打率が低く、本塁打が多いというイメージが強い選手ですが、二軍では毎年3割近くの数字を残していました。
二軍で3割近くの数字を残してようやく一軍では2割5分打てるか打てないかの世界だとすると、二軍で2割前半の数字しか残せないと一軍では厳しいです。
毎年毎年確実性が課題とは言われていながら変化が無い部分を見ると、確実性も天性のものがあるのかなと思ったりします。
リチャード選手は今季25歳になるシーズンで一軍での本塁打0本(8/29時点)、山川選手が25歳になるシーズンでは一軍で14本塁打。
師匠の壁はかなり高いです。
井上朋也選手は4回表に三塁線の強い当たりをダイビングキャッチで捕球するファインプレーがありました。
3回表にボールの握りそこないによる送球エラーがあったので、プラスマイナスゼロです。
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