2024/8/17、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。
結果は5-2でマリーンズが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては8月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
この試合全体を振り返った時に、悪い意味で一番目立ったのは8回表の牧原大成選手のエラー。
ただ、それが全てではありません。
初回以降、チャンスらしいチャンスを作ることが出来ず、ようやく訪れた7回1死一二塁のチャンスを活かせなかった野手陣。
1つの申告敬遠も含め、1試合に7四死球も与えた投手陣。
チーム全体の敗戦です。
反省するところは反省して、切り替えてやっていくだけです。
8/18の先発はホークスが松本晴投手、マリーンズが種市投手。
かなり分が悪いマッチアップだと思っているホークスファンは多いことでしょう。
ただ私はそうは思いません。
松本投手が6/29に実戦復帰してからの登板成績がこちら。
1点も取られていないだけでなく、球威で圧倒してます。
ストレートの球速がこれまでは出ても140キロ中盤だったのが、現在は140キロ後半をコンスタントに投げれるようになり、時折150キロオーバーの球も投げます。
いくら一軍の選手とはいえ、このストレートを捉えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
打たれるとするなら、ストレートではなく甘く入った半速球。
つまり変化球の精度が鍵になります。
投手
スチュワート
スチュワート投手は6回2失点の投球でした。
全102球の内、ストライク62ボール40。
印象としては「野手の守りにかなり助けられた」です。
中5日での登板となったスチュワート投手。
この影響が出たのかは分かりませんが、調子はもの凄く悪かったです。
初回2回連続で四球。
4回には死球1つと四球2つ。
がっくり来るような走者の出し方を何度もして、チームに良い流れを作れませんでした。
6回2失点でまとめたのは流石です。
ただ、野手に助けられた部分はかなりあります。
2回、サード川瀬晃選手がハイバウンドゴロをショートバウンドでうまく捕球し、流れるような送球。
2回、センター佐藤直樹選手がセンター前に落ちそうな当たりをスライディングキャッチ。
3回、レフト近藤健介選手がランニングキャッチ。
3回、サード川瀬晃選手が強烈な打球をナイスストップ。
4回、セカンド牧原大成選手が無死一塁の場面で一塁寄りのセカンドゴロを捕球し、一塁走者の動きを見て二塁でアウトにするナイス判断。
4回、ファースト石塚綜一郎選手がライト前のポテンヒットになりそうな当たりを背走してスライディングキャッチ。
6回、レフト近藤健介選手がランニングキャッチ。
こんなにも守備が盛り立てたからこその2失点です。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「完璧とは言えない」です。
ヘルナンデス投手の最高の投球を知っているだけに、今回は三者凡退投球をしましたが満足はできません。
ストレートをバットに当てられてしまうので、スライダーでタイミングを外そうとする投球になってます。
良い時のヘルナンデス投手であれば、ストレートオンリーで三者連続三振が取れるぐらいの球威があります。
前に飛ばされても凡打、ストレートでファールが取れる。
これは他の投手にはなかなか無い部分ですが、もう一段階上の投球を期待したいです。
勝負所で三振が取れないので、今のヘルナンデス投手は少し怖さがあります。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回3失点(自責点0)の投球でした。
全20球の内、ストライク10ボール10。
印象としては「野手のミスが痛すぎる」です。
ここ最近、安定した投球を続けていた藤井投手ですが、前回登板ではストレートの強さに課題を残しました。
その課題を克服できるか心配なところで、いきなり牧原選手がエラー。
次の小川選手は犠打を失敗してくれて助かったものの、調子の良い藤原選手にはストライクが入らず四球。
ソト選手が打席に立った場面で暴投で1死二三塁。
この暴投の場面でも、飛び出した一塁走者を一二塁間で挟みながら二塁のベースカバーがおらずオールセーフになるという守備のミスがありました。
ソト選手にも結局ストライクゾーンで勝負できず最後は申告敬遠で1死満塁。
愛斗選手は甘く浮いてきたフォークを打ち損じてくれてショートフライ。
最後あと1人抑えればというところで、ポランコ選手が真ん中に入ったストレートを見逃してくれず、走者一掃となるセンターオーバーのタイムリー。
これだけ守備のエラーと投手のエラーがあって無失点に抑えるというのは無理な話です。
個人的には牧原選手のエラーよりも、1死一塁で3番藤原選手とまともに勝負できなかった藤井投手の状態が気になります。
勝ちパターンとして今後も投げていくのでしょうか。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク6ボール3。
印象としては「ストライクゾーンで勝負」です。
3点差ついて負けている状況ということで、とにかくコースを狙って1つのアウトを慎重に取るというよりも、テンポを意識したストライク先行の投球をしていました。
田村選手の初球と友杉選手の2球目は甘かったですが、捉えられなくて良かったです。
髙部選手に対しては外に逃がすシュートを完璧に投げ切れていました。
どんな時でも自分の仕事を全うする又吉投手。
中継ぎ投手がここ最近は打たれる場面は目立ちますが、彼は常に良い状態をキープしているように見えます。
勝ちパターンに入ってくる可能性も十分あるのではないでしょうか。
野手
ホークス選手の8月一軍打撃成績がこちら。(2024/8/17時点)
<スタメン>
<スタメン外>
3番柳町達選手と4番山川穂高選手が3試合連続打点。
非常に頼もしい2人です。
柳町選手はこの試合で3打数1安打1四球2三振1打点という結果でしたが、この2三振はどちらも見逃し三振。
横山陸人投手と鈴木昭汰投手がこれ以上ない完璧なコースに投げ切った結果です。
逆に言えば、これ以上ない完璧なコースに投げ切らなければ抑えられない選手ということなので、自信を持って次の試合でも活躍を期待したいです。
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