8/14ホークス三軍対パイレーツの交流試合を見て思ったこと

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ホークス考察
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2024/8/14、福岡ソフトバンクホークス三軍対愛媛マンダリンパイレーツの交流試合が行われました

結果は6-3パイレーツが勝ちました。

今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。

野手については8月の三軍打撃成績を載せています。

アピールできた若手選手はいたでしょうか。

投手

藤田淳平

藤田淳平投手は4回1失点の投球でした。

全70球の内、ストライク45ボール25

印象としては「全ての要素を少しづつレベルアップしたい」です。

本塁打を打たれた直後の四球はありましたが、四球はその1つのみで制球は安定していました。

球速は140キロ前後でしたが、カウント球でファールを奪う場面もあり球の力自体はあったように感じます。

序盤は三振を取れていませんでしたが、3回4回は高めのストレートや低めの変化球で空振り三振が取れていました

総合的に良い投手です。

ただ、今の状態で一軍で投げたらちょっと厳しいかなという気もします。

全てがそこそこ良いからです。

ストレートだけはかなり良い、コントロールだけはかなり良い、決め球だけはある。

このような一芸に特化した投手の方が活躍しやすいのは確かです。

もちろん他の部分もある程度のレベルに達していないと活躍できませんが。

藤田投手は全てのバランスが良いので、あとはこのレベルを全て少しづつ上げていけば一軍レベルに達します。

球威、制球、決め球の精度。

どれも大事ですが、どれか一つを選ぶならまずは球威

球威で押せるようになれば投手有利のカウントになり、変化球もより活きてきます。

まずは常に140キロ,MAX145キロを投げるようになるだけで世界が変わると思います。

宮﨑颯

宮﨑颯投手は1回5失点(自責点2)の投球でした。

全35球の内、ストライク19ボール16

印象としては走者を出してからが課題」です。

走者を出すまでの宮﨑投手は素晴らしかったです。

変化球でカウントを取りつつ、最後は高めに自慢のストレートを投げ込み2者連続で空振り三振

このまま3人目も三振で打ち取る勢いでしたが、そう甘くはいきませんでした。

まさかの3連打

そして四球を挟みさらに2連打

さらに四球

相手の重盗によるホームスチール失敗によって何とか1回を投げ終えましたが、それが無ければいつ投げ終わるのだろうという感じでした。

投球が進むにつれ球威が落ちてくるのは当然ですが、それにしても打たれすぎかなと思います。

甘い球だけでなく、厳しいコースの球もヒットコースに飛ばされていました。

相手打者を褒めるしかないですが、それだとまた同じことが起きることになるので何か解決策を考えなければなりません。

1つ私が感じたのは投球フォームの変化。

走者がいないときは、振りかぶってゆったりと投球します。

このゆったり加減が打者のタイミングをずらします。

ただ、走者を出すと当然クイック。

普通の左投手と変わりません。

このクイックを改良することができれば、走者を出した時でも戦えるのかなと思います。

ただ、クイックで振りかぶるのは無理な話なので、2死を取ったら打者勝負で走者は無視するぐらいの思い切りが必要なのかもしれません。

加藤洸稀

加藤洸稀投手は1回無失点の投球でした。

全30球の内、ストライク16ボール14

印象としては球が弱い」です。

30球投じた中で空振りを奪った球は1球だけ

このように空振りを取れる球が無いので、何とかコースに投げて抑えようとしていました。

その結果、今回は30球投げて甘い球は1球もありませんでした

四球を2つ出してしまってはいるものの、この精密なコントロールは素晴らしいです。

ただこの投球をしたからといって、すごく評価が上がるかと言えば難しい所です。

少しでも甘く入れば長打を喰らう恐れのある投手だからです。

コントロールの良さはぱっと見て分かるものではありません。

だからこそ、毎登板甘いコースに1球も投げずに無失点投球を続けるぐらいじゃないと、首脳陣の信頼を勝ち取れないと思います。

将来性を少しでも感じさせることが出来なければ今オフに構想外となってしまう可能性もあるので、これからの登板試合は1つも無駄にできません。

藤原大翔

藤原大翔投手は2回無失点の投球でした。

全36球の内、ストライク25ボール11

印象としては球が強い」です。

加藤投手と正反対でどんどん真ん中近辺に投げ込んでいきましたが、球が強いので打者を球威で押し切ることができていました。

さすがにそのストレートを張られてクリーンヒットを2本打たれましたが、あれだけ真ん中に投げ込んで2本は抑えた方です。

低めのカーブに合わされてボテボテのコースヒットになった当たりは、あまり気にしなくて良いです。

とにかく今は試合で抑えることよりも体づくりがメイン。

長い回を投げても安定して球速が出るようになれば、将来のエース候補として非常に楽しみな存在になります。

野手

ホークス選手の8月三軍打撃成績がこちら。(2024/8/14時点)

※8/5,12練習試合の記録は除く。

<スタメン>

<スタメン外>

この試合で複数安打を放った選手はいませんでした。

そんな中で1人注目選手を挙げるとするなら佐久間拓斗選手です。

ここ最近の佐久間選手は打球が異常に伸びます。

8/11三軍戦では2打席連続本塁打を放ち存在感を発揮しましたが、今回はセンターフェンス直撃の二塁打。

9番打者を務めることが多いですが、この勢いで打ちまくれば三軍でクリーンナップを務める可能性は高いですし、いずれ二軍戦のチャンスを貰えるかもしれません

このままアピールを続けていくだけです。

牧原巧汰選手は5回に慣れないレフトの守備で送球エラーがありましたが、4回にはスライディングキャッチを見せる場面もありました。

複数ポジションを守れるようになると、チャンスは増えるので必死に食らいついてほしいです。

5回はライトを守っていた大泉周也選手にも送球エラーがありました。

本職の選手なので、こういったミスは極力減らしていきたいです。

ショートを守っていた伊藤大将選手は相変わらず安定感のある守備を見せてくれていましたが、やはり打撃の面でまだアピールが足りません。

ファインプレーをファインプレーに見せない巧さを感じる守備なので、この守備を活かすためにもあとは打ちまくるだけです。

プロ野球を見るなら!!!

プロ野球選手を目指すなら!!!

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うえでぃー
うえでぃー
2024.11.04
ありがとうございます!
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ks
2024.11.04
鷹ファンの心がざわざわする中、冷静で素晴らしい考察だと思います。小久保監督は常に頂点しか許されない立場です。来年に持ち越された試練なのでしょう。若い世代も目白押しなので来年も楽しみしかありません!
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うえでぃー
2024.10.28
初コメントありがとうございます。嬉しいお言葉もありがとうございます。質問の答えとしては、ベルトンさんの考えに全く同意見です。ホークスの25歳以下の野手で最も一軍実績のある選手が一年怪我に苦しんだくらい...
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