2024/6/26、福岡ソフトバンクホークス三軍対神奈川フューチャードリームスの交流試合が行われました。
結果は5-5の引き分けでした。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
大野稼頭央
大野稼頭央投手は4回5失点の投球でした。
全94球の内、ストライク56ボール38。
印象としては「初回は長かった」です。
初回だけで44球を要する不安定な投球。
打ち取った当たりの内野安打とボール球を拾われてのセンター前ヒットでいきなり2人の走者を背負い、そこからおかしくなりました。
何を投げても空振りが取れず、余計にコースを意識して投げるようになり、四球も増えました。
このような投球をしていては二軍で投げることはできません。
2回3回は生まれ変わったようにストライク先行の投球ができていましたが、4回には先頭打者に四球を与えてからの連続四球。
後味も悪いです。
良い時は良い、悪い時は悪いではなく、常に一定の投球ができるようになってほしいところです。
藤田淳平
藤田淳平投手は2回無失点の投球でした。
全37球の内、ストライク27ボール10。
印象としては「ストライク先行」です。
大野投手は最速145キロの強いストレートを投げていましたが、藤田投手は140キロ前後。
それでも全体的にストライク先行でいけていた分、失点をしませんでした。
藤田投手は今回だけでなく三軍四軍戦でまだ1点も許していません。
やはり野球はコントロールです。
藤田投手は投球テンポも良いので、レフトの大泉周也選手がランニングキャッチでアウトにする好プレーも生まれました。
今回の登板で唯一修正する点は、5回無死一塁から四球を出した場面ではないでしょうか。
大量得点の可能性が高まる四球なので、こういった四球は減らしていきたいです。
藤原大翔
藤原大翔投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク9ボール6。
印象としては「強い雨の中よく投げた」です。
前回登板では怪我の心配をしてしまうぐらいスピードが出ていませんでしたが、今回はそのスピードが戻っていました。
ひとまず安心です。
強い雨が降る中、そして2死を取ったところで約10分の中断があった中で、制球を乱すことがなく三者凡退で投げ切れたのも自信になると思います。
今回は空振りを1球も奪えなかったので、次回登板ではそこに注目していきます。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク11ボール4。
印象としては「3奪三振」です。
追い込むまでは最速150キロの速いストレート。
追い込んでからは切れ味鋭いフォーク&スライダー。
文句無しの最高の投球です。
レフト前にうまく落とされるヒットはありましたがあれは打者を褒めるべきです。
内藤真選手。
この三軍戦3試合で最も目立った神奈川フューチャードリームスの選手です。
名前はしっかり覚えました。
ドラフトが楽しみです。
宮里投手は今でも十分二軍で勝負できる投手ですが、スピード面をもっともっと追求してもらいたい気持ちはあります。
常時150キロで勝負所では155キロぐらい投げれるようになれば、一軍の大きな戦力として活躍できます。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク13ボール4。
印象としては「最後の球が一番良かった」です。
佐藤投手はストレートを中心に投げる投手なので、そのストレートを打たれてしまうと当然苦労します。
今回はストレートを3選手に打たれ、同点で9回裏2死満塁という絶体絶命のピンチを作ってしまいました。
ただ、ここで一段階ギアを上げた投球を披露します。
結果的に3球三振に打ち取りますが、その3球全てが完璧な外角低めのコースでした。
特に3球目の149キロストレート。
あれは一軍の打者でも打つのは厳しいと思います。
これ以上ない最高の球でした。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/26時点)
<スタメン>
<スタメン外>
重松凱人選手は5打数3安打1打点。
6月の三軍打撃成績は1人だけ別次元です。
桑原秀侍選手は5打数2安打。
もう一伸びで本塁打の二塁打を放ちました。
西尾歩真選手は4打数2安打1本塁打1打点。
高めのストレートを振りぬいたまさかまさかの本塁打です。
佐藤航太選手は4打数2安打。
同じ右打ち外野手の重松選手に負けていられません。
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