2024/6/15、福岡ソフトバンクホークス三軍対福島レッドホープスの交流試合が行われました。
結果は2-1でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
加藤洸稀
加藤洸稀投手は6回1失点の投球でした。
全84球の内、ストライク47ボール37。
印象としては「球威制球どちらも上げていきたい」です。
チェンジアップで空振り三振を奪うなど良い部分もあったのは確かです。
ただそれ以上に、相手打者が簡単にアウトになってくれて、味方の守備がバックアップしてくれて6回まで投げ切れたという部分が非常に大きいです。
今回の投球内容でまだ7回も投げれそうな球数だったことが正直驚きです。
特に2回は10球中7球がボール。
ただ残りの3球のストライクを全て打ち損じて前に飛ばしてくれました。
もっと嫌らしいチームであれば、四球狙いでどんどん球数を投げさせていたと思います。
130キロ台のストレートを140キロ台にするか、ヤクルト石川投手のような高い制球力を活かした投球技術を身につけるか。
とにかく何か他の投手にはない強みを身につけたいところです。
村上舜
村上舜投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク6ボール8。
印象としては「四球がもったいない」です。
この日は最速147キロのストレート。
とても魅力的な投手です。
ただ、先頭打者に四球を出してしまったという点が非常にもったいないです。
もっとストライクゾーンで勝負できる投手だと思います。
前回登板でもそうですし、村上投手の課題は間違いなく制球力です。
そこさえ改善できれば、二軍でも一軍でも勝負できるだけの強い球は持ってます。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク9ボール8。
印象としては「特に印象が無い」です。
右投げオーバースローから繰り出されるストレートのスピードは140キロ前後。
制球面でも1つの四球。
これが凄いと一目で分かるものが無かった印象です。
ピンチを作った時に低めの意識で投げていた姿は良いとは思いましたが、その意識だけで二軍に昇格するのは難しいです。
誰が見ても速い球、曲がる変化球、絶対的な制球力。
中継ぎ投手に求められるのはこの3つです。
特に速い球については、194㎝102㎏という恵まれた体格があるので磨いてほしい所です。
宮里優吾
宮里優吾投手は1回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク4ボール2。
印象としては「力で押す」です。
この日は最速148キロのストレートで打者が捉えられませんでした。
この調子でどんどん信頼を積み上げて欲しい所です。
おそらくこれだけの球が投げられる投手は、他のチームであれば支配下登録されてもおかしくありません。
ただ、ホークスは速い球を投げる投手が多いので、それにどれだけプラスαの強みを付けることができるかが鍵になります。
宮里投手は大学時代に155キロを記録した能力の持ち主なので、これからホークスの中で突出した速い球を投げる可能性は十分あります。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/15時点)
3回はセカンド桑原秀侍選手がダイビングキャッチからのグラブトス。
4回はライト重松凱人選手がライトファールゾーンでスライディングキャッチ。
まずは守備面で良いプレーが見られました。
また、重松選手は打撃でも4打数2安打とチーム唯一の複数安打を記録。
三軍戦の6月打撃成績は打率.481,出塁率.548,長打率.519,OPS1.067と突出してます。
近い内に二軍昇格があるかもしれません。
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