2024/5/26、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズの一軍公式戦が行われました。
結果は7-1でマリーンズが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては5月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
今回の試合というか、5/24~26のマリーンズ3連戦はホークスの良いところが出ませんでした。
勝負所を活かせない。
勝負所を作れない。
ストレスの溜まる試合ばかりです。
逆にマリーンズとしては、投手継投含め全てがかみ合った最高の試合の数々でした。
これが勢いというものでしょうか。
勢いで片づけるのがもったいないぐらい、「野球の質」が素晴らしいです。
このチームとしばらく対戦しなくて済むのはラッキーだと捉えておきましょう。
5/28からは日本生命セ・パ交流戦 2024がスタート。
交流戦の開幕投手を務めるのはエース有原航平投手。
連敗を止めることができるのは彼しかいません。
対する巨人先発は山崎伊織投手。
ここ3試合は7回以上を投げ1失点以内と素晴らしい投球を見せているので、なかなか点は取れないと思った方がいいです。
白熱した投手戦を期待してます。
投手
スチュワート
スチュワート投手は5回2失点の投球でした。
全105球の内、ストライク65ボール40。
印象としては「いつもより良かった」です。
スチュワート投手の5回100球投球はお馴染みです。
ただ、いつもの5回100球よりは良かったと私は感じました。
ボールが先行していたのは相性の悪いポランコ選手ぐらいで、全体的に見るとストライクゾーンで勝負しようとしていました。
ポランコ選手以外での四球となると安田選手に1つ与えてしまいましたが、投げ切った上でボール判定されただけなので何の問題もありません。
3回にはマリーンズ打線にセーフティバントを絡めながらうまく攻められ2失点となりましたが、その後のピンチはしっかり抑え試合を壊しませんでした。
三森選手のエラーがなければすんなり回が終わっていたところだったので、三森選手にとっては救われました。
もう一段階ストライクで勝負できるようになれば、もっと長いイニングを投げられるようになると思います。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全28球の内、ストライク13ボール15。
印象としては「ギリギリの投球」です。
先頭の中村選手を2球で追い込んだものの、そこから粘られ四球。
特に3ボール2ストライクになった場面では、真ん中にストレートを3球連続で投じたにもかかわらず前に飛ばしてくれませんでした。
安田選手には低めのストレートをうまくレフト前へ運ばれ、友杉選手はバントで1死二三塁。
外野フライを打たせたくない、そしてできればバットに当てさせたくないということで小川選手には低めのフォークを投げ注文通りのファーストゴロ。
2死となり荻野選手にはボテボテのゴロで内野安打が最悪の場面だったので、高めの釣り球を投げ続けるも見送られ四球。
2死満塁で好調の岡選手には藤井投手の代名詞となるフォークをあえて投げず、最後もスライダーでセンターフライ。
ギリギリの投球でした。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全9球の内、ストライク7ボール2。
印象としては「オールストレート」です。
ヘルナンデス投手はストレートだけで抑えることができる珍しい投手です。
今回はコースにストレートを投げ分けるだけで見事に三者凡退で抑えました。
7回表は味方が無死満塁のチャンスを逃したところで、多少投げにくさを感じていたとは思いますが、全然そんなことを感じさせませんでした。
最後の佐藤選手をショートフライに打ち取ったストレートだけ甘かったので、次回登板の修正に期待です。
松本裕樹
松本裕樹投手は0.2回5失点(自責点4)の投球でした。
全25球の内、ストライク19ボール6。
印象としては「いつもの松本投手ではない」です。
松本投手といえば、コースにきっちりと投げ分ける投球が魅力の投手。
ただ、今回はかなり球が真ん中に集まっていました。
岡選手を2球で追い込んでから3球目のフォークがすっぽ抜けて押し出し死球。
これが痛すぎるのは言うまでもありません。
そこに至るまでの走者の出し方がらしくなかったです。
押し出し死球の後は緊張の糸が切れ、マリーンズ打線の勢いが加速し、失点を積み重ねました。
5/15楽天戦ぶりの登板ということで登板間隔が空き、何かしっくりこない部分があったのでしょう。
次回登板での修正に期待です。
又吉克樹
又吉克樹投手は0.1回無失点の投球でした。
全6球の内、ストライク3ボール3。
印象としては「困った時の又吉さん」です。
松本投手がどうにも抑えが効かなくなった状況で、投手を交代したい。
そうなった時に頼りになるのが又吉投手です。
先発が早い回で崩れた時も、中継ぎが崩れた時も、すぐに肩を作ってその回を凌いでくれます。
こういう投手は長いシーズンを戦っていく上で必要です。
野手
ホークス選手の5月一軍打撃成績がこちら。(2024/5/26時点)
この試合のホークス打線はヒットこそ出なかったものの、冷静に球を見極めて四球で出塁する場面が多くありました。
チャンスでのあと一本が出ていれば文句無しですが、そこまで悲観することは無いと思います。
ただ、マリーンズ3連戦で1番周東佑京選手の出塁が初戦の死球による1度だけだったのは、考えどころです。
周東選手を信じ続けるのか。
それとも打線のてこ入れをするのか。
小久保監督がどのような判断を下すのか注目です。
個人的には二軍の5月成績が打率.429,出塁率.515,長打率.893,OPS1.408(5/27時点)の佐藤直樹選手を支配下登録して周東選手とセンターのポジションを競い合ってほしいなと思います。
リチャード選手が昇格してから栗原選手の状態が上がったように、競争意識を高めるのは非常に重要です。
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