2024/5/9、福岡ソフトバンクホークス三軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は5-4でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
井﨑燦志郎
井﨑燦志郎投手は6回無失点の投球でした。
全96球の内、ストライク64ボール32。
印象としては「徐々に修正」です。
序盤は制球が定まらず苦労しました。
特に3回はストレートを引っかけてボールになることが多く、2者連続四球を出したりしました。
それでも悪いなりにゼロに抑えることができたのは良かったです。
5回6回は序盤に比べると意図したところに投げ切れるようになり、球数も少なく抑えることが出来ました。
1巡目はストレートを意識させて、2巡目以降はその意識させたストレートを活かして変化球も織り交ぜながらといったように打者を困惑させることはできていたと思います。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク9ボール1。
印象としては「完璧」です。
まだここにも逸材が隠れています。
球威、制球、変化球。
全てが完璧な投球でした。
正直、一軍のセットアッパーとして投げてもおかしくない程の内容です。
三者連続三振という成績になった大きな要因はあの大きなカーブです。
元ホークスのファルケンボーグ投手のカーブを彷彿とさせるカーブで、打者は全くタイミングが合っていませんでした。
カーブでタイミングをずらし、ストレートを外にズドン。
これで終わりです。
ホークスの一軍の中継ぎ陣は盤石なんですが、そこにも入っていけるだけの可能性を感じました。
あとはこれを続けていくだけです。
ハモンド
ハモンド投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク14ボール9。
印象としては「良い所に投げても振ってくれない」です。
ストレートで追い込んでフォークで決める。
この形をずっとできていました。
それなのに、しっかり低めに投げ切ったフォークボールを振ってくれなかったので困りました。
もちろん振ってくれることもありましたが、それは少し甘く浮いてきた球。
その球でアウトにしたとしても、打ち取ったというより打ち損じてくれた感じです。
この状況を打開するためにはもう一段階フォークの切れ味を向上させる必要があります。
風間球打
風間球打投手は0.2回4失点の投球でした。
全37球の内、ストライク19ボール18。
印象としては「支配下投手の投球ではない」です。
先頭打者に対し簡単に追い込むものの、決め球を決めきれず、カウントが悪くなって真ん中にストレートを投げたところを痛打されセンターオーバーの二塁打。
ここから大崩れしました。
次の打者もボール球が先行して、真ん中でストライクを取りにいったストレートを痛打されライトオーバーの二塁打。
四球、四球、犠牲フライ、ワイルドピッチ。
支配下投手の投球ではありません。
風間投手は登板時にこれがダメでもこれがあるという引き出しを1つも持っていない気がします。
だからいったん崩れてしまうともうどうしようもできなくなります。
良い時は良い、悪い時は悪いではなく、悪いなりに最少失点で抑えるところを次回は見せて欲しいです。
考え方1つで引き出しは作れます。
制球がアバウトでも真ん中にストレートを投げれるなら、ボールカウントが先行した時ではなく初球に投げたらいいんです。
絶対真ん中にストライクが来ると思っているカウントで、丁度その球が来たらほぼ100%で打たれます。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は0.1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク2ボール5。
印象としては「緊急登板」です。
正直、今回の投球内容は気にしなくていいと思います。
ボール球が先行して四球を出してしまいましたが、打たれないコースに投げた結果なので仕方ありません。
ずっと外中心の配球でしたが、最後の打者を打ち取る時はインコースにしっかり投げ切ることできたので良かったです。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
この試合で最もバットでアピールしたのは佐倉俠史朗選手です。
前日の試合でも良い内容の打席を続けていましたが、この試合でも全ての打席の内容が素晴らしかったです。
右に左にヒットを打ち分けて、アウトになった打球もセンターへの強い打球。
追い込まれてからも自分のスイングができるというところに、パワーだけでなく技術の高さを感じます。
もうしばらくすれば間違いなく二軍戦に出るようになります。
コメント