2024/3/10、福岡ソフトバンクホークスvs千葉ロッテマリーンズのオープン戦が行われました。
結果は1-1の引き分けでした。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を7試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
モイネロ
モイネロ投手は4回1失点の投球でした。
全61球の内、ストライク38ボール23。
印象としては「先発型の投球」です。
中継ぎの時よりは2~3キロ球速が落ちていたものの、しっかりストレートでファールが取れていました。
ストレートで押せていた分、チェンジアップを効果的に使えました。
もちろんチェンジアップだけでなくカーブもスライダーも全部良かったです。
この登板で甘く入った球は、初回の荻野選手に対する4球目のストレートと、2回の中村選手に対する3球目のスライダーぐらい。
モイネロ投手程の球威があれば、もっと大胆に攻めても抑えられそうだと思ってしまいますが、慎重に1人1人と対峙していました。
厳しい所を攻めても4回で61球なので、普通に6~7回は投げてくれそうな雰囲気があります。
先発ローテーションの一角として十分期待できます。
個人的にはローテの頭を担ってほしい気持ちがあります。
又吉克樹
又吉克樹投手は2回1/3無失点の投球でした。
全34球の内、ストライク22ボール12。
印象としては「さすがの安定感」です。
又吉投手ぐらいになると、全球ストライクに投げようと思えば投げられます。
それでも意味のあるボール球を投げることによって、抑える確率を上げていました。
又吉投手はこれだけの安定感で便利屋を任すのは勿体ない気もします。
先発投手としても、中継ぎの勝ちパターンとしてもどこでもいけます。
その反面、又吉投手にしかできないポジションが便利屋なので、そこを任されるのも頷けます。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は2/3回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク10ボール8。
印象としては「左打者が打ちにくそう」です。
真っすぐが強く、左右関係なくファールが取れていました。
ただ横滑りのスライダーの使い方で左右に違いがあります。
左打者に対しては外のストライクゾーンからボール球にしたり、内のボールゾーンからストライクゾーンに入れることができます。
安田選手、藤原選手は背後から投げ込まれる恐怖心とも戦わなければならず、常に差し込まれ、両者共に最後は空振り三振でした。
ただ、右打者に対しては外のボールゾーンからストライクにする球は使えても、内のストライクゾーンからボール球で空振りを狙う球は打者に当ててしまう恐れがあるため使いずらいです。
投げるとしても思い切って腕が振れません。
そのため、今回は右打者の茶谷選手に対する投球で真ん中のストレート2球で簡単に追い込むも、決め球に困り、最後は四球になってしまいました。
レギュラーシーズンでは左のワンポイントという形が濃厚な気がします。
松本裕樹
松本裕樹投手は2回無失点の投球でした。
全22球の内、ストライク17ボール5。
印象としては「先発のような投球スタイル」です。
全てストライクゾーンビタビタに決めていくというよりは、真ん中近辺でストライクを取って、そこからストライクゾーンを広げていく投球に私は見えました。
2回で22球は中継ぎとしてはかなり少ないです。
それだけ打者が「打てる!!!」と思って早いカウントからバットを出した証拠です。
最初から複数イニングを投げることが決まっていたので、1回を全力というよりは先発のつもりでテンポよくアウトを重ねようというプランだったのでしょう。
こういう投球を見せつけられると、中継ぎで勝ちパターンというより先発をやってほしくなります。
ただ中継ぎをやる上では、小川選手の打席で追い込んでから甘くなった球があったので、そこは改善点かなと思います。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/10時点)
川村友斗選手の勢いが止まりません。
この試合チーム唯一の2安打、そして盗塁、そしてキャッチャーがボールをはじいた際に隙の無い走塁。
さらに守備ではセンター前に落ちそうなあたりをスライディングキャッチ。
開幕センターを掴みそうな予感がします。
また守備では井上朋也選手も山口選手の三遊間への強い当たりを取って、回転して見事な送球でアウトにしました。
打撃でのアピールがもう少し欲しいところですが、必死に食らいついています。
これからのアピールも見逃せません。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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