2024/3/3、福岡ソフトバンクホークスvs.斗山ベアーズのプレシーズンスペシャルマッチが行われました。
結果は5-3でホークスが勝利しました。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の打撃成績を2試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
スチュワート
スチュワート投手は3回無失点の投球でした。
全38球の内、ストライク22ボール16。
印象としては「ストライクゾーンに入れば大丈夫」です。
ストライクゾーンに入れるのに苦労していたものの、ようやく入ったストライクを相手打線が凡打してくれて助かりました。
球数が少なくなったのはその為です。
スチュワート投手を知り尽くしている打線なら、あえて「球を見る」という戦法をやってきたかもしれません。
そうなった時が今後の課題になります。
今回の登板ではストレートでカウントが取れませんでした。
そこでキャッチャーの海野選手がカットボールを主体に配球するようになりました。
変化球でカウントを作り、最後はボールゾーンのストレートで空振り三振。
高めに上ずってしまう部分をうまく活かしたリードでした。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回1失点の投球でした。
全18球の内、ストライク11ボール7。
印象としては「ホームラン前後で全く違う」です。
今年の杉山投手のテーマは真ん中でもいいからとにかくゾーン内勝負。
そういった意味では、今回打たれたホームランは四球より良かったと思います。
ただ、ホームランを打たれた後は良い意味で別人のようでした。
とにかくストライクゾーンというよりもコースを突いて、変化球もいろいろ投げました。
それでいて完璧に抑えました。
カウントを取るフォークと空振りを奪うフォークを使い分けたり、カーブでもストライクが取れたりと非の打ち所がありません。
このクオリティの投球を続けられたなら、どこでも投げられます。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「いつもの藤井投手」です。
高めのストレートやフォークでしっかり空振りを奪えていました。
出力はまだまだ上がってきますが、前回登板に比べると見違えるほど良くなってます。
加えて気になったのが「カーブ」。
しっかりストライクを取れて、ファールも取れていたので藤井投手の新たな武器になるかもしれないなと思いました。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク10ボール3。
印象としては「順調」です。
全ての球種でストライクが取れて、全ての球種で空振りが取れる。
真ん中にいってしまった球が2球ほどあったので、そこを修正するだけで完璧です。
チーム状況次第では先発でも見てみたいと思える内容です。
もう7回か8回の男として計算に入っている投手なのでありえませんが。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「心配いらない」です。
球威・制球共に抜群でした。
ただ、まだ100%ではありません。
引っかけたボールや真ん中のボールも少しありましたし、球威もこれから上がってきます。
今後の登板でそんな細かい部分を修正するだけです。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回1失点の投球でした。
全14球の内、ストライク10ボール4。
印象としては「持ち味が出せていない」です。
ヘルナンデス投手といえば、高い奪三振能力が魅力の投手。
それなのに今回の登板で空振りは1球も奪えませんでした。
追い込んで決め球に苦しむのはヘルナンデス投手らしくないです。
ストレートとスライダーのキレ。
どちらも上げていく必要があります。
制球が安定していたのは良かったと思います。
岩井俊介
岩井俊介投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク9ボール4。
印象としては「やっぱり球が強い」です。
変化球2球連続でボールとなっての3球目のストレートでファールが取れる。
球の強さを測るにはこれだけで十分です。
スラーブはとんでもないボールゾーンに曲がっても空振りが取れる。
プロ野球100人分の1位が今から楽しみです。
野手
3月のホークス選手の打撃成績がこちら。
甲斐選手が2試合連続の本塁打。
左に右に止まりません。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
コメント