2024/2/27、福岡ソフトバンクホークスB組対宮崎サンシャインズの練習試合が行われました。
結果は14-2でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については2/17セガサミー戦、2/22ベイスターズ戦、2/24斗山ベアーズ戦と併せたB組ホークス選手の打撃成績を載せてます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は2回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク14ボール4。
印象としては「ストライク先行」です。
1回も2回も9球ずつの省エネ投球で打者を翻弄しました。
カウント球のストレートに打者が手を出すも、それが全部ファールになっていたので、板東投手ペースになったと分析します。
真っすぐがいいので縦割れのカーブも活き、投げたカーブは3球全てで空振りを奪いました。
NPBの打者に対しても強い真っすぐで押し、開幕ローテーションを掴みたいところです。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全23球の内、ストライク11ボール12。
印象としては「ボール先行」です。
1回だけで板東投手の2回以上も球数を投げてしまいました。
ただ中継ぎとしてはどんな状態の時でも「ゼロ」で抑えればオールオッケーです。
藤井投手は開幕一軍が確定している投手。
わざわざ今の時期に調子を上げる必要はありません。
開幕で100%になるように調整をしているでしょう。
前田純
前田純投手は2回無失点の投球でした。
全21球の内、ストライク16ボール5。
印象としては「テンポが良い」です。
サインを見てからすぐに投球し、捕手の意図する場所へ投げ込めていました。
特に凄かった4回の投球を振り返ります。
先頭打者は外のストレート2球で追い込み、最後はスプリットで空振り三振。
次の打者はカーブ3球連続でショートゴロ。
ただ、このショートゴロはイヒネ選手のエラーによって出塁を許します。
テンポを乱してもおかしくない状況で最後の打者に対しては、ストレート、カーブ、スプリットを高低に投げ分け、注文通りのショートゴロゲッツー。
全て前田投手のやりたいようにできていたのではないでしょうか。
村上舜
村上舜投手は1回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク11ボール9。
印象としては「球の強さが凄い」です。
ボール気味の高めのストレートでも打者は手を出していました。
そして振ってもファールか空振りです。
ストレートではいつでもストライクを取れるようになり、高めのボール気味のストレートを多く投げるようになれば、左の中継ぎ争いに十分食い込めると思います。
アルメンタ
アルメンタ投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク12ボール5。
印象としては「インコースに投げ切れていない」です。
内を狙った球が全て真ん中のゾーンへ行くため、キャッチャーの吉田選手が途中から外を中心に配球するようになりました。
外ばかり投げてると打者にとっては踏み込みやすくなるので、サード強襲のヒットも生まれました。
意図せずインコース高めに抜けた球はありましたが、あのような球を意図的に投げられるようになれば投球の幅が広がります。
風間球打
風間球打投手は1回2失点の投球でした。
全22球の内、ストライク8ボール14。
印象としては「ストライクを投げるのに苦労」です。
風間投手が投げた球はほとんどストレート。
それでもストライクゾーンに投げることができませんでした。
3者連続四球のあとにようやく腹をくくり、ストライクゾーンで勝負するようになりましたが、もっと早くストライクゾーンに投げ込めていたら違った結果になっていたでしょう。
前回登板のベイスターズ二軍戦では、ある程度ストライクゾーンの中で勝負できていました。
技術面に要因があるのか、精神面に要因があるのかをしっかりと分析する必要があります。
野手
野手は3試合(セガサミー戦、ベイスターズ戦、斗山ベアーズ戦)と宮崎サンシャインズ戦の打撃成績を併せて表にしてみました。
この試合で複数安打を放ったのは桑原秀侍選手、牧原巧汰選手、佐藤直樹選手、廣瀨隆太選手の4名。
全員センターラインを守れる選手なので十分チャンスがあります。
桑原秀侍選手は4打数3安打1死球、ヒットの内訳は単打1本,二塁打2本。
牧原巧汰選手は2打数2安打1四球、ヒットの内訳は単打1本,本塁打1本。
佐藤直樹選手は3打数3安打、ヒットの内訳は単打2本,二塁打1本。
廣瀨隆太選手は5打数2安打、ヒットの内訳は単打2本。
とにかく一軍に上がるためには打ちまくるしかありません。
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