2023年ドラフトで福岡ソフトバンクホークスから六巡目指名を受けた東日本国際大学の大山凌投手。
多彩な球種と最速154キロの直球が魅力の即戦力先発投手です。
そんな大山投手のプロ1年目に期待することが今回のテーマです。
1位でもおかしくない
180cm80kgのTheピッチャー体型から繰り出される最速154キロのストレート。
ブレーキの利いた変化量の大きなカーブ。
決め球になりうるチェンジアップ、スプリット。
その他にもツーシーム、スライダー、カットボールと多彩な球種を操る。
それでいて、制球も安定している。
これが大山凌投手です。
こんなに素晴らしい投手が6位に残っているとは思いもしませんでした。
2022年ドラフトで吉田賢吾選手が6位に残っていた時と同じ感覚です。
投手豊作と言われる2023年ドラフトにおいても、十分一位指名を狙える投手だったと認識しています。
身長180cm以上,最速150キロ以上の大卒ドラ6右腕
大山投手は身長180cmの最速154キロ右腕。
ということで、過去のドラフト6位で大山投手と同様に身長180cm以上,プロ入団時で最速150キロ以上の大卒右腕を調査しました。
2010年ドラフト以降に絞ります。
2021 西垣雅矢
2021年ドラフトで楽天から6位指名を受けた西垣雅矢投手。
早稲田大学時代は21年秋にベストナインのタイトルを獲得。
プロ入り後は1年目に24登板で防御率2.66の活躍。
ただ、2年目となった2023年シーズンは「胸部出口症候群」に見舞われ1試合登板に留まりました。
2017 平岡敬人
2017年ドラフトで広島から6位指名を受けた平岡敬人投手。
中部学院大学時代は最速152キロの威力十分の直球を武器にリリーフとして活躍。
プロ入り後は一軍出場がなく、2020年オフに戦力外通告を受け現役を引退しました。
2017 鈴木遼太郎
2017年ドラフトで日本ハムから6位指名を受けた鈴木遼太郎投手。
東北学院大学時代は15年秋に最優秀新人賞、16年春17年秋に敢闘賞のタイトルを獲得。
プロ入り後は2019年度に1試合一軍登板したのみで、2021年オフに戦力外通告を受けました。
その後、社会人野球のエイジェックに1季所属したのちに現役を引退しました。
2013 白村明弘
2013年ドラフトで日本ハムから6位指名を受けた白村明弘投手。
慶応大学時代は187cmの長身から投げ下ろす最速153キロのストレートを武器に活躍。
プロ入り後は2年目に50登板,防御率2.03でブレイク。
しかし、その後は伸び悩み、野手転向を試みるも2020年オフに戦力外通告を受け、現役を引退しました。
2023年、独立リーグ・北海道フロンティアリーグのKAMIKAWA・士別サムライブレイズで現役復帰を果たしました。
大山投手が目指すべき場所
大山投手が目指す投手は過去の大卒ドラ6投手の中にいません。
なぜなら大山投手がNo.1だからです。
最速154キロのストレートは白村投手の最速153キロを上回る。
球種の豊富さは当然No.1。
制球力、奪三振能力もNo.1。
救援陣の一角を狙うというより、先発としてエースを狙うような活躍を期待したいところです。
ホークスのドラフト6位選手の活躍確率は42.9%。
詳しくはこちらから。
この数字はドラフト1位の次にきます。
大山投手が将来的にホークスのエースと呼ばれる投手になるためのプロ1年目成績を考えました。
15先発、100イニング、防御率2点台前半、奪三振率9前後、被打率2割前後
1年目でこれだけの数字を残すことができたなら「既にエース」という評価を受けることになり、2年目には開幕投手も視野に入ってきます。
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