今回は「本当はホークスが一番取られたくない人的補償候補選手」について考察していきます。
山川穂高選手の人的補償が誰になるのか、そろそろ結論が出てくる頃。
そわそわしているホークスファン、西武ファンの方が多いでしょう。
私もその一人です。
そんな方々に向けた記事です。
西川龍馬選手の人的補償が日髙暖己投手
カープ西川龍馬選手のオリックスFA移籍に伴う人的補償選手が日髙暖己投手に決まりました。
カープとしては将来に向けて素晴らしい補強。
オリックスとしては高卒一年目の投手をプロテクトリストから外さなければならない程、選手層が厚いことが窺えました。
即戦力の西川選手を獲得したオリックスと将来性の日髙投手を獲得したカープ。
どちらか良かったか現時点で甲乙つけがたいという点で、カープの巧さが際立った人的補償選手選びでした。
過去の人的補償予想
過去4回に渡って、人的補償予想をしてきました。
「ホークスが取られたくない」というよりも「西武が欲しがりそうな」という部分に焦点を当てました。
最終的な予想がこちら。
西武の戦力の中でウィークポイントを探したときに、現時点で一番フィットするだろうという選手を選びました。
あくまでも「現時点で」です。
カープのように将来性も込みで選択する可能性がゼロとは言い切れません。
将来性を考えて選手を獲得するメリットとしては、選手の年俸が高くないというところが一番に挙げられます。
そしてそういった若手選手を選ばれるのが、ホークスにとって最悪のシナリオにもなります。
ホークスにとっての最悪
プロテクトリストの当落線上の選手の中で、特にホークスにとって獲得されたら痛い選手を抽出しました。
正木智也
正木智也選手(24)は長打力が魅力の右打ち外野手。
プロ一年目の2022年度は一軍でも活躍しましたが、2023年度は開幕スタメンに選ばれたものの結果を残せずプロテクトリスト当落線上の選手になりました。
私は彼をプロテクトリストに入れると予想してます。
なぜなら彼がいなくなると、右打ちの外野手が「ウォーカー選手だけ」になるからです。
育成選手には佐藤直樹選手、重松凱人選手、佐藤航太選手、マルコシモン選手、ホセオスーナ選手と面白い素材で溢れてます。
ただ打撃で目立った選手というのがなかなかいない現状があります。
増田珠選手もいなくなった今、正木選手の存在は貴重です。
松本晴
松本晴投手(22)は制球力と球のキレで勝負する左投手。
プロ一年目となった2023年度は中継ぎや先発で様々な経験をしました。
春季キャンプでは大津投手と共に首脳陣に大きくアピール。
それなのにキャンプ途中から先発調整を命じられ二軍へ。
一軍登板のチャンスも少なく、結局たった3登板に留まりました。
最初からずっと中継ぎで投げていたらどんな成績を残したのか非常に気になります。
おそらく大津投手と共にリリーフ陣の一角として活躍したでしょう。
そうなると、モイネロ投手が離脱しても、藤井投手を先発から中継ぎに再転向させる必要はありませんでした。
プロ一年目の数字としては及第点の数字は残しているものの、同期の大野稼頭央投手の活躍等もありプロテクトリスト当落線上の選手になります。
木村光
木村光投手(23)は多彩な球種を操り、150キロを超える速球も併せ持つ総合力の高い右投手。
プロ一年目となった2023年度は育成選手からのスタートでしたが、7月に支配下登録されました。
ただその後は怪我によって、一軍登板は叶わず悔しいシーズンとなりました。
松本晴投手と同様、プロ一年目の二軍成績としては及第点の数字。
ただ、その他の選手との兼ね合いでプロテクトリスト当落線上の選手になります。
先発中継ぎどちらでも勝負できるため、起用の幅は広いです。
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