今回は山川穂高選手の人的補償予想をしていきます。
過去3度に渡って予想をし、前回が「最終予想」という結論にしました。
詳しくはこちら。
撤回させてください。
時間が経つにつれ考えが変わってきました。
本当に難しいんです、人的補償予想は。
毎回ブラッシュアップしているので今回が一番自信があります。
それではまずプロテクトリストからご覧ください。
Myプロテクトリスト
プロテクトリストの本当の最終予想28名がこちら。
前回と同様、投手14野手14のバランスは意識せず、投手15野手13となりました。
リストに選んだ投手の平均年齢は25.47歳。
リストに選んだ野手の平均年齢は25.15歳。
全体の平均年齢は25.32歳。
大野稼頭央投手と正木智也選手をプロテクトし、松本晴投手と牧原大成選手をリストから外しました。
こうなった理由を紹介します。
正木智也
正木智也選手をリストに入れた理由は右打ちの外野手が貴重だからです。
初回のプロテクトリスト予想では水谷瞬選手を同じ理由でリストに入れていましたが、現役ドラフトで日本ハムに移籍。
正木選手をその空いた枠に入れても良かったですが、2023年度の不振からなかなか決断を下せませんでした。
気が変わるきっかけになったのは台湾でのウインターリーグ。
17試合に出場し、打率.351,本塁打2,打点9を記録しました。
支配下の右打ち外野手はウォーカー選手と正木選手だけ。
将来を見据えると、24歳の右の大砲候補は確保しておきたいところです。
牧原大成
牧原大成選手は内外野どのポジションも守れて、様々なポジションでレギュラー争いができる選手です。
そんな選手をなぜプロテクトリストから外したのか。
それは今宮健太選手と川村友斗選手の存在があったからです。
セカンドに関しては三森大貴選手、廣瀨隆太選手の若い選手がレギュラー争い。
よって牧原選手は、本来はセカンドが正ポジションですが、ショートやセンターでレギュラー争いをする方が現実的になります。
まずはショートについて。
今宮選手を源田選手がいるからという理由でプロテクトリストから外した。
仮に今宮選手を取られても牧原選手がショートに入ればいいという計算で。
これは当然逆のことも言えます。
仮に牧原選手が取られても今宮選手がいるから問題なし。
ショートは次世代の野村勇選手とイヒネ選手を残すという選択で問題ありません。
続いてセンター。
守備範囲が鍵になるセンターは、周東選手もしくは牧原選手が守るのが適任ということで牧原選手が必要だと思っていました。
ただあの選手をすっかり忘れていました。
川村友斗選手です。
彼はまだ育成ですが、来年は間違いなく一軍デビューを果たす選手の1人です。
周東選手がもし不調に陥ったとしても川村選手がいる。
そうなるとどうしても牧原選手が必要とはならない気がします。
現在牧原選手が31歳、柳田選手が35歳、近藤選手が30歳。
さすがに外野手全員30代以上は将来性に欠けます。
それを言ったら、山川選手32歳、今宮選手32歳、甲斐選手31歳で内野手も捕手も将来性に欠けます。
大野稼頭央
大野稼頭央投手は松本晴投手と比較してプロテクトリストに入れようと決めました。
どちらもプロ一年目を大きな怪我無く乗り切った部分は素晴らしいです。
それだけでどちらもプロテクトしたい気持ちはあります。
大野投手は高卒一年目から非公式戦45試合に中継ぎ登板、防御率1.38。
松本晴投手は大卒一年目から二軍戦17試合に登板(内12試合は先発)、防御率3.31。
来年の大野投手は二軍で、松本晴投手は一軍で勝負するシーズンになります。
単純比較はできません。
ただ普通に考えて、自分よりも年上の選手ばかりと対戦する非公式試合で防御率1.38という数字は、控えめに言ってもの凄いです。
制球力の向上という部分は課題としてあるものの、素材の良さはひしひしと感じます。
最終的な決め手は年齢。
19歳の大野投手と、22歳の松本晴投手。
どちらを残したいかと迫られると大野稼頭央投手に一票入れたくなります。
人的補償候補選手
私の考えるプロテクトリストに惜しくも入らなかった22名がこちら。
その中で特に西武にフィットしそうな6名がこちら。
実績のあるベテランが欲しい場合は…
中村晃選手、甲斐拓也選手、石川柊太投手、牧原大成選手
将来性に期待の若手投手が欲しい場合は…
田上奏大投手、松本晴投手
個人的予想
これまでに述べてきた通り、西武は外野手が最重要課題。
外野手の次の課題に目を移すと左の中継ぎになってきます。
この部分を総合的にどう考えるかが鍵になってきます。
西武は外国人選手で、弱点の補強を行っています。
山川選手,マキノン選手が抜けた一塁手にはヘスス・アギラー選手。
最重要課題の外野手にはフランチー・コルデロ選手
左の中継ぎにはジェフリー・ヤン投手。
増田投手に代わる守護神候補としてアルバート・アブレイユ投手。
この4選手が仕事を果たせば優勝を狙えると思っているかもしれませんが、絶対的に優勝するにはまだピースが足りません。
外野手は最低3選手必要だからです。
西武は現在外野3枠ガラ空き状態。
コルデロ選手がレフトかライトにハマったとして、あと2枠をどうにかしなければなりません。
そうなってくると、今回の獲得リストでは必然的に中村晃選手か牧原大成選手の二択になります。
内外野全て守れて、特にショートセカンドのバックアップが可能な牧原選手。
ポジションはファースト、レフト、ライトで安定した出塁率と守備が持ち味の中村晃選手。
出身地で取るなら埼玉県出身の中村晃選手。
年俸の安さで取るなら中村晃選手が推定1億5000万円、牧原選手が推定8000万円なので牧原選手。
ただ牧原選手は現時点で契約更改がまだ終わっておらず、来年オフのFA取得を見越して年俸UP&複数年契約の可能性有り。
<追記>
牧原大成選手は2000万円UPの年俸1億円、さらに変動制の3年契約を結びました。
かなり複雑な思考を巡らせることになります。
因みに私個人的には複数年契約が嫌いです。
詳しくはこちら。
FAやその他諸々を何にも考えたくないのであれば、左の中継ぎとして松本晴投手という選択肢も生まれてきます。
それがベターな考え方かもしれません。
西武にとって本当にそれでいいのでしょうか?
私が西武のGMだったら、せっかく良い外野手を取れるチャンスなのにそれを逃したくないです。
中村選手が34歳、牧原選手が31歳なので年齢的には牧原選手。
元々西武ファンで西武に愛着があるのが中村晃選手。
総合的に考えて、やはり中村晃選手が西武にとって最も必要な存在な気がします。
さすがに来年35歳、FA宣言するとして36歳。
ファンだったライオンズから流石にFA宣言はしないでしょう。
西武球団からすると、この安心感は他に変え難いものがあります。
結局、前回前々回と予想は同じでした。
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