今回は2023年度のホークス戦力外予想を行っていきます。
ホークスの現在の支配下選手は70名です。
支配下枠いっぱいに選手がいます。
よって、ドラフトで5~6名、外国人&FA補強1~3名、育成から支配下2~4名とすると、
少なく見積もっても10名以上は戦力外通告を言い渡されます。
さらに現役ドラフトもあるので、選手の入れ替えは例年以上に激しいです。
それでは考えていきましょう。
最新の予想はこちら。
確実に留まる選手
ホークスには複数年契約によって確実にチームに留まる選手がいます。
上記の11選手は今年の成績がどれだけ悪かろうが、来年もホークスに留まります。
ただ、柳田選手に関しては、柳田選手が辞めたいと言えば2023年オフに引退も可能です。
ホークスファンとしては何としても柳田選手の引退を阻止しなければなりません。
よって59名の支配下選手の中から、10名以上を選ぶことになります。
選手の見極めが例年以上に大事
例年通りであれば、ベテラン選手や伸び悩む中堅選手を中心に、戦力外が言い渡されます。
しかし今年は違います。
複数年契約選手は、ほとんどが30代以上の中堅ベテラン選手。
つまり、若手も戦力外の候補に入ってきます。
若手選手が戦力外になった後、他球団に目を付けられなければ、育成選手として再契約となる可能性が高いです。ただ2023年度に関しては、伸び悩む若手が他球団に移籍し花開くことが例年以上に起こる予感がします。
それだけに、選手の見極めはかなり重要です。
こうなることが目に見えていたのに、嶺井選手と4年の契約を結んだフロントは反省するべきです。
戦力外候補
これから心苦しいですが、戦力外選手の候補をリストアップします。
あくまでも現時点での候補です。
外国人選手
正直に言って、モイネロ投手、オスナ投手、スチュワート投手以外の外国人は全員機能していません。
見事に補強失敗です。
ホークスは外国人選手に投打で頼ってきたという過去があるので、外国人選手がハマらないと勝てません。
李大浩選手が抜けた2016年、デスパイネ選手グラシアル選手が一年通して活躍できなかった2021年と2022年、そして外国人野手が軒並み成績を残せなかった今年。
いつも欲しているのは右の大砲です。
よってホークスのフロントは来年、
オリックスのセデーニョ選手を獲得して、一気に優勝まで駆け上がろうと思っているに違いありません。
本来は、野村勇選手を始めリチャード選手、野村大樹選手等、昨年結果を残した、もしくは今年二軍で好調の選手を一軍で使い続けるべきなんですが、正木選手が今年ハマらなかったので使い続けることを諦めました。
補強、若手が育たない、補強、若手が育たないのループを続けているのがホークスです。
オスナ投手やヘルナンデス投手が一年でアメリカに帰るかもしれないことを考えると、支配下5枠は確定として6~7枠は外国人選手だけで空くかもしれません。
高橋純平&風間球打
剛腕ドラ1コンビは外国人選手ほどではないですが、かなり危険な状態にあるとみています。
ストライクが入らないというところが大きなポイントです。
良い球を持っているのに、四球を連発したら試合になりません。
高橋純平投手に関しては、2019年には45試合に一軍登板し防御率2.65と結果を残しました。
ただ、一軍でしっかり結果を残したのはその年だけです。
風間投手は一軍で結果を残したことはありません。
若さとドラ1を武器に支配下生き残りをかけます。
川原田純平&九鬼隆平
川原田選手は守備の選手ではありますが、あまりに打てないところが気になります。
プロに入って3年目で、二軍ですら2割以上の打率を残したことがありません。
同世代の他の二遊間野手もそんなに打っていませんが、ある程度の打力は求めたいなと思います。
九鬼選手はかなり危険な状態です。
同世代の谷川原選手や海野選手が一軍の試合に出ていても九鬼選手はずっと二軍にいます。
首の手術を終えてもなお、プロ野球選手として活動しているのは素晴らしいですが、やはり結果が求められます。
渡邉陸選手は今年打撃が不調ですが、その渡邉選手よりも打率は低いです。
打てる捕手が打てないとなると、立場は怪しくなります。
吉田賢吾選手や石塚選手等、打てる捕手は続々と登場しています。
今後のアピールに注目です。
佐藤直樹&水谷瞬
足の速い選手はチームに必要です。
ただ、足が速いだけになってしまうと、他の選手との差別化が図れません。
周東選手は足の速さに加え、内外野こなせるユーティリティ性を持ちます。
同じことが牧原選手や野村勇選手にも言えます。
佐藤選手と水谷選手のポテンシャルは誰もが認めるところです。
それでも、「打てない」となると、外野手としては起用が難しくなります。
水谷選手は二軍でリチャード選手よりも高い長打率を記録した年があるなど、トリプルスリーを狙える逸材です。
それだけに二軍で結果を残して、苦しい一軍を救ってほしいです。
佐藤選手も打球を飛ばすツボを持っている選手です。
自分のスタイルを確立できれば、まだまだ全然やれます。
嘉弥真新也&泉圭輔
実績のある投手2人も危険な立場にあると私は見ています。
嘉弥真投手は今年2年契約の2年目で新たに契約を勝ち取らなければならない立場です。
左キラーとして6年連続50試合以上登板を記録した実績から、今年もいつも通り抑えてくれるかと思いきや、左に打たれるありえない状態になっています。
シュートを磨くために二軍へ行き、再び一軍へ戻ってきましたが、一軍復帰登板でも左打者を抑えることができませんでした。
嘉弥真投手は現在33歳。
いつの間にかチームの中では上の方になっています。
30代の選手が多すぎて若手が少なくなる状況は、チームバランスが悪くなり避けたいというところと、田浦投手が左打者を抑えていることを考えると戦力外は無い話ではありません。
泉投手はルーキーイヤーから毎年一軍登板を続けていることから、チームに必要な戦力という見方はもちろんしています。
昨年は優勝のかかる場面で投げていたくらいですから。
ただ、今年は二軍でも一軍でも結果を残せていません。
これが単なる実力なのか、昨年のことを引きずっているのかは泉投手にしか分かりません。
このまま状態が上がらないとなると、戦力外の候補には入ってきます。
杉山一樹&上林誠知
投打のポテンシャルコンビは一軍で花開いてほしいですが、戦力外の候補には入ってきます。
上林選手はポテンシャルという言葉を使われたくないと思います。
2017~2018年の2年間はレギュラーとしてプレーしていましたし、侍ジャパンにも選ばれました。
手首の怪我が全てを変えました。
先ほども述べた通り、外野手は守りもそうですが、打力が求められるポジションです。
守備固めで考えると、捕内外こなせる谷川原選手の方が起用しやすかったりします。
後半戦とにかく打てば、来年の契約を勝ち取れます。
まだまだこれからの選手です。
杉山投手はホークスの中で、スチュワート投手と並ぶ高いポテンシャルがあると私は思います。
ただ、杉山投手も四球が気になる投手の一人です。
昨年は結果が出なくても、我慢して先発起用してもらっていました。
それだけの投資をする価値があると、思われていたということです。
一軍のマウンドに戻ってきたら、自信を持って真ん中に160キロのストレートを投げ込んでほしいです。
イヒネイツア
イヒネ選手は今年ほぼほぼ試合に出ていません。
右膝の怪我の影響です。
そして怪我が治ったと思ったらまた怪我です。今度は左親指です。
イヒネ選手の2023年シーズンは既に終了しています。
この一連の状況を見て、フロントが考えることはただ一つ。
戦略的戦力外です。
FA補強をする際に、他球団に人的補償で取らせないように、有望選手をとりあえず育成選手にすることです。
田上投手の時と同様のやり方です。
他球団はイヒネ選手のプレーをプロになってから詳しく見れていないので、獲得するのを少しためらいます。
また、イヒネ選手自身も他球団とホークスの評価がそこまで変わらないのであれば、練習設備の整ったホークスに残るはずです。
イヒネ選手に力があれば、田上投手のようにすぐ支配下に戻ってこれます。
最初は4軍、3軍でアピールすることになるので、3桁の背番号でもそんなに変わりません。
支配下枠を削り切れないと判断すれば、平気でフロントはこういう判断を取ります。
コメント