2025/4/8、福岡ソフトバンクホークス対広島東洋カープの二軍公式戦が行われました。
結果は5-4でホークスが勝ちました。
今回はこの試合のホークス投手&野手を個別に取り上げます。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
板東湧梧
板東湧梧投手は6回2失点の投球でした。
全78球の内、ストライク59ボール19。
印象としては「厳しいけどもがく」です。
板東投手本来の球速が戻らないまま昨年は1年を過ごし、今年も今のところは何も変わっていません。
このままでは一軍昇格はかなり厳しいです。
高めのストレートで押せないので投球の幅がかなり狭くなります。
一番悔しいのは板東投手本人。
毎日何かを試しながら良くなるように努めていることと思います。
カーブやフォーク、カットボールのキレは素晴らしいです。
だから二軍では試合を作ることができています。
あとはストレート。
ストレートさえ戻ればというところなんですが…。
宮﨑颯
宮﨑颯投手は1回無失点の投球でした。
全11球の内、ストライク8ボール3。
印象としては「伸びのあるストレート」です。
板東投手がストレートに苦しんでいる中、宮﨑投手はどんどんストレートで押すパワーピッチを披露しました。
11球の内、変化球(スライダー)は1球のみです。
真ん中でもファールや空振りが取れていたので、投球が非常に楽でした。
この荒れ球がストライクゾーンの中で暴れてくれたら、打者は相当打ち辛いはずです。
岩崎峻典
岩崎峻典投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク7ボール3。
印象としては「低めの意識」です。
今回はロベルト選手を外のスライダーで空振り三振に打ち取る場面がありましたが、基本的に岩崎投手はゴロピッチャー。
低めの球でゴロを打たせる投球が魅力の投手です。
ただの真っすぐというより、ツーシームやカットボールといった横変化の球を多投します。
今回は持ち味が出せていました。
これからも、低めの意識を徹底していきたいところです。
まだまだ甘い球はあるので、精度は上げていけます。
木村光
木村光投手は1回2失点(自責点0)の投球でした。
全23球の内、ストライク12ボール11。
印象としては「変化球でストライクが取れなかった」です。
木村投手は球種が豊富かつ、球が強いという特徴があります。
その為、昨季は一軍でも結果を残せました。
今登板ではその変化球でカウントが取れず、ストレートを続けた結果、先頭の佐藤選手に二塁打。
その後ミスも絡み2失点を喫しました。
球の強さ自体はあったので、その二塁打に関しては打った佐藤選手を称えるべきですが、木村投手としては変化球の精度を見つめ直したいところです。
野手
この試合で印象的だったのは9回裏の攻撃。
1点負けている状況で、イヒネ選手の盗塁失敗もあって、2死走者なしの状況から一気に2得点でサヨナラ。
庄子雄大選手、山本恵大選手、リチャード選手。
彼らの集中力の高さに脱帽です。
山本恵大選手は支配下登録に向けての最終段階。
ここ最近当たりが止まっていましたが、また彼の良さを存分に発揮できました。
選球眼の高さとスイングスピードの速さを持ち合わせた遅咲きの怪物がもうすぐ一軍の舞台へ羽ばたきます。
どうか怪我だけは無いように!!!!!!!
井上朋也選手はロベルト選手のまずい守備もありマルチヒットを記録。
この逆方向へのヒットが復調の兆しとなってくれたら最高です。
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