2024/9/14、福岡ソフトバンクホークス四軍対火の国サラマンダーズの交流試合が行われました。
結果は4-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については9月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
藤原大翔
藤原大翔投手は5回無失点の投球でした。
全63球の内、ストライク41ボール22。
印象としては「鷹の希望」です。
同期の前田悠伍投手は球威以外の全てを兼ね備えている投手。
そして、藤原投手は既に一軍クラスの球威を兼ね備えている投手です。
前田投手の方が先に一軍デビューするとは思いますが、どちらも非常に楽しみです。
藤原投手は長い回を投げるスタミナに課題がありましたが、今回は5回を63球で投げ切る好投。
全く球威は落ちなかったです。
また、四球を1つ出しましたが、基本的にストライク先行の投球ができていました。
ストレートでも落ち球でも空振りが取れて、文句無しの投球。
カウントを取りにいくカーブが高めに浮く場面があったので、そこだけ修正すれば完璧です。
岡植純平
岡植純平投手は1回2失点の投球でした。
全24球の内、ストライク15ボール9。
印象としては「変化球のキレが悪い」です。
藤原投手が良すぎただけに、岡植投手は投げ辛かっただろうと思います。
右打者の日下部選手には外角ストレートを逆方向へ本塁打。
各打者に低めに完璧に投げ切った変化球を悉く見極められる。
このようにストレートも変化球もしっかり対応されて、なかなか投げる球が見つかりませんでした。
全ての球種をレベルアップさせる必要があると感じます。
井﨑燦志郎
井﨑燦志郎投手は1回無失点の投球でした。
全10球の内、ストライク6ボール4。
印象としては「ストレートだけ」です。
リハビリ明けということで、今回はストレートだけを10球投げ込み無失点で抑えました。
真ん中のストレートを右中間に弾き返される場面はあったものの、全体的に見れば打者を押し込むことができていました。
これから徐々に状態を上げて、フェニックスリーグでは先発ができるぐらいの状態に戻してくれたらなと思います。
まだまだ焦る時ではありません。
フェリックス
フェリックス投手は1回無失点の投球でした。
全17球の内、ストライク10ボール7。
印象としては「内容はあまり良くない」です。
ヒット、盗塁、パスボール、四球で2死一三塁のピンチを作られるも、ランダウンプレーを仕掛けられたところで野手が冷静にアウトにしてピンチを切り抜けました。
いきなり日下部選手に初球の外角ストレートをセンター前に弾き返されたり、モタ選手には真ん中のストレートを良い当たりの左飛にされたりと、投球内容は決して良くないです。
四球を連発しなかったことだけが良かったです。
次回登板に向けて、全ての球種の質を上げていく必要があります。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク10ボール2。
印象としては「完璧」です。
ストレート、カーブ、フォーク。
全ての球種の質が完璧でした。
全ての球種でストライクが取れ、全ての球種で空振りが取れました。
アウト3つの内、2つが空振り三振。
今回のような投球を継続できれば、二軍から声がかかると思います。
とにかく圧倒的な投球を続けるだけです。
野手
ホークス選手の9月四軍打撃成績がこちら。(2024/9/14時点)
※9/4,5,7,8の試合結果は除く
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、牧原巧汰選手、オスーナ選手、中澤恒貴選手の3名。
牧原選手は3打数2安打(単打2)。
正直、牧原選手はここにいていい選手ではありません。
今季が高卒4年目の支配下選手。
本来は二軍で活躍して一軍昇格を窺いたいところです。
捕手としての強みをアピールしたいところで、今回は2回走られて2回とも盗塁を決められました。
打者としてはアピールになりましたが、捕手としてアピールになったかは微妙なところです。
オスーナ選手は4打数2安打(単打2)。
2打席目までは外に逃げるスライダーに手を出していましたが、3打席目からはそれが我慢できるようになり、ヒットが生まれました。
積極的な走塁でアウトになる場面はありましたが、こういう走塁はどんどん増やしてほしいです。
たくさん失敗することで、たくさん成長します。
中澤選手は4打数3安打(単打2、二塁打1)。
アウトになった打球も含め、打球方向は全てセンターから逆方向。
バットが内から出るので、打率が高くなります。
また、彼の逆方向への打球は伸びます。
打撃型の野手で、二遊間を守れるとなると今後が非常に楽しみです。
守備でアピールができたのはアルモンテ選手。
三塁線の当たりも三遊間の当たりも広い守備範囲で見事に追いつき、強い送球でアウトにしていました。
あとは打撃でどれだけ数字を残せるかです。
今回は3回にショートのイヒネイツア選手とセンターのシモン選手が遊飛捕球時に交錯し、どちらも負傷交代となるプレーがありました。
両選手が非常に心配です。
ただ、声をしっかり出していれば防げていたプレーではあったと思うので、今後同じようなことが起きない為にもチームとして声の重要性を再確認してほしいです。
この前も藤田選手と三代選手が交錯するプレーがありました。
ここ最近、声のミスが多い気がします。
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