2024/9/3、福岡ソフトバンクホークス対オリックスバファローズの二軍公式戦が行われました。
結果は4-3でバファローズが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手は、ホークスの9月二軍打撃成績一覧と、注目選手を取り上げて紹介します。
現時点で一軍に上がりそうな選手は果たして誰でしょうか。
投手
大津亮介
大津亮介投手は8回4失点の投球でした。
全112球の内、ストライク80ボール32。
印象としては「長い回を投げる」です。
普通に最少失点で抑えたいのであれば、もっとストレート中心でどんどん押せばよかったと思います。
打者はストレートに差し込まれていました。
ただそれだと6回7回でバテてしまうということで、今まで通り変化球中心で組み立てながら要所でストレートを挟む投球を繰り広げました。
その結果、8回まで140キロ台中盤のストレートをキープすることが出来ました。
中盤以降ヒットを打たれたのは、基本的にチェンジアップや半速球のカットボール。
8回になると少し球威の落ちたストレートを捉えられましたが、やはり課題は変化球です。
変化球を中心に組み立てる投手が変化球を打たれるとなると、なかなか配球が難しくなります。
個人的には、もっとストレートを意識させることによって、変化球の効果は上がってくると思います。
津森宥紀
津森宥紀投手は1回無失点の投球でした。
全12球の内、ストライク9ボール3。
印象としては「なぜここにいる」です。
今すぐ一軍の戦力として投げて欲しい。
そんな素晴らしい投球を見せてくれました。
津森投手が二軍に落ちた理由は球威が足りないからではなく、制球が足りないからではなく、打者と勝負できていなかったからです。
自分の一番良い球をストライクゾーンに投げ込むというシンプルなことができていませんでした。
今回の登板では打者と真っ向勝負を挑み、自慢のストレートで押し込みました。
それがどんな場面でもできるようになれば、完全復活と呼べるのではないでしょうか。
野手
ウエスタンリーグのホークス選手9月打撃成績がこちら。(2024/9/3時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で複数安打を放ったのは、吉田賢吾選手と桑原秀侍選手。
吉田選手は4打数2安打。
特に2本目のライト前ヒットは逆方向への吉田選手らしいライナー性の打球でした。
吉田選手は左右の違いはありますが中村晃選手のように打撃に巧さを持った選手です。
ただ、今の打撃では同ポジションの山川選手に勝つことはできません。
どんなに巧い打撃をしたところで、本塁打の魅力には劣ってしまうからです。
確率を更に上げていくか、長打を増やしていくか。
一塁手として今後ポジション争いをしていこうと思えば、そういったことが求められます。
ただ、捕手として見ると十分打ってます。
来季は捕手能力を向上させ、「打てる捕手」として勝負してほしいなと思います。
桑原選手は4打数2安打。
右に左に打ち分けました。
守備では6回1死一二塁の場面で、内藤選手の中飛を捕球した後の送球が乱れ、2死二三塁の形を作られてしまうミスがありました。
今回のミスを次に活かすだけです。
桑原選手は内外野守れるというだけでなく、足も速く、パワフルな打撃もあるという本当に魅力的な選手。
元々は二刀流として入団したということで、投手もできます。
将来的にどのような選手になっているか全く想像がつきません。
セカンドの廣瀨隆太選手はライト前ヒットになりそうな当たりに追いついて、セカンド内野安打にしたプレーが2度ありました。
あの打球を捕って送球してアウトにするようになれば、それはもう広島の菊池選手レベルです。
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