2024/8/17、福岡ソフトバンクホークス四軍対香川オリーブガイナーズの交流試合が行われました。
結果は6-4でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については8月の四軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
村田賢一
村田賢一投手は6回無失点の投球でした。
全72球の内、ストライク50ボール22。
印象としては「有原投手のよう」です。
球速こそ有原投手に比べると劣っていますが、それ以外の部分では有原投手っぽい素晴らしい投球を見せてくれました。
配球パターンが豊富なので打者は常に困惑しながら打席に立っており、その上でテンポも速いのでお手上げ状態です。
甘く入る球も時折ありましたが、それを甘いと感じさせない投球技術があります。
カウントを取るカーブ、バットの芯を外すツーシーム,カット、空振りを奪うシンカー,スライダー。
全ての球をある程度操れていました。
ただ、まだ完璧ではありません。
もっと細かいコントロールができる投手です。
この試合で唯一勿体無かったのが5回に与えた四球。
前の打席では外のスライダーで空振り三振を奪えていた打者だったので、もう一度外のスライダーで勝負しましたが見極められてしまいました。
村田投手はコントロール投手なので、どんな理由があっても四球は極力出さないようにしていきたいです。
風間球打
風間球打投手は0.2回3失点の投球でした。
全31球の内、ストライク13ボール18。
印象としては「四球絡み」です。
正直、私は既に彼を支配下投手という見方はしていません。
一軍に上がって活躍するビジョンが全く見えないからです。
彼を攻略する方法はストライクゾーンを狭くすること。
低めのフォーク、高めのボール球のストレートは全て見逃して、真ん中のストレートだけを待っていれば攻略できます。
今回はそれをやられて攻略されました。
逆に言えば風間投手はストライクゾーンを広げるだけで、1つ上のレベルに行けます。
いかに安定してストレート以外でカウントが取れるか。
ここがかなり重要です。
今回のようにストレートでもカウントが取れない時があるので、まだ1つも2つもやるべきことはあります。
大城真乃
大城真乃投手は1.1回無失点の投球でした。
全18球の内、ストライク16ボール2。
印象としては「ストライク中心」です。
甘く入る場面もありながら、7回の風間投手が作ったピンチと8回の自らが作ったピンチを抑えました。
今回はとにかくストライク先行をテーマに投げていたような気がします。
せっかく0ボール2ストライクに追い込んだのに真ん中に投げ込んでもったいないなと思う場面はありましたが、結果的にゼロで抑えることができたので良かったです。
大城投手のような左の変則投手はピンチでミスピッチが許されない場面での登板が多くなると思うので、細かい制球力は今後磨いていく必要はあります。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回1失点の投球でした。
全27球の内、ストライク13ボール14。
印象としては「話にならない」です。
先頭打者はファースト佐久間拓斗選手のダイビングキャッチでファーストファールフライ。
次の打者はサードアルモンテ選手の三遊間のゴロを華麗に捌くナイスプレー。
球は甘めに来ていたものの味方の好守備に助けられ、たったの3球で2死まで行きました。
このまま勢いに任せて投げれば良いだけです。
それなのに、死球、死球、四球、四球で1失点。
全く話になりません。
途中から意味が分からなくなって笑ってしまいました。
ストレートでもスライダーでも空振りが取れて、球の力は十分あるのに、自滅によっての1失点は勿体なさすぎます。
こんな投球をしていては、来年の育成契約を勝ち取れるかすら怪しいです。
次回登板に期待しましょう。
野手
ホークス選手の8月四軍打撃成績がこちら。(2024/8/17時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今回の試合では相手の守備が怪しい場面がいくつもあり、エラーなのかヒットなのか微妙な所が何度もありました。
その為、特に公式の記録も出ていないようなので、私の中で微妙な当たりは全てヒットで計算してます。
ただ、四軍での打率と一軍での打率は全く別物として考えて欲しいということだけ伝えておきます。
この試合で複数安打を放ったのは、藤田悠太郎選手、中澤恒貴選手、藤野恵音選手、重松凱人選手の4名。
藤田選手は5打数2安打。
しっかり引っ張った当たりのヒットを2本飛ばしました。
DH出場ということで打撃に集中できた部分はあったのかなと思います。
中澤選手は5打数3安打。
怪しいヒットも含めてですが、猛打賞の活躍は素晴らしいです。
2回にショートゴロを1回捌く場面はありましたがその1回だけだったので、ショートの守備をもっと見てみたかったです。
藤野選手は5打数3安打1打点1盗塁。
こちらも怪しいヒットはありつつも、しっかり猛打賞で結果を残しました。
藤野選手の課題は間違いなく守備なので、セカンドの守備機会が初回のサードゴロ併殺と2回のセカンドゴロによる2回しか無かったのは残念でした。
重松選手は4打数2安打2打点。
こちらもライトが目測を誤るラッキーな三塁打がありつつも、ヒットはヒットです。
現在二軍で同じ右の外野手である佐藤航太選手がとんでもないアピールをしているので、それに負けない活躍をしていきたいところです。
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