2024/6/30、福岡ソフトバンクホークスvs北海道日本ハムファイターズの一軍公式戦が行われました。
結果は10-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返ります。
ホークス投手&野手も個別に取り上げます。
野手に関しては6月の一軍打撃成績も載せてます。
全体的な感想
「強い」
この一言に尽きます。
今のホークスは何もかもが強いです。
どんな時も120%の力を発揮する選手、どんな時も120%の采配をする首脳陣。
これらがかみ合って凄いことになってます。
正直、近年のホークスにはいろいろと言いたいことがありました。
ベテラン偏重起用で二軍戦を全く見ていないんじゃないかとか思ったりもしました。
選手はモチベーションの維持が難しかったはずです。
ただ、今季に関してはそんなことは一切ありません。
選手のモチベーションの維持とコンディションの維持。
何から何まで完璧で心配になるぐらいです。
私はホークスの一軍戦から四軍戦を見れる試合は全て見てます。
また、見るだけではなくてそれをこのように記事として書き起こしているので、かなりの労力はかかります。
そんな私が推測するに、小久保監督を始めとする首脳陣はほぼ寝ていないのではないでしょうか。
一軍戦の作戦を考え、一軍戦を戦い、その上で二軍戦も確認するとどう考えても時間が足りないからです。
一二軍、二三軍、三四軍の連携がしっかり取れているということは言えますが、その連携が取れていたなら昨年も同じような運用ができたはず。
選手もそうですが首脳陣もどうか休める時は休んで、元気にシーズンを乗り切ってほしいと思います。
ホークスの7月最初の試合は東京ドームでの西武戦。
エース有原投手に勢いを付けてもらいましょう。
投手
モイネロ
モイネロ投手は6回無失点の投球でした。
全100球の内、ストライク68ボール32。
印象としては「悪いなりに抑える」です。
今回のモイネロ投手はあまり状態が良くなかったです。
1回から3回はいずれも四球で出塁を許すなど制球に苦しみました。
ただ、ピンチを作っても要所を締め、先制点を許さなかったのは流石の一言です。
先制直後の4回裏は、セカンドの廣瀨隆太選手がセンターに抜けそうな当たりを逆シングルで捕球し、そこから無駄のない動きで素早く送球してアウトにするファインプレー。
5回には1死一二塁でライトの佐藤直樹選手がライトライナーを捕球してすぐに二塁へ送球し、飛び出した二塁走者万波選手をアウトにするファインプレー。
味方の好守備にも助けられました。
次回はもっと長いイニングを投げ、モイネロ投手の投球で勝ち切る試合を見せてもらいたいです。
ヘルナンデス
ヘルナンデス投手は1回無失点の投球でした。
全13球の内、ストライク12ボール1。
印象としては「いつも通りストレート無双」です。
ヘルナンデス投手はストライクゾーンにストレートを投げ込むだけで抑えられます。
今回はスライダーを1球も挟むことなく全球ストレートで勝負しました。
オールスターで和田毅投手がやった投球です。
上川畑選手には打たれましたが連打は喰らいませんでした。
素晴らしいです。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全7球の内、ストライク6ボール1。
印象としては「気楽に投球」です。
8回の攻撃が始まるまで2-0の試合展開だったので、おそらく8回裏は松本裕樹投手が準備していたと思います。
ただ5点を追加したことにより、杉山投手が登板になりました。
7点もあれば気楽に投球できます。
先頭打者の郡司選手に対しては思い切って真ん中にストレートを投げ込むも、簡単に捉えられヒットで無死一塁。
ただ次のマルティネス選手をサードゴロ併殺。
最後の水谷選手はフォーク、フォーク、ストレートズドンで見逃し三振。
あっという間でした。
オスナ
オスナ投手は1回無失点の投球でした。
全26球の内、ストライク18ボール8。
印象としては「ファイターズファンを楽しませる投球」です。
先頭打者に四球を与え、完璧な本塁打を打たれ、三塁打も打たれ、結果としては非常に悪いです。
全体的にベルト近辺から高めのゾーンに球が集まっていたのが、外野まで運ばれることに繋がりました。
オスナ投手は守護神なので、基本的に点を取られてもいい試合はありません。
あるとするなら今回のような10点差開いた調整登板の場ぐらいです。
今回は自分の状態と相手の状態を確認しながら、打たれながらいろいろとデータが取れたと思います。
これをプラスに捉えて次回登板に期待します。
球の力は開幕当初に比べると間違いなく戻ってきています。
野手
ホークス選手の6月一軍打撃成績がこちら。(2024/6/30時点)
<スタメン>
<スタメン外>
<投手打撃成績>
6月最後の試合は打線大爆発でした。
栗原陵矢選手が先制本塁打。
正木智也選手、近藤健介選手、廣瀨隆太選手、周東佑京選手、甲斐拓也選手、野村勇選手、中村晃選手が追加点となるタイムリー。
ヒーローだらけです。
この中で注目したいのは廣瀨隆太選手。
4回は栗原選手の本塁打で先制した後に、追加点のチャンスとなる1死満塁の場面を作りました。
ただ、ここで廣瀨選手は投ゴロ併殺。
次のチャンスは絶対に打つという強い気持ちがあったと思います。
その気持ちが打席に表れ、8回の無死満塁のチャンスでは10球も粘りました。
そして最後の10球目を捉えてレフトへのタイムリー。
気持ちを結果に結びつけるのは並大抵のことではありません。
その廣瀨選手がタイムリーを打った直後に、きっちりと二ゴロで走者を還すいぶし銀の働きをした川瀬晃選手も流石です。
山川穂高選手は低めの球に合わせただけのような打撃でセンターオーバーの二塁打を放っていたので、状態は徐々に上がってきたのかなと感じます。
7月の大暴れに期待です。
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