2024/6/21、福岡ソフトバンクホークス三軍対群馬ダイヤモンドペガサスの交流試合が行われました。
結果は8-3でホークスが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については6月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
サルディ
サルディ投手は5回1失点の投球でした。
全88球の内、ストライク55ボール33。
印象としては「試合を作れる投手」です。
全体的にボールが高めに集まっていたということもあり、球数は嵩みました。
3回には3ボール0ストライクでストライクを取りにいった球を痛打されて失点です。
ただ、それでも5回までしっかり投げ切れるところは流石です。
サルディ投手は4/13四軍戦でプロ初登板し、5/8三軍戦でプロ初先発。
プロ初先発時は4.2回までしか投げられませんでしたが、それ以降4試合連続で5回以上を投げ切っています。
18歳とは思えない安定したマウンド捌きです。
プロ初先発時はベースカバーの遅れから失点に繋がる場面がありましたが、今登板ではベースカバーも早くなってました。
着実に成長を感じられます。
村上舜
村上舜投手は1回1失点の投球でした。
全30球の内、ストライク10ボール20。
印象としては「投球にならない」です。
先頭打者から外角高めにすっぽ抜けるストレートが3球続き、これは怪しいなと思いました。
その予感は的中し、1回で3四球1死球を与える結果です。
こんな投球でも失点は1だけということで、相手打線は優しいです。
ファールでどんどん粘ってくるような打線であれば、四死球だけで崩すこともできたでしょう。
村上投手としてはヒットを打たれなかったことをプラスに捉えて、次回登板ではゾーン内勝負を心掛けて欲しいです。
藤原大翔
藤原大翔投手は2回1失点の投球でした。
全46球の内、ストライク24ボール22。
印象としては「10キロ遅い」です。
藤原投手といえば150キロの力強いストレートが持ち味の投手。
ただ今回は一度も140キロを超えることなく登板を終了しました。
打たれるのは当然です。
これだけスピードが落ちると怪我をしてないか心配になります。
登板し、回跨ぎもしたということで大丈夫だとは思いますが。
とにかく無理だけはしないようにしてほしいです。
佐藤琢磨
佐藤琢磨投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク10ボール6。
印象としては「完璧な投球」です。
先頭のショートゴロエラーはエラーじゃないです。
ハイバウンドの打球にうまく合わせるショート山下恭吾選手のファインプレーです。
送球がワンバウンドになったところを何とかファーストの三代祥貴選手がカバーしていれば、大ファインプレーになっていました。
佐藤投手はストレートの勢いといい、制球力といい、スライダーのキレといい、完璧な投球でした。
これぐらいの投球ができればまず二軍では十分投げられます。
和製ヘルナンデス投手を目指してほしいです。
野手
ホークス選手の6月三軍打撃成績がこちら。(2024/6/21時点)
<スタメン>
<スタメン外>
この試合で最もアピールした野手はアルモンテ選手。
三軍戦初安打を含む4打数3安打1打点の固め打ちです。
打球方向は全て引っ張り。
典型的なプルヒッターです。
最終打席も低めの変化球を思い切り引っ張りにいっての三振でした。
追い込まれてからの打撃スタイルを変えることができるようになれば面白い存在になります。
守備面は問題ないです。
サードから火の出るような送球を披露しました。
彼はまだ16歳の選手。
今後の成長が非常に楽しみです。
栗原選手の次のサードは彼かもしれません。
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