2024/5/29、福岡ソフトバンクホークス四軍対宮崎サンシャインズの交流試合が行われました。
結果は6-1でホークスの勝利です。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手についてはこの試合の打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
大野稼頭央
大野稼頭央投手は5回1失点の投球でした。
全67球の内、ストライク49ボール18。
印象としては「素晴らしい」です。
初回はストレート中心の配球で、7球もストレートで空振りを奪う支配的な投球でした。
相手打者が前に飛ばすことすらできませんでした。
2回は完璧に追い込んでから高めに浮いたスライダーを捉えられるなど、もったいないヒットがありながら1失点。
3回は2死からヒットを許し、その走者を気にしすぎて球数が嵩むものの何とか無失点。
4回は四球がありつつ無失点。
5回は6球で簡単に無失点。
全体的に素晴らしいの一言です。
5回までに7奪三振を取りながら、球数を67球に抑えることができているのは、ストライクゾーンでしっかり勝負ができていたということです。
この投球を続けていけば、将来的にエースと呼ばれるような投手になれます。
風間球打
風間球打投手は2回無失点の投球でした。
全29球の内、ストライク22ボール7。
印象としては「ゾーン内で勝負」です。
6回は三者連続三振。
7回もポテンヒットを1本打たれるものの、奪ったアウトは全て三振。
2回で6奪三振のナイスピッチングでした。
相手打者が高めのボール球を振ってくれるので楽に投球できた部分は多少あったと思います。
フォークも最初からコースがボールの球を振ってくれたりしていました。
打者のレベルが上がった時に同じような投球ができれば本物です。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク8ボール8。
印象としては「風間投手と比べると良くない」です。
風間投手は高めのストレートでしっかり押し込めてファールや空振りが取れていました。
ただ、水口投手は9番打者に高めのストレートをセンター前に運ばれてしまいました。
4球連続で高めのストレートを投げ込んだので仕方ない部分があるにしても、球威の部分にまだまだ伸びしろを感じます。
高めのストレートでどんどん押していきたい投手だと思うので、もっとストレートの球威を磨いてほしいです。
藤原大翔
藤原大翔投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「低めの意識」です。
高めにストレートを投げ込んだのは最後三振を奪った球だけ。
全体的に低めに制球しようとする姿勢が見て取れました。
低めのストレートを意識させておいて、そこから落ちる魔球スライダー。
この配球が安定してできるようになれば、まずは二軍に定着できます。
彼には将来的に先発をやってもらいたいです。
野手
この試合のホークス選手の打撃成績がこちら。
この試合で一番目立ったのは桑原秀侍選手。
2打席目のホームランは確信歩きをしてしまうほど、打った瞬間の完璧な当たりでした。
桑原選手は5/29が誕生日ということで、自らを祝うバースデーアーチとなりました。
ホームランの次の打席でも強い当たりのレフト前ヒットを放つなど、常に良いスイングができています。
内外野のポジションを全て守り、パワフルな打撃ができる右打者。
今後の成長に期待です。
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