今回のテーマは「2024年度ホークス構想外候補10名【4月編】」。
最初に言っておきますが、気分を害される可能性のある方はご覧にならないでください。
NPB12球団は毎年支配下だけで少なくとも10名の戦力外選手が出ます。
もちろんホークスも例外ではありません。
ということで、4/23現在にアピールが足りないと個人的に思った支配下選手を10名挙げてみました。
まだまだシーズンは始まったばかりなのでここからの活躍で十分捲れます。
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笠谷俊介
高卒10年目で27歳の笠谷俊介投手。
彼は現時点で構想外の1番手です。
毎年貴重な左腕として期待されていたものの、近年のドラフトでは木村大成投手、大野稼頭央投手、前田悠伍投手という将来性の高い左腕を獲得。
そこまで貴重な存在ではなくなりました。
また、プロ10年で未だに課題の制球力を克服できていないという点も問題です。
同じく制球難で一軍定着が叶わなかった杉山一樹投手は今年遂に覚醒し、4/22時点で既にチーム4番目の7試合に一軍登板してます。
笠谷投手もきっかけを掴めば一気に花開く可能性もありますが、今年のキャンプから現在まであまり変化は見られません。
今後の変化に期待です。
野村大樹
高卒6年目で今年24歳を迎える野村大樹選手。
覚醒が待たれる右打ち内野手です。
昨年は1つ年上の増田珠選手が、二軍である程度の成績を残しているのにもかかわらず戦力外通告を受けました。
今年は野村選手の番です。
二軍である程度の成績を残しただけでは支配下で残れません。
しっかり一軍に定着する必要があります。
野村選手と同じ一三塁で右打ちの野手は、2020年度ドラフト1位の井上朋也選手がいますし、当然レギュラーを狙うなら山川穂高選手の存在も意識しなければなりません。
他にも廣瀨隆太選手、野村勇選手、リチャード選手、吉田賢吾選手とライバルは非常に多いです。
右打者のくくりで見ても正木智也選手がいます。
育成でも佐藤直樹選手と石塚綜一郎選手が強烈なアピールをしてます。
代走や守備固めのタイプではなく「打つ」ことを期待されている選手なので、これから一軍でどれだけ打てるかに注目です。
一軍でハマるとするなら勝負強さを活かした「右の代打」でしょうか。
まだその枠は空いてます。
木村光
大卒2年目で今年24歳を迎える木村光投手。
コントロールが武器で先発中継ぎ両方こなせる右腕です。
プロ1年目の昨季は二軍で猛アピールし支配下登録されたものの、今季はなかなか結果が残せていません。
結果が残っていない理由の一つはストレートでファールが取れていないことです。
より厳しいところに投げなければ抑えられないので四球が増え、失点の可能性が高まっています。
逆に言えばストレートの球威が上がってくれば、十分一軍で勝負できます。
怪我をする前の状態に戻せるかに注目です。
谷川原健太
高卒9年目で27歳の谷川原健太選手。
今年は代走・外野の守備固めという役割を返上し捕手一本での勝負。
第2捕手の座を海野隆司選手や渡邉陸選手等と争い、海野隆司選手に敗れました。
実は昨季の谷川原選手は海野選手との争いに勝利し、開幕一軍の座を勝ち取っていました。
ただ藤本政権では捕手としてなかなか出場機会を得られず、一軍定着とはなりませんでした。
もし昨季から小久保政権であれば、今頃谷川原選手の立場は180度変わっていたかもしれません。
そんなことを言っても過去は戻ってこないので、今は二軍でアピールを続けるだけです。
ホークスの捕手は若手の突き上げが激しいので、中堅からベテランに差し掛かる谷川原選手の立場は怪しいです。
そして何より4年もの複数年契約を結んで一軍の戦力になっていない嶺井博希選手に捕手の支配下枠を1つ使っていることも大きいです。
甲斐選手と海野選手が怪我をしない限り厳しいですが、今季中に一軍に定着する必要があります。
ウォーカー
今年33歳を迎えるウォーカー選手。
彼が構想外候補に選ばれている理由は打てていないからです。
守りの部分では全く戦力として見られていないので、とにかく打つこと。
非常にシンプルです。
川原田純平
高卒4年目で今年22歳を迎える川原田純平選手。
彼は内野守備固めから一軍定着を狙っている選手です。
ただ、守備固めとはいえ、最低限の打撃はできなければなりません。
現在、一軍の守備固めとして活躍している川瀬晃選手はプロ3年目に二軍でチーム最多打席を記録し、打率.294と打つ方でも結果を残していました。
川原田選手はプロ3年間で、まだ二軍で打率2割を超えたことがありません。
今年も打つ方で結果を残せないようだと、育成再契約の可能性が高まります。
また、2024年ドラフトには宗山塁選手という走攻守揃ったドラフトの目玉がいるので、彼をホークスが獲得出来たらさらに川原田選手の立場は怪しくなります。
牧原巧汰
高卒4年目で今年22歳を迎える牧原巧汰選手。
期待の若手捕手の1人なので、構想外候補に入れるかどうか迷いました。
ただ、牧原選手より1歳年上で、育成の石塚綜一郎選手の方が打撃面でアピールできているのは事実。
育成では盛島稜大選手も攻守両面でアピールできてます。
渡邉陸選手は怪我中ですが、トッププロスペクト選手。
吉田賢吾選手は現在3軍の韓国遠征中ですが、打撃は二軍で通用。
ホークスの若手捕手は誰が出てきてもおかしくありません。
牧原選手はプロ3年間で二軍に定着できず、今季も打率は2割ちょっと。
逆方向に伸びる打球は素晴らしいですが確実性に欠ける印象です。
これからのアピール次第で変わってくると思いますが、捕手層の厚いホークスでは構想外候補になってしまいます。
野村勇
社卒3年目で今年28歳を迎える野村勇選手。
もし彼が大卒3年目であれば構想外候補にはなりません。
栗原陵矢選手や周東佑京選手と一緒の世代。
野手で1つ上の世代は31歳の近藤健介選手。
こういった部分から、そろそろ一軍の主力になっていなければいけないということで、渋々構想外候補になりました。
走攻守揃って身体能力は非常に高いので、レギュラーを掴む可能性はあります。
現在、一軍でチャンスを貰えている状況なので今がチャンスです。
逆にここで結果を残せなければ、非常に危ないです。
内野手の中では今宮健太選手がもの凄い結果を残しているので、ショートは無理だとしてもセカンド&サードは十分狙えます。
走力は川瀬晃選手よりもあるので、代走&内野守備固めの枠も狙えます。
今シーズンが終わるころにどんな結果が待っているでしょうか。
リチャード
高卒7年目で今年25歳を迎えるリチャード選手。
ウエスタンリーグで4年連続本塁打王を記録した未来の長距離砲です。
あとは打率さえ上がってくればというところで、そこがなかなか上がりません。
今年こそ、今年こそ、そして今年こそ。
ホークス球団は何年もリチャード選手に懸けてきました。
さすがに今年が限界ではないでしょうか。
他球団に移籍したら一気に覚醒しそうな予感もしますが、今年中に覚醒できるかに注目です。
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最後の1名は1人に決めきれませんでした。
松本晴投手、田上奏大投手、風間球打投手の若手投手3名の中から1名誰かを選ぼうと思いましたが難しかったです。
3名共に課題はあります。
松本晴投手は球種が少なく、先発としては難しい所。
田上投手は決め球に困る場面が多い所。
風間投手は改善されたとはいえ制球面にまだ不安が残る所。
ただ、3投手共にそれを上回る若さがあり、課題を解決すれば一軍で活躍できます。
これから3名がどのような成長を遂げるかに注目です。
田上投手は、まず登板できるまで状態を上げていく必要があります。
コメント
武田投手がトミー・ジョン手術で来季の開幕アウトのはずですが、複数年中とはいえ育成再契約等あると思いますか?
同じ複数年中リハビリ選手への育成打診は巨人梶谷選手の例などがありますが、ホークスでは記憶にないので純粋に疑問です
貴重なご意見ありがとうございます。一言で答えられるような問題でもないので記事にしてみました。もしよろしければこちらをご確認ください。https://uediiiblog.online/2024/04/24/takeda/