2024/4/21、福岡ソフトバンクホークスvsオリックスバファローズの一軍公式戦が行われました。
結果は3-1でバファローズが勝利しました。
今回はこの試合の全体的な感想をホークス目線で振り返り、ホークス投手&野手を取り上げます。
ただの宮城投手デーです。
全体的な感想
前日の記事でも述べた通り、この試合のホークスの勝ち筋は宮城投手をホークス打線が打ち崩すしかないと思っていました。
そのような展開にならなかったので予想通りと言えば予想通りです。
ただ、思ったよりもホークスの投手陣が点を取られなかったということは言えます。
最後の最後まで楽しめる試合展開でした。
それも海野隆司選手のおかげではないでしょうか。
常に想定通りとはならない中で、冷静なリードで投手陣を引っ張り3失点に抑えることができた。
これだけで首脳陣に大きなアピールです。
結局、今回のオリックス3連戦は1勝1敗1分。
先発投手が1度も長い回を投げていない中で3連敗しなかったことをプラスに捉えるべきでしょう。
来週はロッテ3連戦からのスタート。
エース有原投手が良い流れを作ってもらいたいところです。
投手
スチュワート
スチュワート投手は5回2失点の投球でした。
全100球の内、ストライク57ボール43。
印象としては「スリリング」です。
金曜日に投げた東浜投手や土曜日に投げたモイネロ投手と比較すると、ボールは荒れていましたし甘い球も多かったです。
ただその2投手よりも多くイニングを消化したのがスチュワート投手でした。
なぜこうなったのかを考察すると、荒れすぎて打者が絞り辛かったのではないかと思います。
ボール球を連発する場面もあれば、たまにすごく良い所に決まったりする。
その塩梅が絶妙でオリックス打線の「迷い」を生みました。
4番セデーニョ選手がど真ん中のスプリットを中途半端なスイングで空振りした時がまさにそんな感じでした。
6番森友哉選手の調子の悪さに助けられた場面も数多くあり、様々な要因が絡みあっての5回2失点です。
手放しでナイスピッチングとは言えません。
ストレートの最速は157キロが出ていたので、球の強さは凄く感じました。
長谷川威展
長谷川威展投手は2回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク13ボール6。
印象としては「勝ちパターンでもいける」です。
外一辺にならず内も攻めていきながら打者に的を絞らせない投球が光りました。
2回で19球はかなり少ない球数です。
これまであまり登板が多くない長谷川投手ですが、今回の投球を機に接戦時の登板が増えそうな気がします。
最後西川選手に対して外のストレート3球で鋭い打球を許してしまい、野村勇選手のファインプレーに助けられたので、やはり全ての打者に対して怖がらず内を攻めていくべきということです。
次回登板も期待できます。
澤柳亮太郎
澤柳亮太郎投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク10ボール9。
印象としては「何とかゼロ」です。
二軍で投げていた時のような相手打者を見下ろす投球はできていませんでした。
本来はもっと厳しい所にストライク先行で投げれる投手です。
ただ、セデーニョ選手に対して最後は153キロの高めのストレートで空振り三振を取るなど、素晴らしい球もありました。
ボールボールとなってストライクを取りにいくよりも、どんどん強い球で押していく方が見ていて安心感があります。
勝ちパターンに入るためには、そんな首脳陣を安心させる投球ができるかが鍵になります。
加えて、調子の悪い森選手に死球で出塁を許した場面は非常にもったいなく感じました。
アウトを取れるところは確実に取っておきたいです。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回1失点の投球でした。
全17球の内、ストライク12ボール5。
印象としては「勝負球が甘く入った」です。
中継ぎ投手は常に1点もやれない厳しい環境での投球が続きます。
よって1球の失投が命取りです。
特に又吉投手は150キロ中盤のストレートでゴリゴリ押す投手ではないので、緻密な制球力が必要とされる投手です。
特に1球の重要度は高まります。
西川選手に打たれた球は誰がどう見ても激甘のストレート。
追い込んでから投げる球ではありません。
その後、走者を溜めた後の山足選手に対する初球のカットボールも激甘でした。
結果的に1失点で済みましたが、こういった失点の仕方をされると勝っている時では起用し辛くなります。
負けてる時の登板もしくは二軍調整の中で、何とか状態を上げてもらいたいです。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/21時点)
周東佑京選手が家庭の事情で試合に出場出来ず、野村勇選手に1番セカンドで初スタメンが巡ってきましたが、そのチャンスを活かすことができませんでした。
守備では良いプレーがあったので、これから川瀬晃選手と内野守備固め&代走の枠を競うことになるのでしょうか。
またいつかチャンスが訪れることを信じてアピールを続けるしかありません。
海野隆司選手と緒方理貢選手はそれぞれ1本ずつヒットを放ちアピールしました。
特に海野選手は制球がいつも通り乱れているスチュワート投手や、勝ちパターン以外の投手をインコースをうまく使いながら3失点に抑えることができたので、攻守両面で評価が高まりました。
クイックの遅いスチュワート投手が走られるのは分かっている中で、盗塁を阻止できたのも素晴らしかったです。
打席に立った時の「打ちそうな雰囲気」は甲斐選手よりもあるので、もしかすると今シーズン中に正捕手が交代するかもしれません。
まだ始まったばかりですが、シーズンが終わる頃にどうなっているのか非常に楽しみです。
コメント