2024/4/13、福岡ソフトバンクホークスvs埼玉西武ライオンズの一軍公式戦が行われました。
結果は11-2でホークスが勝ちました。
今回はこの試合の全体的な感想と、ホークス投手&野手を取り上げます。
ホークスにとってはこれ以上ない最高の勝ち方でした。
全体的な感想
松本裕樹投手とオスナ投手が2連投中で3連投はできない。
4/14の西武先発はエース高橋光成投手。
ホークスはカード勝ち越しの為に、この試合で何としても勝たなければなりませんでした。
勝ち方も限定されており、「モイネロ投手完投」か「打線大爆発」のどちらかが求められていました。
そういった中での打線大爆発。
モイネロ投手も完投ペース。
まさに思い描いた通りの試合運びとなりました。
さらに仲田慶介選手がプロ初打席で冷静に四球を選ぶ。
言うことなしの最高の試合です。
4/14の試合は大津投手次第で同一カード3連勝も狙えます。
松本裕樹投手とオスナ投手をフル活用できるので。
大津投手はプロ初先発の試合で6回1失点の投球を見せてくれましたが、正直こんなものじゃないと思ってます。
勝つにしても負けるにしても、8回ぐらいまで投げて豪華な中継ぎ陣を起用させない投球を期待してます。
投手
モイネロ
モイネロ投手は8回無失点の投球でした。
全99球の内、ストライク70ボール29。
印象としては「いつも通り最高」です。
この試合最大のピンチは初回に外崎選手に二塁打を打たれた場面。
そこを無失点で切り抜けると、あとはモイネロ投手のペースでテンポ良くアウトを積み重ねました。
モイネロ投手は質の良い変化球と素晴らしいストレートを投げるだけでなく、それをコースにしっかり決めてきます。
だから打たれません。
この試合で真ん中にいってしまった球を数えてみました。
()内がその結果です。
- 2回 栗山選手への初球のストレート(ライト前ヒット)
- 2回 佐藤選手への2球目のストレート(見逃し)
- 4回 源田選手への5球目のストレート(レフトフライ)
- 4回 外崎選手への2球目のストレート(ファール)
- 5回 岸選手への初球のストレート(センターフライ)
- 7回 アギラー選手への2球目のスライダー(見逃し)
99球投げて失投がたったの6球なのは本当に素晴らしいです。
しかも仮に甘く入ってしまっても、捉えられたのは栗山選手だけ。
これが超一流投手です。
今年のモイネロ投手は果たして先発として何勝するでしょうか。
楽しみは膨らむばかりです。
村田賢一
村田賢一投手は1回2失点の投球でした。
全18球の内、ストライク8ボール10。
印象としては「良い球は投げていた」です。
村田投手の持ち味はコントロール。
その持ち味を活かすべく、プロ初登板となった今回は低めの厳しいコースに何球も投げ込みました。
ただ、良い所に投げていてもストライクを取ってもらえず、カウントを悪くしてストライクを取りにいった球を打たれてしまいました。
源田選手のヒットはストライクを取りにいった球、アギラー選手の本塁打は完全に失投です。
間違いなく緊張はあったはずで、その分微妙にコントロールがずれていたと思うので、次に一軍で登板する機会を与えられたらやり返してほしいです。
野手
ホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/4/13時点)
周東佑京選手の5打数5安打1四球2盗塁。
山川穂高選手の5打数2安打2本塁打8打点。
これらはめったに見られない打撃成績です。
目に焼き付けておきましょう。
周東選手の今シーズンの安打は20本中19本が単打、1本が二塁打。(2024/4/13時点)
こんなにも分かりやすいモデルチェンジがあるでしょうか。
確かにホークスファンが周東選手に思い描いていたことはそれです。
「一塁でも得点圏」という最高の脚力を持っているのに、わざわざ長打を狙って大振りする必要は全くありません。
今はそんな理想を叶えてしまっている状態です。
このスタイルをぶらさず、1年間続けることが出来たら優勝に大きく近づきます。
山川選手はこの試合の2本で完全に目覚めました。
上位3名の出塁率が4割を超えてて、後ろにNPB最強打者の近藤選手がいる状況。
相手投手は絶対嫌でしょうね。
4/14の西武戦が終了したら、ひとまずパリーグ5球団と最初のカードを戦い終えたことになります。
その後は、下位打線の整備を始めとする一二軍の入れ替えが待ってます。
柳町達選手、野村勇選手を始め、錚々たるメンバーが空いてる枠を掴みにいくサバイバルが幕を開けます。
その入れ替えが上手くハマれば、一気にパリーグの中で抜け出せるかもしれません。
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