2024/3/22、福岡ソフトバンクホークスvs広島東洋カープのオープン戦が行われました。
結果は2-2の引き分けでした。
今回もホークス投手1人1人に注目していきます。
野手については、3月の一軍打撃成績を16試合分まとめて記録しています。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
投手
有原航平
有原航平投手は5回無失点の投球でした。
全59球の内、ストライク44ボール15。
印象としては「最高の投球」です。
全ての球種を投げたい所に投げ込んでいました。
ファールが増えて球数が増えそうになったら、あえて甘めのコースで前に飛ばさせました。
それでこの少ない球数を実現してます。
有原投手が失点以上に「投球回数」に拘る部分が垣間見える場面です。
最高の状態で開幕を迎えることができます。
又吉克樹
又吉克樹投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク9ボール5。
印象としては「状態はイマイチ」です。
球数も少なく三者凡退に抑えたものの、又吉投手らしいコントロール抜群の投球とはいきませんでした。
ボール先行となってストライクを取りにいった球をカープの打者陣が打ち損じました。
ただ、甘めでも勝負できる球の力があったとプラスに捉えることもできます。
松本裕樹
松本裕樹投手は1回無失点の投球でした。
全16球の内、ストライク11ボール5。
印象としては「仕上がり最高」です。
これまでの実戦登板では、出力の部分で不安な点がありましたが、今回は最速153キロをコースに決めることができていました。
またストレートだけでなく、全ての球種で失投がありませんでした。
これまでの実戦登板では甘めに投げて走者を出す場面がありましたが、それは本気になればこれだけの投球ができるからだと仮定すれば納得です。
「7回の男」もしくは「8回の男」に相応しい投球です。
藤井皓哉
藤井皓哉投手は1回無失点の投球でした。
全14球の内、ストライク7ボール7。
印象としては「悔しい本塁打」です。
これまでのオープン戦登板では、甘く入ったとしてもファールや空振りが取れていました。
ただ今回の登板では、先頭打者の堂林選手に初球の真ん中ストレートを完璧に捉えられレフトへの本塁打。
失投を1球で仕留められました。
これは打った堂林選手を褒めるしかありませんが、藤井投手としては納得はしていないでしょう。
その後はしっかり修正して、甘い所へ1球も投げませんでした。
松本投手と藤井投手。
どちらが7回、8回の男になっても問題ありません。
杉山一樹
杉山一樹投手は1回無失点の投球でした。
全15球の内、ストライク9ボール6。
印象としては「打たれた次が素晴らしい」です。
先頭の久保修選手に外寄りのストレートをレフトスタンドまで運ばれる。
そして次の坂倉選手に対してはいきなりボール3つ。
昨年までの杉山投手であればここから崩れていました。
ただ今年の杉山投手は違います。
3ボール0ストライクから投じたのは真ん中のストレート。
3ボール1ストライクから投じたのも真ん中のストレートです。
結局、坂倉選手がそのストレートを打ち損じ、セカンドフライに打ち取ります。
そのアウトで立ち直り、変化球もうまく制球できるようになりました。
やはり自信を持って投げることは、シンプルながら一番投手に求められる能力なんだと再認識しました。
野手
3月のホークス選手の一軍打撃成績がこちら。(2024/3/22時点)
栗原選手とウォーカー選手が2者連続本塁打を放ちました。
今年はチーム全体で何本の本塁打が生まれるでしょうか。
2月に行われた対外試合の一軍打撃成績まとめがご覧になりたい方はこちらをご確認ください。
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